長い子育て。本当にこれで良いのかな?と自分の子育てに疑問を感じたり、行き詰ったと感じることも幾度となくあると思います。どんどん自分を追い込んで苦しくなっていませんか?そこで今回は、子育てに行き詰ってしまったときに気持ちを軽くする考え方や方法について、ご紹介したいと思います。
子育てに行き詰まった状態とは?
よく「子育てに行き詰る」という言い方をしますが、具体的にはどのような状態をいうのでしょうか。
赤ちゃんを授かったときは、誰しも優しい理想のお母さん像を思い浮かべると思います。
でも実際育児を始めてみると、何一つ思い通りにいかず、イライラしてしまいストレスを感じてしまいます。
赤ちゃんや小さな子供が大人の思い通りになるわけないと頭ではわかっていても、なかなか心では割り切れるものではありません。
また子育てというのは、まっさらな人間を一人前の人間に育て上げるということですから、責任はとても重大です。
こう育てたいという理想があまりに高いと、大きなプレッシャーにつぶされそうになります。
子育ては自分の心との闘いだけではなく、周囲の声とも闘わなければなりません。
子育ての大変さを理解してくれない言葉を投げかけられたり、自分の子育てを否定されたり、家族からの理解すら難しいこともあります。
「イクメン」という言葉がメディアでは広まっているようですが、実際にイクメンが自分のパートナーという方は少ないですね。
現代でも子育てのメインは母親という家庭が多いので、母親としては自分ひとりで頑張らないといけない状況です。
やらなければいけない子育て、思うように行かない、自分と家族、周りからのプレッシャーにがんじがらめになっている状態を子育てに行き詰った状態というのです。
子育てに行き詰まる原因
子育てに行き詰る原因はいくつか考えられます。
完璧主義
子育てに関して理想が高く、「きちんと育てなければならない」という思いが強くなると、その理想と現実とのギャップによって子育てに行き詰る原因になることがあります。
子育てをしていると子供に手がかかってしまい家事が思うように進まなかったり、家の中が片付かなかったり、同じ年頃の子供と比較して成長がゆっくりだったりと、理想から外れ、ストレスを感じてしまいます。
几帳面
完璧主義の人と似ていますが、几帳面でざっくりとしたことが認められない人は、こと子育てにおいても細かいことを気にしすぎることが多くなります。
子育てはイレギュラーなことが多いので、几帳面すぎる性格では対処できなくなり、ストレスを抱えることになります。
責任感
自分一人で子育てをしなければならないという責任感を感じ、あえて苦労を一人でしょい込んでしまうのが、責任感の強いタイプの人です。
一人で頑張って子育てをしようとした結果、心身ともに疲れてしまい、子育てに行き詰る原因になります。
パートナーの協力がない
パートナーが仕事で忙しいなどで子育てに積極的でなかったり、話を聞いてくれない、子育ての大変さを理解してくれないなど協力を得られない場合は、子育ての不安を一人で抱えてしまうので、どうしても行き詰りやすくなります。
気持ちを軽くする考え方や方法は?
本来子育てとは楽しいものです。
ですが、毎日子育てに奮闘していると、イライラすることばかりでその楽しさを忘れてしまいます。
子育てはイレギュラーなことばかりで、思い通りにいかないものだと考えておきましょう。
小さな子供のいる家は、散らかっていて当たり前、子供の成長は個人差が大きく人と比較する意味がないと理解しておきましょう。
そして子育てできる時間は限られています。
今は「ママ、ママ」と甘えてきたりわがままをいったりと大変ですが、いずれは親離れしていきます。
子供と過ごせる時間には限りがあるのです。
そう思えば、気持ちも軽くなると思います。
自分の時間を持つ
どんな仕事にもお休みはあります。
でも子育ては24時間365日お休みがありません。
楽しい子育ても自分の時間を持てないと息が詰まって楽しむことができません。
30分でも1時間でも良いので、子供をパートナーなどに預けて自分一人の時間を持ちましょう。
お買い物やカフェに出かけるも良し、パートナーと子供に外に遊びに出てもらって、家でゆっくりドラマやDVDを見るのも良しです。
一人の時間を持つことで気持ちもリフレッシュされると、子供への愛おしさも再確認でき、楽しく子育てができます。
手抜きをする
子育ても家事も完璧にこなそうという気持ちはとても素敵です。
でも子育ては長期間続くものなので、たくさんやることがあるうちのいずれかは手を抜くことも大切です。
例えば、おかずの一品をお惣菜にする、掃除機をさぼるなどほんの少し手抜きをすると、時間に余裕ができます。
時間に余裕ができると心にも余裕が出ます。
一人で抱え込まない
子育てとは本来一人でやるものではなく、周りの協力を得て行うものです。
パートナーの仕事が忙しく協力が得られないのであれば、両親や義両親、子育て支援、ベビーシッターサービスなどを時には利用してみましょう。
特に地域の子育て支援は、お母さんの心のケアにも重点を置いているので、子育ての悩みを気軽に相談できます。
限りある子育てを楽しみましょう。
お母さんの幸せが子供の幸せ
自分の幸せよりも子供の幸せを考えるのは、お母さんとして当たり前の感情です。
でも、子供の幸せの前に、お母さんが幸せでないと子供は幸せにはなりません。
お母さんが子育てに行き詰って、苦しんでいては子供も辛くなってしまいます。
ご紹介した方法を実践して、気持ちをリフレッシュし、楽しく子育てできるように工夫しましょう。