赤ちゃんの歯並びが悪い原因と悪くしないための5つの予防法

赤ちゃんの歯並びが悪いと大人になってもこのままでは?と心配ですね。「もしかして遺伝?」と気になっているママも多いと思います。普段から指しゃぶりをする赤ちゃんの場合は、それも原因なのでは?と考えたりもします。今回は赤ちゃんの歯並びについて詳しくご紹介します

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赤ちゃんの歯並びの特徴

歯が見え始めたばかりの赤ちゃんは、歯にいろいろな特徴があります。
すき間が開いていたり、前歯が斜めに生えていることも多いですが、将来の歯並びに影響することはありません。

赤ちゃんの歯はすき間が開いている、いわゆる「すきっぱ」の状態が正常です
すき間がなければ、永久歯が生えてくるスペースがないからです。

永久歯は乳歯よりもサイズが一回り大きいです。
乳歯に隙間がなければ、永久歯が生えるスペースがないので、本来と違うところから生えるなど、大きく歯並びに影響することになります。

ただ、歯並びが悪いと歯磨きを丁寧にしてもどうしても磨き残しができ、虫歯にもなりやすくなります。

あまりにも気になるようなら小児科医に相談してみると良いでしょう。

赤ちゃんの歯並びが悪い原因と悪くしないための5つの予防法

赤ちゃんの歯の生えてくる順番

赤ちゃんはだいたい3ヵ月~9ヵ月ごろに歯が見え始めます。
赤ちゃんによって生え始める時期には大きく差があります。

そのため、なかなか生えてこなくても同じ月齢の子供と比較して焦る必要はありません。

赤ちゃんの歯はまず下の前歯2本から生えます。
その次に上の前歯、上下4本ずつ生えた後は奥歯(第一臼歯)、犬歯、奥歯(第二臼歯)と進んでいきます

だいたいこの順番で生えていくのですが、個人差もあるのでこの通りでなくても全く問題はありません。
ただし、1歳3ヵ月ころになっても歯がなかなか生えてこないのであれば、何らかのトラブルの可能性も考えられますから受診した方が良いでしょう。

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赤ちゃんの歯並びが悪い原因

歯並びが悪い原因で考えられるのは、「遺伝」と「環境」の2つにあります

歯並びの遺伝というよりも、骨格の遺伝ですね。
あごの骨が大きかったり小さかったりすることで、歯並びに影響を与えます。

もうひとつは指しゃぶりやおしゃぶりが原因で、前歯が出る、いわゆる「出っ歯」になってしまうこともあります。
食べ物を食べるときの口周りの筋肉や舌の筋肉によっても、歯並びに影響があらわれます。

環境によって歯並びに影響が出ている場合は、原因を改善することで、徐々に歯並びの悪さが気にならなくなってくることが多いです。

赤ちゃんの歯並びが悪い原因と悪くしないための5つの予防法

歯並びを悪くしないための予防法

歯並びの悪さを改善するには「歯科矯正」という方法が一般的ですが、歯がきちんと生えそろっていない状態で歯科矯正はできません。
きちんと生えそろうまではまず様子を見ることが大切です。

成長とともに赤ちゃんの歯並びは改善されることが多いからです。

遺伝の場合、改善することは難しいですが、環境によって歯並びが悪くならないよう、予防することはできます。

おしゃぶりや指しゃぶりをさせない

おしゃぶりや指しゃぶりをすると落ち着く赤ちゃんは多いですね。
ですが、歯並びのことを考えるとこれらは出っ歯の原因に。

赤ちゃんのうちは骨や歯は柔らかいので、歯が動いてしまうことが珍しくありません。

おしゃぶりや指しゃぶりが習慣になっている場合は、できるだけ早めにやめさせてあげてください。

寝姿勢に気を付ける

骨が柔らかい赤ちゃんは寝姿勢にも注意が必要です。

いつも同じ方向で寝ていると骨格が歪んで歯並びにも影響が出ることもあります。
特にうつぶせ寝は歯並びへの影響が出やすいので、寝姿勢にも気を付けてくださいね

食生活に気を付ける

ある程度大きくなっても柔らかいもの中心の食生活だと、あごの骨が発達せずに歯並びに影響が出ることがあります。
あごの骨が発達しないということは、小さいあごに大きな永久歯が生えてくるということだからです。

離乳食は赤ちゃんの進み具合を見ながら、固さを調節していきましょう。

頬杖をやめさせる

一人で座れるようになると、頬杖を突き出す子供もいます。
年齢でいえば2歳前後から頬杖をつく子供が見られますが、頬杖が骨格に影響して歯並びを悪くさせることがあります。

頬杖をついているところを見かけたら、やめさせましょう。

虫歯を作らない

乳歯はのちに永久歯に生え変わりますが、生え変わるからといって虫歯を作ってしまうと永久歯にも影響があります。

虫歯は歯茎の状態まで悪くすることがあり、歯並びを悪くしてしまいます。
仕上げ磨きをして虫歯予防を心がけましょう

赤ちゃんの歯並びが悪い原因と悪くしないための5つの予防法

まずは虫歯予防が大切

赤ちゃんの歯は、生え方、生える順番などに個人差があります。
歯並びが悪いと感じたり、予防したい場合は食生活やおしゃぶりなどに気を付けてあげると良いでしょう。

いずれにせよ、赤ちゃんのうちは歯並びを気にしていても歯科矯正をすることはできませんし、成長の過程で歯並びも変化していくことが多いので、まずは歯並びよりも虫歯にならないように気を付けてあげることが大切です

歯並びが悪くならないよう、しっかり予防しながら、歯が全部生えそろうまで様子を見てあげてください。