良い子に育ってほしいと思うのは親の願いでもありますよね。赤ちゃんは個性的で個人によって性格も異なりますが、その性格はどのようにして決まるのでしょうか。今回は赤ちゃんの性格の決まり方について紹介します。
赤ちゃんの性格の決まり方って?
赤ちゃんを良い子に育てるために育児書を読んだりインターネットで調べたりする親御さんもいます。赤ちゃんは成長する月齢によって特徴がありますね。性格は遺伝や環境などと深い関係があり、3歳頃までに性格が決まると言われています。
親からの遺伝
親がどのような性格の持ち主であるかによっても子供の性格は決まります。親の性格と子供の性格が似ているのは遺伝が関係しているからなのです。但し、全て遺伝によるものではなく、その後の育て方によっても決まります。
遺伝は約50%以上〜80%からと言われているので親の全ての性格が子供に伝わるわけではありません。
環境によるもの
パパやママ以外に祖父母や親族、友達などが家に多く出入りする家庭の赤ちゃんはいつもニコニコで大きくなっても社交性のある子供に育ちます。反対に親の社交関係が乏しくあまり外出せず、人の出入りが少ない家だと子供も引きこもりがちになってしまたり、大きくなっても友達を作るのに時間がかかるなど消極的な子供に育ってしまいます。
このようにどのような家庭環境で育ったかによっても子供の性格が決まってきます。
育て方
赤ちゃんのお世話をママがする家庭がほとんどだと思いますが、赤ちゃんのお世話をする人の態度によっても性格が決まります。
いつもニコニコして赤ちゃんに接しているのか、不機嫌で不愛想なのかなど育て方によって異なります。
赤ちゃんの性格のタイプ
赤ちゃんを見ているとひとりひとり性格も異なりますよね。性格は環境や育て方、遺伝などによって決まると言われていますが、赤ちゃんにもいくつかのタイプがあります。
性格を分類する基準に「サイモンズ式分類」があり4タイプに分けることができます。
支配型
親が赤ちゃんに対して何かを強制したり、親の権力を使って言うことを聞かせるようにすることです。強制や威圧感のある生活環境で育てられた赤ちゃんは将来、消極的で臆病な性格になりがちです。
服従型
自己中心的な赤ちゃんは、相手の言いなりになって育てている可能性があります。欲しがるものを買い与えたり、遊びなど赤ちゃんの欲求に全て答えていると将来、我がままや乱暴的な子供に育ってしまいます。
保護型
親が赤ちゃんをしっかりと見守って育てているので、精神的に安定した子供に育ちます。但し、過保護過ぎると危険が迫った時に上手く対処できなくなることがあります。
拒否型
神経質タイプの場合、親が赤ちゃんに対して無関心だったり、育児を拒否していることがあります。赤ちゃんに不安感を抱かせたり自信のない子供に育ってしまいます。
良い性格の赤ちゃんに育てるためには?
赤ちゃんの性格は、環境や遺伝などが関係していますが、親の育て方でその後の性格も変わってきます。性格の良い赤ちゃんに育ってほしいと願うのは親の共通の願いですが、どのように育てれば良いのでしょうか。
たくさん話しかける
赤ちゃんにたくさん話しかけることで安心感がうまれ安定した子供に育ちます。赤ちゃんに声をかけたり、笑いかけてあげると良いですね。日常生活では、おむつ替えやミルクを与える時にも声かけをしながら行うようにしましょう。
言葉が分からなく、会話が成り立たなくてもママの声や笑顔で赤ちゃんは愛されていると感じるものです。
スキンシップ
赤ちゃんが泣いているときは、放置せず抱っこをして安心させてあげましょう。ママが赤ちゃんの肌に触れることで気持ちが落ち着くホルモンが分泌されます。沐浴後に赤ちゃんマッサージをしたり、普段からスキンシップをとってくださいね。
刺激を与える
散歩など外出を積極的にして、赤ちゃんの五感を発達させてあげてください。赤ちゃんの脳は発達段階にあるので自然に触れ合ったり、絵本を読んであげるなど想像力を働かせあげてください。
また何かできたら褒めてあげることも大切です。
テレビやDVDは控える
赤ちゃんのお世話は思った以上に大変です。育児に忙しいと家事ができないなどもでてきますよね。そのような時に、テレビやDVDが便利ですが、見せすぎると運動不足から肥満傾向になったり、コミュニケーション能力の低下につながります。
人との関わり合いの中でコミュニケーション能力も発達するのです。
まとめ
性格は赤ちゃんによってそれぞれ特徴がありますが、親とのかかわり合いや環境が大きなポイントとなります。スキンシップをたくさんとり、愛情を持って育てることで性格の良い赤ちゃんに育ってくれます。
生まれてから5歳までは赤ちゃんの成長に重要な時期なのでできるだけスキンシップをとるようにしましょう。