赤ちゃんの夜泣きがひどい時はこうやって対処しよう

 

赤ちゃんの夜泣き、これに悩まないママはいません。

昼間も疲れたママにとって
時間かまわず泣く赤ちゃんをあやす、ほんとうに大変な苦労です。

他のママが実践している夜泣きの対処も、気になります。

自分の赤ちゃんにも効果があるかもしれません。

夜泣きの原因が分かれば、対処方法もまた変わりますね。

夜泣きの対処法を紹介します。

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なぜ赤ちゃんは夜泣きをするのか

夜泣きの原因として挙げられているいくつかの例を紹介します。

1.空腹

赤ちゃんは、お腹がすくとまず泣きます。
ミルクや母乳でお腹がいっぱいになると、泣きやみます。

これは「夜泣き」とは言われませんが、
真夜中でも腹ぺこだと泣き出すので、
空腹のチェックは真っ先にしましょう。

赤ちゃんのお腹の具合について最初にチェックしてみてください。

2.おむつ、温度、着替え

赤ちゃんの着ているもの、部屋の温度といった環境を観察します。

おむつが濡れていないか、部屋が暑いか、寒いか、
汗をかいて産着が濡れていないか。

このような外的な要因ではないか、総合的に確認しましょう。

3.夢をみてる?

夢をみて泣くとも考えられています。

日中、とくに刺激の強いことがあると
その夢をみて興奮するケースです。

夢の意味がまだ分からないので、突然、夜泣きが始まることも。

日中の刺激は、徐々に慣らしていきましょう。

4.病気の場合も

いつもと違う夜泣きだったり、とくにひどく泣き止まなかったり。

そんな時には病気も考えられます。

10カ月くらいの赤ちゃんに多い
「腸重積(ちょうじゅうせき)」などが
疑われるケースもあります。

突発的に泣いて、すこし泣き止んで、また突発的に泣く。

このような場合には、診療も検討しましょう。

赤ちゃんの夜泣きがひどい時はこうやって対処しよう

 

夜泣きの期間はどれくらいなのか

夜泣きは、いつくらいから始まり、
いつくらいには終わるのでしょうか?

1.新生児

生後一カ月の新生児の睡眠時間は約18時間ほどです。

昼夜の区別がついていないので、
だいたいはお腹のすき具合で起きたり寝たりを繰り返します。

泣き出すのは、お腹がすくためです。

2.生後三か月

睡眠時間は約17時間。

少しずつ、昼夜の区別がつき始めます。

朝は起きるようになり、夜は眠れるというパターンが始まります。

そして夜泣きは、早い赤ちゃんではこの頃から始まります。

3.生後六か月

睡眠時間も少し短くなり、15時間です。

この頃になると、まとめて夜間に眠れるようになります。

多くの赤ちゃんに、夜泣きが見られるようになります。

お腹がすいているなどの理由ではなく、
どうして泣くのか分からない、いわゆる「夜泣き」のピークです。

4.一歳になると

13時間の睡眠時間になります。

一日の半分は起きているようになります。

睡眠のリズムが出来上がっている頃です。

夜泣きが収まるのは、早ければこの時期。

大半は一歳半くらいに終わります。

遅い赤ちゃんなら、2歳まで引きずります。

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夜泣き対処方法

対処法は、大人と同じです。

ポイントは「生活のリズム」です。

1.決まった時間に起こす

眠っている赤ちゃんを起こすのは、ちょっと勇気が必要です。

「夜泣き対策」と割り切り、すやすや寝ている赤ちゃんを、
思い切って同じ時間に起こしてあげます。

このリズムを徐々に整えていきましょう。

朝は7時くらいを目途に、一度起こして朝日を浴びさせます。

お昼寝の時間も、できるだけ決まった時間のなかで
調整しましょう。

入浴など大きな刺激も決まった時間帯を選びます。

一定のリズムがあることを赤ちゃんにも覚えていってもらいます。

2.散歩に連れていきます

お天気のよい日は、太陽の光を浴びせてあげます。

昼間の感覚を覚えさせて、夜との違いを体感させましょう。

寝かしつける時間になったら、部屋の明かりは落とします。

光の調整は、大人の安眠にも必要です。

3.暖かくする

寒いと、大人も眠れません。

それは赤ちゃんも一緒です。

夏場は冷房の温度に気をつけます。

ママが肌寒く感じたら、赤ちゃんはもっと寒く感じています。

秋口、冬、春の早い頃からズボンは長めものを選び、
足が冷えないよう工夫しましょう。

水分は常温で飲ませてあげます。

お腹が冷えないよう、季節に関係なく気を配ります。

赤ちゃんの夜泣きがひどい時はこうやって対処しよう

 

ひと工夫する

夜泣きをとめる工夫を、試行錯誤してみてください。

1.一度完全に起こす

どうしても泣き止まないなら一度は完全に起こす
これも効果があります。

大人も同じで、眠れない時は、
一度はしっかり起きた方があとでちゃんと眠れるようになります。

部屋の電気をつけて、すこし音楽を聞かせるなどして
気分を変えてみます。

2.ぐるぐる巻きにする

赤ちゃんを抱きあげて、産着のうえから大きめのタオルなどで、
ぐるぐると優しく巻きます。

手足が動かないくらいの強さで、窮屈ではないぐらいが目安です。

手足が固定されると、安心感を得られる場合があります。

包まれている感じがポイントです。

胸のまえに抱いて、あやしてあげます。

3.心臓の音を聞かせる

ママの心臓の音を聞かせてみます。

お腹の中にいたころを思い出して、
安心感を得るケースもあります。

ママの胸に赤ちゃんの耳をあてて、
鼓動を聞かせてあげてみてください。

夜泣きは、時期がくれば収まるものです。

ママもパパもそのように割り切り、開き直って諦めるのも肝心です。