赤ちゃんが生まれると授乳や沐浴などママは大忙しですが、おむつ替えもそのひとつ。昔と比べて紙おむつが普及していますが、最近では赤ちゃんのためにも良く、エコができて節約になることもあって、布おむつが見直されています。面倒だと思われている布おむつの上手な洗い方やメリットなどをご紹介していきます。
布おむつのメリット
繰り返し使えて節約になる
赤ちゃんは1日に10回以上おむつを替えることを考えると紙おむつにかかるお金は1年でおよそ7万円近くにもなると言われています。一方布おむつは洗うための洗剤や水道代、電気代などがかかりますがおよそ年間5万円程度です。おむつはトイレに行けるようになるまで数年使うものなので、トータルで考えても繰り返し使える布おむつはとても経済的で節約になると言えます。
ゴミが出ずエコにつながる
紙おむつをゴミに出すと分かりますが、かなりのカサと重量になります。それだけのゴミを数年も出し続けることを考えると、布おむつにした場合はほとんどゴミが出ないのでとてもエコに繋がり、ゴミを捨てるための負担も減ります。
布おむつは赤ちゃんの肌に優しい
最近の紙おむつは通気性が良くなり、その他の機能も進化しているため使いやすくなっていますが、どの赤ちゃんの肌にも合うかどうかはわかりません。布おむつなら繊細で敏感な赤ちゃんの肌にも安心。うんちやおしっこをしたらすぐに赤ちゃんの様子から分かるので、こまめに取り替えることができ、いつも清潔に保てます。
トイレが早くできるようになる
布おむつにしているとトイレが早くにできるようになると言われている理由は、布おむつは紙おむつのように汚物がパッドに吸収されないので、お尻が冷たくなったりぬるぬるしたりして、赤ちゃんは気持ち悪い状況にすぐに気づきます。そのため不快感が嫌なのでトイレトレーニングが順調に進めやすくなります。トイレが1人でできるようになるとママの負担がぐっと減って助かりますよね。
布おむつを洗う前に用意するもの
黄ばみを落とす酸素系漂白剤
うんちの汚れや黄ばみは普通の洗剤だけでは落ちません。酸素系漂白剤を使って汚れをしっかり落としましょう。除菌や殺菌、防臭効果もあるので布おむつを清潔に保てます。漂白剤を使う時は手が荒れやすいので、必ずゴム手袋を着用してください。また塩素系の漂白剤は成分が強すぎて赤ちゃんの肌の負担となるので避けましょう。
赤ちゃん用の洗剤
漂白剤で黄ばみや汚れを落としたら、赤ちゃん用の肌に優しい洗剤を洗濯機に入れて洗濯機を回します。大人と一緒の洗剤よりも赤ちゃん用を選んだ方が無難です。
つけ置き用のバケツ
汚れがひどい時はフタ付のバケツの中に漂白剤を入れてつけ置きします。ニオイがしないようフタつきのバケツを用意しておくと便利です。あまり長く置き過ぎると生地を傷めたり、カビの原因にもなるので注意してください。
布おむつの洗い方
布おむつを効率よく上手に洗う方法を覚えましょう。意外と簡単なのでぜひやってみてくださいね。
うんちの場合
1.おむつにうんちなどが付いていたらトイレに流しておく。
2.水をはった洗面器やバケツの中でふり洗いをする。洗剤や石鹸で軽く汚れを落としてもOK。
3.フタつきのバケツに漂白剤と水、おむつを入れて漬け置きする。
4.黄ばみや汚れが落ちたら洗濯機に赤ちゃん用の洗剤を入れて洗濯する。
おしっこの場合
おしっこの場合もうんちと同様の流れですが、汚れがひどくない場合はそのまま漬けこんでも大丈夫です。ニオイや雑菌の繁殖が気になる場合は、さっと水洗いしておいてください。
洗濯が終わったらすぐに干す
洗濯が終わってそのままにしておくのはNG。雑菌がどんどん増えていくので、洗濯し終わったらすぐに干す習慣をつけてください。干す時はかならず日光に当ててしっかり殺菌します。
漂白剤を使いたくない場合
赤ちゃんの肌に漂白剤を使うのは抵抗がある場合は、重曹やクエン酸、セスキ酸ソーダを使いましょう。漬けこむ時はぬるま湯を使うと汚れが落ちやすくなります。
布おむつにおすすめの素材
布おむつの洗濯をより簡単にしたいのであれば、汚れが落ちやすい素材のおむつを選びます。リネンやネル、フリースなどは汚れがついても落ちやすく、乾くのも速いのでおすすめです。
赤ちゃんの肌に安心で、経済的な布おむつ。洗う手間が少しかかりますが慣れてしまえばそれほど負担になりません。汚れが落ちやすく乾きやすい生地のおむつを選べば、お洗濯もぐんと楽になります。外出時だけは紙おむつにして家では布おむつにするのもいいですね。