骨折率が20年前より増加!子供の骨を丈夫にするための食生活

近年では子供の骨折率が増加傾向にあるのですが、骨折率増加の大きな要因はずばり運動不足。昔は子供の遊びといえば公園で走り回ったり体を動かすことでした。近年では空調の整った部屋で体を動かさずにゲームをするなど子供の遊び方がかわってきていることが大きいと考えられています。運動量が減ってしまった子供の骨を丈夫にするためには食生活を見直すことも大切です。そこで今回は子供の骨を丈夫にするための食生活をご紹介しましょう。

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子供の骨折が増えている原因

最近では、幼稚園児や小学生の骨折が増加しています。子供の骨折の多くは特別骨に負荷がかかったというわけではなく、幼稚園の運動時間中や小学校での体育の時間に骨折するケースが増えています。

子供の骨折原因は運動不足です。

最近では公園が減ったり、子供の安全面を考慮して、外遊びをなるべく控えさせる保護者も増えていますね。そのため、子供が体を思いっきり動かる機会が減ってしまったのです。

運動することによって筋肉が鍛えられて骨も丈夫になり、運動量が減ってしまうと筋力も鍛えられず骨ももろくなります。また運動をして血行が良くなると、骨を作る細胞が活発に活動するため骨密度が高い丈夫な骨が作られるのです。

子供の骨折部位の多くは腕や肩です。完治するまでに1~2か月かかるため、生活にも支障が出てしまいます。

2013年に行ったの調査だと、子供の骨折率は1970年と比較して約2.5倍に増えています。

骨折率が20年前より増加!子供の骨を丈夫にするための食生活

幼稚園や学校の体育がハード?

この20~30年で子供の骨折の増加傾向を目にすると、幼稚園で行われる運動の時間や学校での体育の時間に行われる内容がハードになってきているのでは?と思われる方も多いと思いますが、カリキュラム自体はほとんど変わりはありません。

20~30年前と比較しても、特に高度な運動技術が求められることはありません

それでも骨折する子供が増えているのはやはり、骨自体が弱くなり骨折しやすい状態になっているということでしょう。

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大人とは違う子供の骨の構造

子供は大人がそのまま小さくなったものではありません。

大人と子供では骨の構造が違います。

まず骨の数ですが、大人の骨が206本に対し、子供の骨は350本もあります。これは骨が減少しているのではなく、細かく分かれていた骨がくっつくためです。

子供の骨が大人と比べて100本以上も多い理由のひとつが成長によるものです。

子供の骨の構造は、「長管骨(ちょうかんこつ)」(長い骨)、「骨端軟骨(こったんなんこつ)」、「成長軟膏(せいちょうなんこつ)」があります。

長管骨の先端に骨端軟骨があって、この骨端軟骨が成長すると身長が伸びて手足も長くなるのです。

骨折率が20年前より増加!子供の骨を丈夫にするための食生活

子供の骨を丈夫にする食生活のポイント

骨折してしまうとどうしても日常生活に支障が出てしまいますから、食生活で骨折を予防してあげたいですね。

骨を丈夫にする栄養素の代表はカルシウムです。カルシウムが含まれている食品といえば牛乳のイメージを持つ方が多いですが、牛乳以外でもたくさんあります。

これなら牛乳嫌いの子供でも食べさせることができますね。

カルシウムは吸収率の悪い栄養素です。そのためひとつの食材にだけ絞って摂取するよりも、カルシウムが含まれるいろいろな食材を組みあわせて摂取するのがベストです。

カルシウムの吸収率を上げるには、ビタミンDやビタミンKといった栄養素を同時に摂るのが効果的です。

カルシウムが豊富に含まれる食材は、「乳製品」「大豆食品」「海藻類」「小魚」「葉物野菜」があります。

カルシウムが多く含まれる葉物野菜は、キャベツやケール、チンゲン菜、ブロッコリーがあり、他にもオクラの含有量も高いです。

子供が必要とするカルシウムの1日の摂取量は、年齢ごとに多少の差はありますが、3~9歳までで600~750mg/日、10~14歳までで700~1000mg/日が推奨されています。

最近では食事にもよく利用されているインスタント食品。

インスタント食品は便利で忙しいときにもピッタリでおいしいので大好きな子供も多いとは思いますが、インスタント食品などに使われている「リン酸塩」にはカルシウムの吸収を妨げる働きがあります。

リン酸塩にはそれだけではなく、過剰に摂取することでカルシウムが溶けだして骨折しやすくなるのです。また子供の頃だけではなく、大人になってから骨粗しょう症になるリスクも高くなりますから注意しましょう。

インスタント食品以外にもジュースやスナック菓子に添加物として配合されていることもあるので、パッケージ裏の添加物もしっかりチェックしましょう。

骨折率が20年前より増加!子供の骨を丈夫にするための食生活

運動する機会を与えよう

子供の骨折は運動不足のために起こることが多いため、食生活の見直しだけではなく、やはり子供に運動させるようにすることが大切です。

とはいえ、近所に安心して子供を遊ばせる公園などがないことも多いので、器械体操やスイミングなど体を動かす習い事をさせるのも方法です。

他にも、家の中でできる運動もあります。

書店でよく見かけるような「エクササイズDVD」などを見ながらテレビの前で体を動かすのもおすすめです。これなら室内で体を動かすことが前提になっていますから、狭いスペースでも心配いりません。