すっきりさせたい!赤ちゃんの便秘の原因と解消法

 

すくすくと赤ちゃんが育ってくれれば
ママもそれだけで元気でいられますね。

でも赤ちゃんはやっぱり様々な不調を見せるもの。

便秘は赤ちゃんにもツライものです。

時には成長の妨げになる便秘、
原因とその解決法を見ていきましょう。

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赤ちゃんの便秘の症状

赤ちゃんにどんな症状があれば便秘が疑われるのでしょうか?

1.機嫌が悪い

大人でも、便秘だとブルーになります。
出したいモノが出ない……
この不調が、機嫌を損ねます。

2.食欲がない

お腹に貯まったうんちがジャマで、食欲がわきません。

3.体重が増えない

発育曲線のような、望ましい体重増加が見られない場合も
便秘が疑われます。

4.お腹が張っている

ミルクをあまり飲まないのに、
ぽんぽんにお腹ばかり張ってる場合も、
やはり便秘の可能性があります。

5.肛門に異常がある

赤くなっている、腫れている、切れているなど。

うんちを出そうとすると肛門周辺に痛みなどを感じ、
赤ちゃんがうんちをしたくない。

そんなケースもあります。

これらが複数あてはまれば、便秘を疑いましょう。

すっきりさせたい!赤ちゃんの便秘の原因と解消法

 

便秘ってなに?

最初に、便秘について理解しておきましょう。

便秘は、便が体内で長時間停滞してしまう症状を言います。

胃で食べ物を消化した後、消化されずにのこった「カス」は
腸に運ばれ「うんち」になります。

このうんち、水分が少なかったり、
繊維質が不足したり、腸の運動機能が低下していると、
スムーズに肛門付近に降りてきません。

腸内で吸収される水分より摂取する水分が少ないと、
うんちは固くなってしまいます。

繊維質は、うんちをある程度の固まりにする役割をします。

腸の運動(ぜん動運動)は、成人で1.5メートルある腸を
一定の方向に動かす働きです。

水分と繊維質の不足、ぜん動運動が低下すると、
排便できなくなります。

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赤ちゃんが便秘になる原因

赤ちゃんの便秘は、月齢によっても原因が異なります。

1.新生児期・乳児期

腸の発達、授乳回数の変化により、
排便のペースも変化する頃。

水分量によって排便も変化します。

この時期の便秘の原因は、水分の不足です。

母乳であれば、ちゃんと量が足りているのか、
赤ちゃんが満足する量を飲んでいるか、
チェックしてみてください。

ミルクよりも量が分かりずらいので、
赤ちゃんの喉の動きなどを見て、時間を計ります。

満足に飲んでいるかどうか、
食後の状態もよく観察しましょう。

ミルクであれば、消化に時間がかかっている可能性も。

また、温度がちょうど良いかなど、
赤ちゃんに飲みやすいかどうかも、よく観察してみてください。

思い切って違うミルクに替えるなど、工夫してみましょう。

2.離乳食初期

五カ月から八カ月の頃までは、
やはり「水分不足」が関係しています。

離乳食が始まりだす頃なので腸内細菌も活発に働きだします。

この時期は、水分量と同時に、離乳食の内容にも注意します。

乳児期よりも、排便のペースが減るのが普通です。

3~4日に一度のペースでうんちが出ていれば安心です。

水分が足りない場合は、離乳食にプラスしてミルクを与える、
ヨーグルトを与えるなど、工夫をしてみてください。

腸内細菌がよく働きだすので、
赤ちゃんの体調も変化しだす頃です。

離乳食のバランスにも気をかけるようにしましょう。

3.離乳食後期

一歳前後になってくると、便秘が起こりやすくなります。

原因は、大人の便秘と共通します。

水分不足、繊維不足、そしてぜん動運動の不足です。

飲みやすい水分と一緒に、野菜を摂る習慣も始めてください。

果物にも排便を助ける効果があります。
バランスのいい食事にしてあげます。

よく体を動かしてあげて、
腸がよく働くように気を付けましょう。

すっきりさせたい!赤ちゃんの便秘の原因と解消法

 

赤ちゃんの便秘解消方法

どうも便秘気味かな?と思ったら、便秘の解消は重要です。

1.綿棒刺激

うんちが肛門周辺にあるなら、綿棒で刺激する方法があります。

ベビーオイルで濡らした綿棒を
肛門に1センチほど入れて、くるくる円をかくようにします。

強くやらずに、分からないくらい優しくやってあげてください。

刺激によって、うんちが飛び出すこともあります。

事前に備えてから行いましょう。

2.マッサージ

最初にママの手を温めましょう。

赤ちゃんのおヘソを中心にして、「の」の字にマッサージします。
腸の運動を助けてあげます。

ゆっくり時間をかけてやりましょう。

赤ちゃんを寝かせて両足をもち、前後に動かしてあげます。

筋肉を刺激することで、腸の働きが活発になります。

体全体に動きがつくように、ゆっくり行ってください。

3.食事と生活のリズム

食事の内容に繊維が足りているか、乳酸菌は足りているか、
今一度のチェックをしましょう。

朝はちゃんと起こしてあげて、夜は明かりを落として、
生活のリズムを守りましょう。

すっきりさせたい!赤ちゃんの便秘の原因と解消法

 

便秘によい食材

赤ちゃんの便秘解消に役立つ食材を紹介します。

1.オレンジ、みかん

水分が多く、色もカラフルなので、赤ちゃんも食べやすい食材です。

一口食べてみて味をみてください。

酸味の少ない甘いものを選びましょう。

2.リンゴ

整腸作用があります。

ビタミンCやカルシウムも豊富で、抵抗力が高まります。

3.キャベツ

スープ状にするなどして食べやすくします。

アミノ酸やリジンが、食欲を刺激します。

繊維も豊富です。

4.じゃがいも

でんぷん質に含まれるペクチンが、
水分を吸収して腸で膨らみます。

腸の働きを助け、便通を助けてくれます。

5.もやし

繊維質が豊富です。

腸内の老廃物を取り除く働きがあります。

さまざまな工夫を凝らして、
赤ちゃんの便秘を解消してあげましょう。