「楽しいこと」と覚えさせる!子供が嫌がらない歯磨きのコツ5つ

子供の歯磨きって大変ですよね。特にイヤイヤ期のお子様がいらっしゃるママさんは、毎日食後の歯磨きをどうやってさせるか、頭を悩ませているのではないでしょうか。歯が生えてきた頃からしっかりと歯のお掃除をしてあげないといけません。

なぜ乳歯のころから、こんなにも歯磨きしないといけないのか、その必要性についてご紹介いたします。嫌がるワケと、ご機嫌をうかがいながらいかにスムーズにさせるか、そのコツなどもご紹介いたします。虫歯になってから痛い思いをさせるのはかわいそうですよね。そうならない為に、この機会に歯磨きのコツをつかんで実践してみてください。

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乳歯の歯磨きの必要性

歯磨きを嫌がる子供が「どうせ抜けちゃうんだからそんなにきれいにしなくていい」と言うようなことを口にします。確かに、乳歯は子供の歯ですから、時がくれば抜けて永久歯である大人の歯に生えかわります。

ですが、乳歯が虫歯になってしまうと、生えかわった永久歯も虫歯になる確率が高くなってしまうのです。さらに、乳歯が虫歯になってしまうことで、顎の発達が遅くなったり、歯並びが悪くなると言った事も心配しなければいけません。小さな歯が生えてきたら、ミルクを飲んだり授乳をした後は歯を拭くということからお口のケアが必要なのです。そうすることで、口に食べ物以外のママの手や歯ブラシが入ることに対しての抵抗を低くすることができます。

「楽しいこと」と覚えさせる!子供が嫌がらない歯磨きのコツ5つ

 

子供が歯磨きを嫌がるのはなぜか?

イヤイヤ期の時は、とにかく自分のペースでいろんなことをしたいので、それを中断させられたり、気分が乗らなかったりすると、何でもかんでもイヤイヤで、全力で抵抗してきます。それはそういう時期ですから、本人の機嫌にあわせるしかありません。

このイヤイヤの時期に無理やり抑えつけて歯磨きをするのは、歯磨き嫌いが長期化する原因になりますので、ぐっとこらえて、本人のペースに合わせてあげてください

赤ちゃんで、歯磨きを始めたばかりの頃に嫌がるのは、顔や口を触られたり、口の中にママの手やガーゼなどが入ってきたことが不快だからです。これはあたりまえの行動ですので、

「この子、歯磨き嫌いの子になるのかな」

と不安になる必要はありません。毎日やっていれば慣れてきて嫌がらないようになります

歯が生えそろってきた時期だと、歯を磨く時、多くのママが歯茎にブラシがあたって痛いことが多いのです。歯がまだまだ小さいので磨きにくいかもしれませんが、特に前歯を磨く時は、歯茎部分には指をあててブラシが当たらないように注意してあげましょう。

イヤイヤ期が終わると反抗期がやってきます。この場合は、歯磨きをしないと虫歯になって痛い思いをするということを伝えれば、理解できる年頃です。幼稚園や保育園、こども園などでも歯磨きをしてくれるので、お友達とする中で、嫌がらずにしてくれるようになっていきます。

それでも嫌がるというお子様は、歯磨きが面倒だったり、遊びたい、まだ寝たくないなどが原因だと考えられます。

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子供が嫌がらない歯磨きのコツ

1.怒らない

歯磨きを嫌がるからと言って怒るママがいます。毎日のことですし、食事のたびにですから怒りたくなることもあるでしょう。子供の歯を守ろうとママの責任感から、「おこりんぼうママ」になることもあって当たり前です。ですが、それでは歯磨き嫌いを育ててしまいます。怒りそうになったら、まずは深呼吸をして、少し時間をおいてから声掛けしてみましょう。

2.褒める

いつも嫌がる子供が、歯磨きをしてくれたら、させてくれたら、思いっきり褒めてあげてください。「がんばったね」「えらいよ」「虫バイキンさんやっつけられたね」「強いね」「かっこいいね」など、とにかく大げさなぐら褒めてあげてください。パパがいたら、パパも一緒に子供のことを褒めてあげましょう。

パパやママから褒められるのは、子供にとっては嬉しく楽しい気持ちになれます。そうすると褒められたくて歯磨きをするようになります。子どもが歯磨きを楽しめるきっかけづくりにもなりますので、できた時は褒めてあげてください。

3.みんなで歯磨き

子供が歯磨きをする時は、自分だけが歯磨きをさせられているという気持ちにならないよう、みんなで歯ブラシをもって、ニコニコ顔で歯磨きしてみましょう。兄弟姉妹がいるなら、みんなで歯磨きをするのもいいことです。家族みんなで歯磨きタイムを作るのもいいのではないでしょうか。

また、幼児教材などで、歯磨きを楽しくしてくれる音楽や、歯磨きをするぬいぐるみなどもあります。すでに持っているお気に入りのぬいぐるみや人形にも歯ブラシを用意してその歯ブラシで人形やぬいぐるみの歯磨きを子供にさせます。大好きな人形やぬいぐるみも虫バイキンとバイバイすると、自分も同じようにしたいという気持ちにもっていくことができます。

4.ご褒美

トイレトレーニングで、パンツに慣れるまでの表などに、お気に入りのキャラクターのシールなどを貼るという方法があります。それと同じで、歯磨きが上手にできたら、シールを貼ってあげるというのも一つの方法です。また、歯磨き後のご褒美として「ラムネ(タブレット)」を口にいれてあげるのもいい方法です。虫歯を予防する効果も期待できますし、お子様もこのラムネ(タブレット)目当てに歯磨きをしてくれるようになるかもしれません。

少し年齢が上がったら、今度はご褒美のラムネ(タブレット)をガムに替えてあげることをおすすめします。キシリトールが入ったものです。噛む力をつける訓練もできますし、虫歯を予防することもできます。

5.歯磨き粉やジェルをかえてみる

使っている歯磨き粉やジェルの味があまり好みでない場合、歯磨きを嫌がります。一緒に店頭で選ばせてあげるのがおすすめです。

「楽しいこと」と覚えさせる!子供が嫌がらない歯磨きのコツ5つ

 

注意点

子供の歯磨きをする時の注意点として、

強くこすりすぎない
歯茎に歯ブラシがあたらないようにする
・子供が歯ブラシを持っている時は目を離さない
・歯ブラシを奥に入れ過ぎない

などがあげられます。小さい子供の歯茎などは、すぐに出血してしまいますので注意してください。歯ブラシを持たせた状態で、お部屋を歩きまわりながら歯磨きをしたりすると、転倒した時とても危険です。歯磨きは座っていても立っていても、必ずそばにつきそって、口の奥に歯ブラシを入れ過ぎないよう注意してみてあげてください。

嫌がる時の歯磨きは、本当に大変です。だからといって、歯のお手入れを怠っては、後々痛い思いをさせてしまうことになります。歯を磨くという行為を苦痛に感じることがないよう、お口の中がすっきりして気持ちがいいということを、早いうちから教えてあげましょう。