増える子供の「アトピー」の原因と症状、家庭で気を付けたいこと

近年、アトピーに悩まされている子供が増えています。初めての子育て中のママの多くが、自分の子供がアトピーではないかなどの不安を抱えているのではないでしょうか。症状が現れなくても、最近多いと聞けば、ちょっとした肌の荒れも気になってきますよね。

増え続けている子供のアトピーの原因は何なのでしょうか?また、その症状や、発症する時期、アトピーになってしまったら家庭内でどんな点に気をつければいいのかなど、ご紹介いたします。万が一、お子様がアトピーを発症してしまった時に慌てないように、知っておくことをおすすめします。

広告

子供のアトピーの原因と症状

現在、10人に1人の割合で子供がアトピーを発症しています。これはもう他人事ではありません。ではその原因とはいったいなんなのでしょうか?

実はその原因、まだ明確には解明されていません。おそらくこうであろうと考えられている物はいくつかあります。

一つめは「アレルギー体質」です。両親や血縁者にアレルギー体質の方がいると、子供がアトピーを発症する確率がアップすると考えられています。また、子供のお肌は乾燥しやすく、とても敏感で弱いので、ホコリやダニといったアレルゲンが皮膚から体内に侵入しやすくなってしまいます。

二つ目は「外的要因」です。これは、紫外線によって受けるお肌のダメージが、バリア機能の働きを弱めてしまいます。子供の衣類と肌の摩擦や、化学物質から受ける影響、ストレスなどがアトピー発症のきっかけを作ってしまうことがあります。

症状としては、皮膚の乾燥や、かゆみを伴う激しい発疹や赤みなどがでます。アトピーの症状が現れる部位は、腕や足、胸、背中、肘や膝など、左右対称に現れる傾向があります。また、顔であれば、目の周りや口の周りにも現れます。

増える子供の「アトピー」の原因と症状、家庭で気を付けたいこと

子供のアトピーはいつ頃から発症する?

子供のアトピーと聞くと、やはり2~3歳頃からかなと思う方が多いようです。まさか赤ちゃんがアトピーを発症するなんてことないと思っていませんか?実はそんなこともないのですよ。

早い子供なら、赤ちゃんの頃から発症します。生後4か月頃から発症している例もあります。そんな一方で、1歳半頃になると、発症率が低下しているというデータもあります。生まれる月によっても発症率に違いがあり、秋生まれのお子様は、発症率が少し高めになっています。

厳密にいつからというのはありません。ただ、早ければ生後4か月頃から発症することもあるということは覚えておいた方がいいでしょう。また、秋生まれに発症率が高いとされていますが、秋生まれが必ずアトピーになるというわけではありません。ただ、発症率が高いというデーターがでているだけですので、過敏になる必要はないですよ。

広告

アトピーの子供がいる家庭で気を付けたいこと

お子様がアトピーを発症してしまったら、基本は医師の指導の元、薬を塗布したりして治療を行ってください。ですが、それだけではいけません。家庭内で気をつけなければいけないことがあります。

湿度管理

子供の肌は乾燥しやすいのはご存知ですよね。乾燥するとかゆみが増してしまい、とても辛い状態になります。お子様が過ごすお部屋の湿度は60%程度を目安に高めに設定しておいてあげてください。

保湿

かゆみが出ないようにする為にも、お肌の保湿は重要です。入浴後の保湿は当然ですが、普段でも、朝の起床時や、かゆみを訴えた時などは、しっかりと保湿してあげてください。

掃除

アレルゲンとなるホコリやダニ、カビは、こまめに取り除いてあげてください。特にお布団は、毎日天日干しするか、布団用のクリーナーを使ってホコリやダニの死がいなどをしっかりと取り除いてあげてください。また、も清潔な状態にしておくことを忘れないでください。

爪は短く!

お子様は、かゆみを我慢できずについついかきむしって悪化させてしまいがちです。雑菌などが入ると大変になりますので、爪は短く切っておくよう注意してみてあげてください。

汗をかいたら着替える

お子様は代謝もいいので、寒い冬でも室内で汗をかいたりします。汗をかいたらシャワーで流したり、蒸しタオルなどで体をふいて、清潔な衣類に着替えさせてあげてください。

疲れやストレスを溜めない

疲れやストレスを溜めてしまうと、症状が悪化してしまう傾向があります。規則正しい生活をさせてあげるようにしてください。また、睡眠は十分にとれるようにしてあげてください。

増える子供の「アトピー」の原因と症状、家庭で気を付けたいこと

アトピーとの戦いは長期戦!

アトピーを一度発症してしまうと、治療は長期戦となります。お子様もかゆみにたえながら頑張っています。ママも大変になりますが、根気よく、医師の指示を守って治療をサポートしてあげてください。

症状が良くなったと思ったら、また悪化。そういう繰り返しになりますが、治らないからとあきらめてはいけません。そこでふんばってきちんとケアすることで、少しずつよくなっていきますので、あきらめずに治療にのぞんでください

お部屋を加湿する際は、空気清浄機に加湿機能がついた物がおすすめです。お部屋の空気もきれいにしてくれて、なおかつ加湿もしてくれるので、年中大活躍してくれますのでオススメです。