歯磨き粉はいつから子供に使わせる?選び方のポイント4つ

子供の歯磨きは、小さな歯が顔を出した時から習慣をつけているご家庭が多いはずです。赤ちゃんの頃は拭き取りタイプの物を使って、汚れを落としますが、成長と共に乳歯の本数も増え、歯磨き粉を使っての歯磨きのスタート時期に悩まれるのではないでしょうか。

子供用の歯磨き粉は、いつから子供に使わせるのか、歯磨き粉の種類なども併せてご紹介いたします。また、歯磨き粉選びのポイントなども紹介いたします。お子様の歯を守れるのはママやパパです。今後の参考になさってください。

広告

歯磨き粉はいつから子供に使わせるの?

歯磨き粉を使い始める時期は、かなり悩まれるママが多いようです。乳歯の本数が増えてくると、ブラッシングで歯ブラシを口に入れる慣らしから始めます。ここまでは、子供の機嫌をとりながらスムーズに進められます。

ですが、歯磨き粉の使用となると、「飲みこんだらどうしよう」「はきだせないから無理」そういう声が非常に多く、スタートする時期を決められずにいるママがいます。

基本的に、歯磨き粉を使い始める時期というのは、成長の個人差がありますが、1歳半頃から2歳頃を目安にします。この頃になると、大人の真似も上手にできるようになってくる頃です。

まずは、うがいの真似っこから始めます。口にお水を入れて、吐き出すという練習をしてください。歯ブラシでブラッシングをして、うがいをする。この流れができるようになったら、歯磨き粉を使っての歯磨きをスタートさせてあげて下さい。

どうしても個人差がありますので、なかなかうがいが上手にできないお子様もいらっしゃいます。あせらず、まずは真似っこの練習をじっくりとしてあげるようにしましょう。

歯磨き粉はいつから子供に使わせる?選び方のポイント4つ

子供用歯磨き粉の種類

子供用の歯磨き粉には、2つの種類があります。

まず一つ目は、ジェル状の歯磨き粉です。これは、乳幼児で歯ブラシが慣れた頃から使う、うがいのいらないタイプの物です。研磨剤も入っておらず、フッ素配合の物もたくさん市販されています。このジェル状の歯磨き粉は、有効成分を歯に浸透させやすいのですが、汚れを落とす力は劣ります

そして二つ目がペースト状の歯磨き粉です。パパやママも使っているような物の子供版と思ってください。当然、研磨剤や発泡剤も入っているので、歯の汚れをしっかりと落として、虫歯菌も落とすことができます。

乳幼児期にジェル状のうがい要らずの歯磨き粉でケアをして、うがいができるようになったら、ペースト状の歯磨き粉へと移行するのがいいでしょう。虫歯予防などの効果をアップさせるなら、ペースト状の物で歯磨きをした後に、仕上げでジェル状の物を使うというのがおすすめになります。

広告

歯磨き粉の選び方のポイント

子供用の歯磨き粉は、ドラッグストアや薬局などで、たくさん市販されています。安全で安心、効果もある本当に良い歯磨き粉を選ぶには、いくつかポイントがあるので、ご紹介いたします。

研磨剤・発泡剤不使用

歯磨き粉には当然のように含まれている「研磨剤」「発泡剤」。研磨剤は、子供の弱い歯を傷つけてしまう可能性があります。また発泡剤も、歯磨きをしている時に、口の中が泡だらけになってしまう事があります。

できるだけ、不使用の物がいいのですが、入っていたとしても、その量が少ない物を選ぶようにしてあげて下さい。

フッ素配合

最近の市販の子供用歯磨き粉には、フッ素配合の物がほとんどなのではないでしょうか。フッ素は、虫歯を予防するだけでなく、軽い極初期の虫歯なら改善する効果も期待できます。また、子供の歯を強くしてくれる働きもありますので、是非、歯磨き粉を選ぶ際には、フッ素配合の物を選んであげて下さい。

キシリトール入り

キシリトールは、ガムにも入っている成分として知られています。キシリトール入りのガムを噛んでいるだけでも、虫歯予防に高い効果があります。

子供用の歯磨き粉にも、キシリトール入りのものが有ります。甘い味でお子様には人気ですが、ママからすると、甘い=虫歯というイメージがあるので不安になってしまうのではないでしょうか。

でも、安心してください。キシリトールの虫歯への効果は高く、虫歯になりかけの歯を健康な歯にもどしてくれる働きがあります。お口の中の虫歯菌を減らしてくれるので、おすすめです。

必ず子供用を使う

これは当たり前ですが、子供には子供用の歯磨き粉を使ってあげて下さい。子供用歯磨き粉は、万が一お子様が飲みこんでしまっても害のないような成分で作られています。

大人用の歯磨き粉は、子供にとっては、研磨剤や発泡剤の配合量も多く、刺激が強くなってしまいます。子供には子供用の歯磨き粉。これは基本です。

歯磨き粉はいつから子供に使わせる?選び方のポイント4つ

歯磨き粉のスタートはあせらずに

子供用の歯磨き粉のスタートは、うがいができるようになってからがおすすめです。ですが、うがいができなくても、うがい要らずのジェル状の物もあります。汚れを落とす力は弱いかもしれませんが、まずは、子供に歯磨きの習慣をつけてあげることが大切です。

歯ブラシという異物を口に入れることに慣れさせ、その次は、食べ物ではない歯磨き粉というのを口の中に入れることにも慣れさせてあげなくてはいけません。ママの焦る気持ちもわかりますが、お子様のペースで進めてあげて下さい。

子供用の歯磨き粉には、いくつか味もあります。いろいろ試してみて、お子様の好きな味を見つけてあげて下さいね。