【子供の教育資金】学資保険の必要性と選び方の5つのポイント

子育てが初めてのパパやママにとって気になるのが、子どもを育てるためにかかるお金の問題。特に教育費は子どもが大きくなるにつれて、どんどん費用がかさみます。学資保険をかけようか悩んでいる方必見!その内容や選び方のコツをご紹介します。

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「学資保険」とは?

学資保険はこれからかかる子どもの教育費の準備のためにかける保険。保険料を払うことで設定した時期に給付金を受け取り、教育資金に充てることができます。受け取り時期は契約時の子どもの年齢に合わせることになります。

その他にも普通の保険と同じく死亡保険金や医療費の給付金がついている商品も多く、万が一契約者が亡くなった場合は、その後の保険料が免除されることがほとんどです。

教育資金の面だけではなく、いざというときに慌てないためにとても有効な保険と言えるでしょう。

【子供の教育資金】学資保険の必要性と選び方の5つのポイント

学資保険の必要性

学資保険は子を持つ親なら誰にでも必要なのでしょうか。タイプや条件別に見てみましょう。

貯蓄がある人は生命保険を検討

ママ友がみんな学資保険に入っているから自分も入らなければ・・・と考えていませんか。それぞれ家庭によって経済状況が違うので、まずは自分に貯蓄がどれぐらいあるか考えてみてください。

経済的に余裕があり貯蓄も十分ある方は慌てて学資保険に加入する必要はありません。これからかかる教育費の心配がない場合は、万が一のための生命保険に加入すればOKです。

学資保険より一般的な生命保険の方が保険料は安く抑えられるので、医療保険や生命保険を手厚く考えた方が賢明です。

貯蓄がない人は入っていると安心

子どもが大きくなるにつれて、膨大な教育費がかかります。貯蓄がない人はそのときになって慌てないよう子どもが小さい頃から学資保険に加入しておくと助かります。

毎月の保険料はかかりますが、学資保険に加入していれば進学した際の入学金など、一時的な大金を給付金で賄うことができます

ほとんどの学資保険には生命保険も付いているので、教育資金と万が一の保証の両方を備えることができるのが魅力です。

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学資保険の選び方のポイント

学資保険といってもいろいろなタイプがあります。子どもの学費を目的としたものが前提となりますが、その他の保障も同時に考えておくことが必要です。自分の家に合った学資保険を選ぶために、ポイントをおさえておきましょう。

1.払い込み期間と保険料

保険料は長く払えば払うほど給付金は多く受け取れますが、毎月の保険料は負担となります。無駄に多くかける必要はないので、加入時の子どもの年齢から考えて、何歳の時点で給付金を受け取りたいのかまず考えてみてください。

必要なときに必要な額の給付金を受け取るためには、自分が無理せず払える期間と保険料を見極めることが重要となります。

2.給付金の受け取り方法は2パターン

長く積み立てた保険料を給付金として受け取る方法には2つのパターンがあります。中学や高校入学時に一時的なお祝い金として受け取る方法大学入学時など満期に設定した年齢に一度に満期給付金として受け取る方法です。

契約前に何歳のときにいくら受け取れるのか保険会社にしっかり確認した上でどのパターンを選択するのか決めてください。

3.必要な保障をつける

学資保険にも医療保険や死亡保険などさまざまな保障がついています。どの保障が必要なのか、または不要なのか契約前によく考えておきましょう。

保障内容が増えれば当然それだけ保険料もアップします。家庭の状況や収入面なども考慮して、最低限必要な保障だけをつけるのが無難です。よっぽど保障内容にこだわらない限りは、しっかり給付金が受け取れる貯蓄型の保険を選ぶことをおすすめします。

4.返戻率を比較する

学資保険は保険会社によって受け取り額が違ってきます。それは返戻率によるものです。

返戻率とは支払った保険料からいくらの給付金が支給されるのかということです。満期保険金と祝い金を払い込み保険料の総額で割り、100をかけると返戻率が算出できます。

返戻率が高ければ高いほど貯蓄性があり、受け取り金額は大きくなるということなので、いくつかの保険会社の商品を比較して検討することが重要です。

5.生命保険料控除で税金を軽減

生命保険と同じく学資保険も年末調整時に申告すれば、生命保険料の控除として算出されその年の所得から一定額が差し引かれます。

年末に保険会社より送られてくる「生命保険料控除証明書」が必要となるので、必ず保管しておき忘れずに申告するようにしてください。

【子供の教育資金】学資保険の必要性と選び方の5つのポイント

保険料が払えなくなった場合

子どもが成長するまでかけ続ける学資保険ですが、その間に家庭環境や状況が変わり困ったことや問題点が出てくるかもしれません。

何かの事情で保険料が払えなくなった場合は、「契約者貸与」という制度を利用することができます。これまで積み立てていた保険料から80~90%の間で借りることができる制度です。

その後返済していくときには利子がつくことを忘れてはいけませんが、無事返済できればその後は契約をそのまま続行できます。あくまでピンチのときの応急処置として考えて、無理なく保険料が払えるプランを契約することが大切です。

【子供の教育資金】学資保険の必要性と選び方の5つのポイント

家族に合ったプランを見つけよう

ご紹介したように学資保険には様々な特徴やプランがあります。人のすすめで適当に加入してしまうと、将来の学費資金のためにと思い加入したにもかかわらず、途中で負担が大きくなったり、結局給付金が思うように受け取れなかったということにもなりかねません。

自分自身の家庭環境や収入、貯蓄面全てをよく考慮して家族に合った学資保険のプランを見つけてくださいね。