赤ちゃんが虫に刺されると、掻きむしって化膿してしまう可能性もあります。どのように対応すればよいのか困っているお母さんも多いのではないでしょうか。
今回は、赤ちゃんの虫刺され予防法と対処法をご紹介いたします。
赤ちゃんは虫に刺されやすい
「気づいたら、赤ちゃんが虫に刺されていた」という経験がある人も多いのではないでしょうか。
赤ちゃんは大人と比べて虫に刺されやすく、悪化しやすいです。
赤ちゃんが虫に刺されやすい理由
赤ちゃんが大人と比較して頻繁に虫に刺されるのには3つの理由があります。
赤ちゃんはたくさん汗をかく
赤ちゃんは新陳代謝が活発で、大人と比べて運動量も多いので、たくさん汗をかきます。そして、汗は蚊などの虫を呼んでしまいます。
外で遊んでいるときに汗をかくと、虫が近寄ってきて気づかない間に刺されてしまうのです。
赤ちゃんの体温は高い
赤ちゃんの平熱は大人よりも高いです。蚊などの虫は熱に反応して近寄ってくるので、赤ちゃんは大人と比べて蚊などに刺されやすいと考えられます。
知らない間に虫に近寄ってしまう
赤ちゃんは好奇心が旺盛です。
公園などに連れて行くと、知らない間に茂みに入っていったり、草の中に手を伸ばしたりしていることも少なくありません。
虫がたくさんいるところに近寄ってしまえば、虫刺されの危険も高まります。
赤ちゃんが虫に刺されるとどうなるの?
赤ちゃんが虫に刺されると、大人よりも症状が悪化しやすいです。赤ちゃんの虫刺されで見られる症状を確認しておきましょう。
虫刺されの代表的な症状
虫刺されの代表的な症状としては、皮膚の赤みやかゆみ、痛み、水痘などが挙げられます。
これらの症状は大人と同じようなものですが、赤ちゃんの場合は大人と比べて症状が現れるのが遅く、虫に刺されてから8時間程度たった後に症状が見られることもあります。
蜂に刺されるとアナフィラキシーショックを起こすことも
蚊などに刺されてひどいアレルギーを起こす赤ちゃんはあまりいませんが、蜂に刺されるとアナフィラキシーショックを起こすことがあります。
虫に刺された後に呼吸困難や意識混濁などの症状が現れたら、早く病院に連れていきましょう。
痒さで掻きむしると化膿する可能性がある
赤ちゃんは痒みを感じると、虫に刺された場所を掻きむしってしまうことが多いです。
掻きむしった場所に傷ができて細菌が入り込むと、化膿したり、とびひになったりすることがあるので、虫に刺された後は適切な対処をしてあげることが大切です。
赤ちゃんを虫刺されから守る方法
赤ちゃんを辛い虫刺されから守るためには、適切な方法で予防することが重要です。赤ちゃんを虫刺されから守る方法を確認していきましょう。
ベビー用の虫よけを使う
市販のベビー用虫よけは赤ちゃんの虫刺され予防に便利です。
スプレータイプからロールオンタイプ、ブレスレットタイプまでさまざまな虫よけが販売されているので、使いやすいものを用意しておきましょう。
商品によっては刺激が強いものもあるので、購入時は赤ちゃんでも使用できるか確認し、成分が気になった時は天然のハーブなどから作られたものを選ぶと安心です。
服装に注意する
公園などに行くときは服装に注意するのも大切です。
赤ちゃんが茂みに入ったり、草に手を伸ばしたりするのであれば、肌の露出は控えて、長袖や長ズボンを着せてあげましょう。
蚊や蜂は黒い色に近寄ってくるので、服は明るめの色を選ぶのがおすすめです。
部屋に虫を入れない
赤ちゃんが虫に刺される場所は外出先だけではありません。
自宅にいる時も窓やドアを開け閉めしたときに虫が入り込んで赤ちゃんを刺してしまう可能性があるので、部屋に虫を寄せ付けないための対策もしましょう。
部屋に虫を侵入させたくないときは、窓やドアの開け閉めを控え、蚊取り線香などを使うのが効果的です。
万が一刺されてしまった場合の対処法
虫刺されに気をつけていても、赤ちゃんが虫に刺されてしまうのは珍しくありません。虫刺されを発見したら、焦らずに適切な方法で対処してあげてください。
患部を洗い流す
刺されたときにまず行いたいのが洗浄。虫は雑菌を持っていることも多いので、赤ちゃんが菌に感染しないように石けんを使ってしっかりと刺された場所を洗い流してあげましょう。
患部を強くこすって洗うと、かゆみが出てしまう可能性があるので、優しく洗ってあげることをおすすめします。
患部を冷やす
虫に刺された場所をしっかりと洗ったら、水で濡らしたタオルなどで患部を冷やしましょう。冷やすとかゆみが抑えられます。
市販のかゆみ止めを使う
冷やして症状が治まれば良いですが、かゆみがひどいときは市販のかゆみ止めを塗ってあげましょう。
赤ちゃんの肌は大人と比べて敏感なので、かゆみ止めを使う場合は必ずベビー用のものを選んでください。
包帯などで掻きむしりを予防
赤ちゃんはかゆみを感じたら患部を掻きむしってしまいます。
肌に傷ができて雑菌が入り込むと化膿したり、とびひになったりすることがあるので、かゆみがある場合は包帯やガーゼで患部を守ってあげましょう。
敏感な赤ちゃんの肌は炎症を起こしやすいので、包帯やガーゼを使ったら、毎日包帯やガーゼを取り換えて清潔な状態を保つことも大切です。
虫刺されから赤ちゃんを守ろう
赤ちゃんは虫に刺されやすく、虫刺されが悪化しやすいです。
辛い思いをさせないためにも、外出時や虫が多い季節はしっかりと予防をして赤ちゃんを守ってあげましょう。
もし、虫に刺されても焦らず適切な対応をして、症状の悪化を防いでくださいね。