赤ちゃんのよだれに困っている方はいませんか?赤ちゃんのよだれには理由がありますが、よだれが多いと口の周りがかぶれてしまうなど注意する必要があります。よだれが多い時期はどのようなことに気を付ければ良いのかまとめました。
赤ちゃんがよだれを垂らす理由
赤ちゃんのよだれが気になるママもいるのではないでしょうか。よだれが出ることは決して悪いことではないのですが、何故よだれが多いのでしょうか。
・成長によるもの
赤ちゃんにも成長段階がありますが、口の中に溜まったよだれを上手く飲み込むことができず垂らしてしまいます。
・殺菌効果
よだれには、口の中のばい菌などを洗い流して口腔内を清潔な状態にする働きがあります。
・消化を助ける
赤ちゃんは胃腸機能が未熟ですが、唾液には消化を助ける働きがあります。離乳食開始時期になり、よだれがたくさん出ている様ならそろそろ離乳食を始める時期かもしれません。
・顎の筋肉が弱い
顎の筋肉が未熟で弱いため、唾液を飲み込むことができずよだれを垂らした状態になっています。
赤ちゃんがよだれを垂らす主な理由はこのようになりますが、体質や歯の生えてくる時期などによりよだれが多くなることがあります。
よだれの量が増える時期は?
赤ちゃんには成長時期によってそれぞれ特徴があります。よだれが増える時期は生まれて約3ヶ月〜5ヶ月からと言われ、よだれの量が少なくなるのは約1歳頃からです。
離乳食が始まる5ヶ月〜6ヶ月頃は、食べた物を消化しやすくするために量が多くなり、また歯が生え始める6か月頃からは歯茎が痛痒くなるためによだれの分泌量が多くなります。
9ヶ月を過ぎ、1歳頃にはよだれの量も少しづつ減りますが、赤ちゃんには個人差があるので少なくなる時期は赤ちゃんによって多少異なります。
よだれが多い時に気を付けること
赤ちゃんのよだれは、成長のひとつですが、よだれが多い時に気つけたいことをまとめましたので参考にしてください。
口の周りのかぶれ
赤ちゃんの肌はとても弱いので少しの刺激でかぶれたり赤くなったりします。よだれが多く、そのまま放置しておくと痒みの原因となり赤ちゃんが引っ掻いてしまいます。爪が伸びている場合、引っ掻いた時に肌を傷をつけてしまう可能性もあります。
赤ちゃんのよだれに気づいたら柔らかな素材のガーゼやハンカチなどで拭いてあげてくださいね。また口の周り以外にも首周りにもよだれがついていないか確認しましょう。
よだれかけが濡れている時もこまめに交換してかぶれないように注意してくださいね。
症状が進んでしまうと「とびひ」になって治るのに時間がかかってしまいます。
口の中の病気
口内炎など炎症が起こっている場合もよだれが多くなります。普段よりよだれの量が多くミルクの飲みが悪い、食欲がないなどといった様子がある時は口の中を調べてくださいね。
よだれかけを交換する
たくさんよだれが出るとよだれかけも濡れてきます。濡れたままにしておくと周囲に飛び回っているほこりや動物の毛などが付いてアレルギーの原因となります。濡れていると感じたらよだれかけを交換してあげましょう。
よだれの状態に気をつける
よだれが多く出るのは、赤ちゃんの特徴でもありますが、よだれが出ていないときは、脱水など起こしていないか観察しましょう。いつもよだれがたくさん出ているのに夏場など暑い時によだれが少ない日は、水分は十分に足りているか確認してくださいね。
また量が少ないと口の粘膜が傷つきやすくなったり炎症を起こしてしまうこともあります。そのほか、食べ物を十分に消化することができず、お腹を下してしまうことも。
よだれの臭いをチェック
よだれには口の中を清潔に保つ働きがありますが、よだれの量が少ないと雑菌が口の中に溜まり臭いの原因となります。
まとめ
よだれは成長に欠かせない大切な役割があり、口の中をきれいにする働きがあります。量が多いと病気ではないかと心配になりますが、月齢が進むにつれ量が少なくなります。
夏場によだれの量が少なく、唇が渇いているような場合は、脱水症状を起こしている可能性が高いので、ぐったりしている様子なら早めに病院を受診するようにしてください。