子育て中のイライラの本当の原因を解消する5つのポイント

子育て中のイライラ、良くないとはわかっていてもどうすることもできないですよね。明日こそは子供と笑顔で一日過ごそうと誓うのに、子供と過ごしているうちにやっぱりイライラしてしまい、その雰囲気が子供にも伝染して、更にイライラさせる言動をされるという負のループに陥ることも多々あるのではないでしょうか。

自分は子育てに向いていないかもしれない、自分に親は無理なのかもしれないと悩んでいるあなた、悩んでいるのはあなただけではありませんよ。

今日は子育て中のイライラの原因と解消法についてご紹介します。読み終わるころにはあなたの気持ちも少し軽くなっているはずです。

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子育て中のイライラの原因は?

子育て中のイライラの原因が一つだけという人は皆無といってよいでしょう。何か一つだけが原因なのではなく、様々な原因の積み重ねが子育てを投げ出したいと思うほどのイライラに繋がってしまうのです。

自分の意志で行動できない

子供が生まれて、一番初めに「こんなはずではなかった」と感じることは、全く自分の意志で行動できないことではないでしょうか。新生児の頃は、細切れ授乳、細切れ睡眠で、自分が眠いとか、お腹がすいたからといって、すぐに寝られたり、ご飯が食べられる訳ではありませんし、後追いが始まる頃には、トイレに行くにも歯磨きをするにも子供がついてきて、自分が思い描いた行動を全くとることが出来ません。

このような状況を、大人に簡単な計算ドリルを与え、通常なら15分で終わる内容を「30分与えるから解きなさい」と伝え、いざ計算を始めたら全く関係ない話を話しかけて中断させる。また計算させ、また全く関係ない話を話しかけ邪魔をする。という状況と同じと表現した人がいます。自分で容易にできると考えたこと、そして実際に容易にできる内容が、周りの邪魔によって達成できないイライラはなかなか辛いものですよね。

子育てに心配や不安がある

人は心配事や不安を抱えていると心に余裕がなくなります。子供の発達に関して心配事があったり、生活費や学費など子育てにかかるお金に不安を抱えていたり、本来であればゆっくり静かに考えて解決策を見出したいのに、子供の世話に追われているとゆっくり考える暇もなく、悩みだけがどんどん膨らんでイライラに繋がってしまうのです。

子育て中のイライラの本当の原因を解消する5つのポイント

 

夫が非協力的

子供を産むと、母親の生活はがらりと変わります。新生児期には数時間おきの頻回授乳に、細切れ睡眠、自分のための時間は殆どなくなるといっても過言ではありません。母親は出産したり、授乳のためにおっぱいが張ったりしますので、親になったという自覚が比較的早く沸きやすいのですが、父親は親になった自覚が芽生えるまで時間がかかります

母親が夜中に何度も授乳のため起きて寝不足の中、父親は子供が生まれる前から見ていたテレビ番組を依然と同様に楽しんで、夜も爆睡、会社帰りには同僚と飲みに行くという生活パターンのまま何も変わらない様では、母親のイライラが爆発してしまうのも当然ですよね。

人間関係のトラブル

子供が生まれるとそれまでの人間関係が大きく変わることがあります。例えば、それまではそれほど頻繁に会うことがなかった義実家にも孫の顔をみせるために行かなくてはならなくなったり、公園に子供を連れて行けば、近所のお母さんと話をしなければならなかったり。

中には、義実家や実の両親と子育てを巡って意見が対立したり、近所のお母さんの輪に入れなかったりと人間関係で苦しくなる人もいらっしゃいます。出来るなら止めてしまいたい人間関係、でも子供のためにも止めることが出来ない、そのジレンマがイライラの原因になってしまうのです。

身体的疲労

身体的疲労は心にも影響を与えます。特に睡眠不足は心を病ませてしまう原因です。昔、拷問に寝かせないというものがあったくらい、眠いのに眠れないという状態は辛い状態なのです。

子育て中は、新生児期の頻回授乳、夜泣き、子供の体調不良時など親が睡眠時間を削って対応しなければならないことが多々あります。一晩の睡眠不足くらいであれば、次の日にしっかり休むことが出来れば問題ないのですが、子供がいるとそう計画的に休むことも出来ないところが難しいところです。

子育て中のイライラの本当の原因を解消する5つのポイント

 

イライラ解消法

では、子育てのイライラを解消するにはどのようにすれば良いのでしょうか。

短くても一人時間を作る

心の平穏のためには、親になっても一人の時間を作ることは大切なことです。美容院へ行く、ちょっとスーパーまで買い物に行く、何でも構いませんので一人になれる時間を作るようにしましょう。

ポイントは子供と完全に離れた状況を作ることです。よく「睡眠不足ならリビングで子供を見て居てあげるから、寝室で寝てきな」というやり取りがありますが、違う部屋に行っても同じ家の中、余程広い家でない限り、子供の泣き声が気になってゆっくり休むことが出来ません。家の中で、大丈夫かな、様子を見に行こうかなと心配しながらゴロゴロする1時間より、子供の声が聞こえないところで1時間過ごした方がリフレッシュすることが出来ますからね。

真面目になり過ぎない

特に一人目の子育て中は、子育てに真面目になり過ぎる傾向があります。初めての育児、育児書片手に子供のためにがんばる方が沢山いらっしゃいます。しかし、真面目に頑張り過ぎて、イライラしてしまっては本末転倒ですよね。

赤ちゃんのために毎日家の中を清潔に保って、食事は手作りで栄養バランスを考えて、外出先ではウイルスを貰わぬよう消毒して…と、神経質な毎日を送っていたら疲れてしまいます。疲れてしまった日は、部屋の片づけは明日でも構わないし、お風呂に入れるのだって明日にしても構わないのです。

家事育児を完璧にこなす代わりにイライラしてしまうくらいなら、家事育児が手抜きでもニコニコしていてくれた方が子供も嬉しいものですよ。

深呼吸、そして和みグッツを用意しておく

イヤイヤ期、何をいっても「イヤ」と拒否ばかりする子、虐待を疑われるくらい大声で泣き続ける子供、時間がない時に限って、余計なことをして失敗してくれちゃう子供、仕方ないと分かってはいてもイライラしてしまいますよね。

そんなときは、まず深呼吸です。人の怒りのピークは6秒といわれています。ですので、イラッとしたら6秒我慢することが出来れば、怒りのピークを乗り越えることが出来るのです。

子供の言動でイラッとして爆発しそうになったら、まず深呼吸をしましょう。そして、日頃から心が和む癒しグッツを準備しておくと効果的です。お勧めは子供の面白写真や動画です。子供の言動でイライラしても、深呼吸して子供の面白動画を見たら少し気持ちを落ち着かせることが出来ますよ

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イライラを溜めないようにすることも大事

小さなイライラでも、長い間、溜めこむと大きな爆発を起こしてしまいますので、大爆発を防ぐ為には、イライラを溜めないことも大切です。

子育てのイライラを溜めこまないためには、心配事や不安を一人で抱え込まないことです。家族や友人、子育て広場のスタッフさんでも構いません。誰かに話せば、一人で考えるより絶対に良い答えが見つかります。

また育児に周りの協力を仰ぐことも大切です。そんなことを言っても、なかなか夫が手伝ってくれないという方は、具体的に指示することを試してみてください。男性は具体的指示の方が理解しやすいという傾向があります。「ちょっと着替えを持ってきて」ではなく「箪笥の2段目に赤ちゃん用の青い服があるから持ってきて」と具体的に指示をだしてあげるとスムーズにいくことが多いようです。具体的指示を続けていけば、慣れてきて指示されなくても出来るようになりますからね。

子育て中のイライラの本当の原因を解消する5つのポイント

 

まとめ

昔は、子供は祖父母や両親、地域の人みんなで協力して育ててきましたが、核家族化が進んだ現代では両親にだけ負担がかかるようになってしまいました。また、少子化も進み、小さな子供がいる生活が理解できない人も増え、子育て中の人には生きにくく感じるかもしれません。

しかし、あなたが本当に辛い時、「助けて」と声をあげれば助けてくれる人は必ずいます。子育てに疲れて、イライラしてしまう時には、勇気を出して周りにSOSを出しましょう。それがあなただけでなく子供のためにもなるのですよ。