子供の成長はあっという間で、ついこの前ハイハイを始めたとおもったらいつの間にか自分で食事できるようになっていたり…どんな瞬間も、親にとってはかけがえのないものです。
そんな中気になってくるのが、他の子供は何才くらいからお箸の持ち方の練習を始めるのかということ。お箸はその人の育ちが現れるものの一つといっても過言ではないくらい、大人になってからは重要になります。
是非とも自分の子供にはしっかりとしたお箸の持ち方をマスターしてもらいたいのが親心ですよね。
お箸の持ち方はどのタイミングで教える?
お箸の練習のタイミングは本当に個人差があるため、一概に「◯歳になってから~」という決まりがありません。
今回はそれぞれの子供に合わせて無理なくお箸の練習ができるための4つのタイミングをご紹介します。
幼稚園や保育園への入園などをきっかけに
園によってタイミングは異なるようですが、新しい環境でスタートすることで、他の子供たちからの刺激を受けながら楽しくお箸の練習ができるでしょう。
家でのお箸の練習と合わせて園でもさらに復習する形になるので、子供もスムーズに無理なくお箸を使うことに慣れてくれるでしょう。
子供自身が興味を持ち始めたのをきっかけに
子供は基本的に親の真似事をしたがりますが、食事中に親が使用するお箸に興味を示し始めたら、練習し始めるいいタイミングかもしれません。
自分からやりたい!と思うことがあくまでも重要です。無理やりに練習させてしまうよりはずっと効果的でしょう。是非子供の様子をよく観察して良いタイミングを見極めてみてください。
スプーンの使い方が上達したら
はじめは手でご飯を食べていた子供も、スプーンやフォークを握りしめ自分でご飯を食べるようになります。ふと気がついたときに子供のスプーンの使い方が上達していることに気がつくでしょう。
以前まではただスプーンを握りしめるだけだったのが、鉛筆を持つようにしっかりと指を使って食事できるようになっていたらお箸を練習する準備ができたと言えます。
指でチョキができるようになったら
子供の指先は発達に時間がかかります。初めの頃はグーパーグーパと握りしめたり離したりと、5本指を一緒に動かしますが、グーチョキパーのチョキができるようであれば指先が十分に発達し、器用に使いこなせるようになった証拠です。
お箸の選び方
タイミングが問題ないと感じたのであれば是非お箸選びからスタートしてみてください。実は重要な子供の箸選び。子供にぴったりとあったサイズでないと使いづらく、子供がお箸自体を嫌いになってしまう可能性があります。
下記に子供用箸サイズ選びの基準をご紹介します。是非参考にしてみてください。
・2歳以下の子供で身長が100センチ以下の場合には13センチの子供用箸。
・3歳から4歳で身長が100センチから110センチの場合には14.5センチの子供用箸。
・5歳から6歳で身長が110センチから120センチの場合には16センチの子供用箸。
初めてのお箸となると子供も興味津々でかじってしまったりすることもあることでしょう。そんな時のために、初めは天然素材でできたものを使用するようにしましょう。
そして箸先が滑らないような加工がされているお箸を選ぶことで、よりスムーズにお箸を使ってご飯を楽しめるでしょう。
お箸の持ち方の教え方
お箸の持ち方を子供に教える前に、お母さん、お父さんは正しい持ち方ができているのかどうか確認する必要があります。子供はなんでも親の真似をしたがります。そんな時のためにも、お箸をしっかりと正しく使えることで子供にとっての一番のお手本になる必要があります。
基本的なお箸の持ち方
基本的には上のお箸は鉛筆を握るように持ちます。その際には親指、人差し指、中指の三本を使用します。しっかりと指三本で持てるようになったら、そのまま空中で数字の「1」の字を書く要領で上下に箸を動かします。
下のお箸は親指と人差し指の付け根、の部分で押さえるようにはさみましょう。その時に薬指の横の爪の部分に当ててお箸を固定させてください。
正しいお箸の持ち方では上の箸しか動きません。下の箸はしっかりと固定されているためです。子供にしっかりと持ち方、使い方を教えてあげるためにも、今一度自分のお箸の持ち方が正しいのか確認してみてください。
教え方のポイント
どんなことも最初は上手にできずに苦しい思いをするものです。子供も初めてのお箸という経験に頑張って立ち向かっているのです。飲み込みが悪く、すぐにお箸の使い方を取得できなくても決して怒ったりせず、温かく見守ってあげる必要があることを忘れないでください。
基本的には初めてお箸を練習するときは、食事の場でないところからスタートすると良いでしょう。慣れてきたら少しずつお箸を使って食べ物をつかむように変えていきましょう。
エジソンのお箸を使ってみる
エジソンのお箸は子供が初めて箸を使用する際に役立つアイテムです。特徴はお箸にリングがついていて、そこに指をはめ込むだけでお箸を持つフォームが完成するというものです。
初めてのお箸の練習にはこのエジソンのお箸を使用し、フォームが身についてきたら大人と同じ通常のお箸にシフトしましょう。
お箸に目印をつける
初めてのお箸は子供にとってとっても不思議なものに違いありません。どこをどうやって握ればいいのか全くわからず、混乱してしまうことも。
そんな時のために、、指の位置に目印をつけてあげることで見た目でもわかりやすくお箸の練習をサポートできます。
たまにはスプーンやフォークで休憩
使い慣れないお箸を使い続けることで子供は精神的にも疲れてしまい、楽しいはずの食事も心から楽しめなくなってしまいます。
初めの頃はお箸とフォーク、スプーンを交互に使い分けてバランスをとりながら練習していきましょう。
大げさなくらい褒めてあげる
お箸の使い方がまだまだだったとしても、頑張って挑戦する姿勢に対して少し大げさなくらい褒めてあげましょう。
子供は褒められたことで次も頑張るぞというポジティブな気持ちを維持することができます。
コミュニケーションをとりながら楽しく
箸の使い方は親がしっかりと子供に教えてあげなければいけません。時間はかかるかと思いますが、お箸の練習を通して親子のコニュニケーション力を高め、楽しく成長を見守ってあげてください。