眠っている時がチャンス!赤ちゃんの爪切りのやり方とポイント

小さくてかわいい赤ちゃんの爪。赤ちゃんの爪はこまめに切ってあげないと自分の顔を傷つけて、せっかくのかわいい顔が台無しに。赤ちゃんの爪を切る専用のはさみなどはありますが、切ろうとすると手を動かしたり、嫌がって泣いてしまったりとなかなか大変ですね。そのため赤ちゃんの爪を切るのが苦手なママやパパが多くいます。そこで今回は赤ちゃんのかわいい爪を切る方法とポイントをご紹介いたします。

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赤ちゃんの爪切りの頻度

新陳代謝が活発な赤ちゃんは、大人と違って爪が伸びるスピードも速いので、あっという間に伸びてしまって、気がついたら顔が傷だらけになっていたりすることも珍しくありません。

赤ちゃんの爪の薄さは、0歳児の男の子で0.22mm、女の子で0.12mmと、大人の0.8mmと比較するとかなり薄いことがわかりますね。カッターナイフよりも薄く、ほとんどカミソリと同じくらいの薄さなので、触ったところを傷つけてしまうのです。

またいろいろなものを触りたがる赤ちゃんの爪が伸びたままだと、爪がかけたり割れたり、最悪剥がれたりというリスクも高くなるのでこまめにチェックしてあげましょう。

赤ちゃんの爪切りの頻度は3日に1度くらいがベストといわれています。爪の伸びが遅めの赤ちゃんでも2週間に3回の頻度で切ってあげてください。

眠っている時がチャンス!赤ちゃんの爪切りのやり方とポイント

爪切りしやすいタイミングは?

いざ赤ちゃんの爪を切りたいと思っても、赤ちゃんはじっとおとなしくしてくれません。爪も小さいため、切っているときに動いてしまうと思わぬ怪我につながることも。赤ちゃんが起きている間に切るのは避けた方が無難です。

爪を切るタイミングとしてベストなのは、赤ちゃんが眠っているときです。赤ちゃんが眠っていればじっくり切ってあげられますね。

ただし、赤ちゃんが眠っているときでも、夜は避けた方が良いでしょう。夜は部屋も暗いので誤って赤ちゃんに怪我をさせてしまうことも考えられます。お昼寝中なら部屋も暗くありません。

逆に赤ちゃんがじっとしてくれていたとしても避けた方が良いのはお風呂上がりです。お風呂上りは爪も柔らかくなり、切っている感覚がなくなって、どうしても深爪しやすくなるためです。

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爪切りのやり方とポイント

赤ちゃんの爪切りは大人と同じ爪切りを使うのはNG。赤ちゃん専用のものを使いましょう。多くのママが利用しているのが、はさみタイプの爪切りです。

はさみタイプの爪切りは月齢によって刃先の形に違いがあります。できれば月齢に合ったものを使ってあげてくださいね。

爪の切り方は、1度に丸く切ろうとせず、何回かに分けて丸くなるようにすると仕上がりがきれいになります。切り始めは角から深爪しないように、白い部分から1mmほど残して切ってあげましょう

切るときは赤ちゃんの頭側に座ると、自分の爪を切るのと同じ目線になるので切りやすいでしょう。切り終わったら、ママの指で爪の先端を触ってみて、とがっている部分はないか、引っかかる部分はないかを確認してあげてください。

はさみが上手に使えないという方には、最近では電動の爪やすりもあります。お値段ははさみタイプよりも高くなりますが、怪我の心配はありません。赤ちゃんが寝ているときに使っても目を覚まさないように、動作音も静かな設計になっています。

また電動ではありませんが、使い切りタイプの爪やすりもあります。爪切りの仕上げ用として併用しても良いですし、爪やすりだけで仕上げても良いでしょう。

月齢が上がってきたら大人と同じテコ型の爪切りも使えるようになりますが、これも大人のものを使うのはNGで、赤ちゃん専用のテコ型爪切りを使いましょう。

眠っている時がチャンス!赤ちゃんの爪切りのやり方とポイント

深爪させてしまったら

深爪とは、爪を切り過ぎてしまって、下の皮膚が露出してしまうことをいいます。露出してしまうと、ちょっとした衝撃にも敏感になり、傷や感染症にもなりやすくなります。

きれいに切ろうとするあまり深爪させてしまうなんて失敗もあります。多少深爪しても赤ちゃんは新陳代謝が活発ですから、爪の伸びも早く治りも早いのでそれほど心配いりません

ただし、爪を切るたびに深爪させていると爪の形が変形してしまう可能性があります。特に足の爪は手に比べて伸びるのが遅く、そのまま巻き爪になるリスクが高くなります。

深爪で出血してしまったら、様子を見て出血量が少なかったりすぐに止まるなら消毒する必要もありません。絆創膏は誤飲の原因になりますからやめましょう。

爪が伸びてくるまでは化膿しないかよく観察してあげてください。

血がなかなか止まらない場合は病院を受診してください。場合によっては縫う必要もでてきます。

眠っている時がチャンス!赤ちゃんの爪切りのやり方とポイント

爪切りと同時に爪や皮膚もチェックしよう

爪を切るタイミングで、赤ちゃんの爪や皮膚も一緒にチェックしましょう。

赤ちゃんの爪周りの皮膚はとてもデリケートです。そのため傷つきやすくトラブルも出やすい部分です。また爪が外に反るスプーンネイルは、ほどんどが成長するにつれて治りますが、3歳を過ぎても治らない場合には鉄分が不足している可能性もあります。

爪周りのトラブルは皮膚科を受診しましょう。

赤ちゃんの小さくてかわいい爪を切るには、慣れも必要になります。焦らずに落ち着いてやるようにすればだんだんと上手になっていきます。怖がらずにお手入れしてあげてください。