げげっ!赤ちゃんが発熱した時はこうやって対処しよう

 

体温の変化が激しい赤ちゃん。

分かっていてもママには心配です。

発熱時の対処方法を覚えておき、いざという時に備えましょう。

また急を要するケースもあります。

どのような状態なら病院へ急ぐべきかも、知っておくようにしましょう。

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赤ちゃんの発熱時、まずする事

発熱に気づいたら、まず以下のように赤ちゃんをケアします。

1.安静にする

当たり前のことのようですが、まず休ませます。

暖かい布団や、静かな部屋の環境、
汗をかいていたら着替えさせるなど、
赤ちゃんを落ち着かます。

部屋の温度は20度前後、できれば湿度を60%を目安にすると、
赤ちゃんに快適になります。

2.水分補給はこまめに

水分は一度に大量にとらせず、少量をこまめにあげてください。

よく絞った濡れタオルで、ワキの下などの熱をとってあげます。

3.着替えの管理

濡れた服では、安静にできません。

汗をかいたらこまめに着替えさせ、タオルなども交換しましょう。

着替えの際には、体をよくチェックしましょう。

発疹などができていないかどうか、まめな確認と看病をしてあげます。

げげっ!赤ちゃんが発熱した時はこうやって対処しよう

 

月齢ごとの発熱時に気をつける事

赤ちゃんの成長は急激です。

月齢でも対処法が異なります。

1.新生児から生後2カ月

少しずつ体の機能が整いはじめ、病気への抗体も備わります。

それでも、二か月未満の発熱は危険です。

抵抗力がまだ弱いため、ちょっとしたことで
あっという間に悪化する場合も。

38度以上になると、急速に体力を消耗します。

二か月未満の月齢の時には、病院での診察をお勧めします。

2.生後3ヶ月から5カ月

抵抗力がつき始めます。

体の機能もよく発達する頃です。

とくにぐったりしていない、おかしな発疹がない、
目が充血していない、呼吸がいつもと変わらないなら、
一日ほどなら、様子を見ます。

汗で産着が濡れたから替え、赤ちゃんの様子を観察します。

水分が不足しないよう、水分補給には十分気をつけます。

3.六か月以降

すっかり体力がつきます。

体の機能も十分に整います。

発熱があっても食欲があり、機嫌もよく、十分に眠っていたり、
呼びかけた時の反応もいつも通りなら、
病気の心配はありません。

二日ほどは様子を見て、こまめに水分を補給します。

逆に、けいれんが見られる、嘔吐と下痢がある、
手足は冷たいなどの症状なら、
すぐに病院に行きましょう。

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平熱を計りましょう

いざという時のために、赤ちゃんの平熱を計っておきます。

1.一日四回測る

時間帯によっても、赤ちゃんの体温は変化します。

朝起きたとき、
お昼ご飯の前、
夕食の前、
就寝の前、
このタイミングで体温を測り、記録を取っておいてください。

病院でもこのような記録は、先生の診断の助けになります。

2.体温の測り方

「電子体温計」を使い、赤ちゃんのワキの下に挟みます。

赤ちゃんはよく動くので、寝かした姿勢のまま、
顔を見つめ合いながら安心させます。

1分ほどで終了の音がでます。

その音を赤ちゃんがイヤがるなら、
音のないタイプを選んでください。

より正確な体温を測れるのは、「水銀式」の体温計です。

測るのに5分ほど必要です。

ワキの下にいれて測ります。

体温計は最初は冷たいので、ママの手などで少し温めてから
使ってあげてください。

耳で測る「耳温式」なら、時間は1秒ほどと短時間です。

始めはちょっと操作しずらいですが、手早く終わる利点があります。

耳温式は温度誤差がでやすいので、およその値を知ることになります。

忙しい日々のなかで、習慣にするのは大変かもしれません。

それでも赤ちゃんの平熱を知り、記録を長いスパンで確認できるよう、
早めに習慣づけしておきましょう。

げげっ!赤ちゃんが発熱した時はこうやって対処しよう

 

緊急に処置が必要な症状

発熱時に、緊急性があるかどうか、以下のポイントを見てください。

1.新生児

耳を触ると嫌がって激しく泣いたり、頭をよく振るようなら、
中耳炎の可能性があります。

耳の奥が炎症を起こしているため、高熱となります。

頭を振る、耳を気にする、痛がる、
これらの症状なら、すぐに病院へ行きましょう。

2.六か月頃

発熱と一緒に、顔やお腹、手足に発疹がある場合があります。

風疹が疑われます。

ノドが赤く炎症を起こしていたら、
喉頭炎や扁桃炎、またはインフルエンザの場合も。

体の状態をよく確認して、
水分を補給してあげるのを忘れず、病院で受診してください。

3.一歳前後

風邪のような症状に伴い、口の中に白い斑点がでたり、
全身に発疹が出ている場合は、
麻疹(はしか)の可能性があります。

ウイルスによる感染症です。

ときには死亡することもあるので、十分に注意します。

熱で体力を奪われているので、ワキの下を冷やしてあげて、
水分の補給もしてあげます。

すぐに病院に連れていってください。

4.救急病院を調べておく

月齢に関係なく、以下の状態なら大至急、病院へ行きます。

*呼びかけても意識がない
*呼吸が苦しそうで、顔色が青い
*熱性けいれんが5分以上続く
*41度以上の高熱の場合

このような緊急は、いつ起こるか分かりません。

自治体の情報をあらかじめ調べておき、
夜間対応の病院や、救急病院の連絡先を控えましょう。

判断に迷ったら、相談窓口や病院に電話で伝えます。

早急な対応が必要な場合もあります。

事前の情報収集も大切です。