初旅前に知っておいて!赤ちゃんと飛行機に乗る時に気をつける6つのこと

急な帰省、里帰り出産、転勤、旅行などで赤ちゃんを連れて飛行機に乗らなくてはならないこともあります。小さな赤ちゃんならまだ飛行機に乗ることは避けたいですが、飛行機に乗らざる得ない時に知っておいてほしいことがあります。

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赤ちゃんはいつから飛行機に乗れる?

出来れば赤ちゃんの月齢が進んでいればいるほどいいのですが、止むを得ず乗せなければならないこともあります。

そんな時、いつ位から乗せても可能かというと、国内線・国際線(JALやANAも)も生後8日過ぎれば乗せても可能ではあります。とはいえ、この時期はまだ首も座っていませんし、抵抗力も弱く、まだ外に出るのも早い時期であったりします。

一般に、生後1か月の1か月健診が済むまではお家で過ごすか、たまに外気に触れさせる程度なら大丈夫ですが、外出は生後1か月から短時間のお散歩から始めるのが望ましいです。

それでも中にはどうしても飛行機に乗らなくてはならないこともあります。出来れば生後1か月過ぎてからが望ましく、お母さんも産後すぐでは体力や身体がまだ回復しきれていないので、やはり親子共々産後1か月以内は厳しいですよね。

飛行機の中は気圧もかかりますし、何時間と同じ体勢では親子共々しんどいものです。また、泣き出した時、緊急時を考えると覚悟が必要になります。

初旅前に知っておいて!赤ちゃんと飛行機に乗る時に気をつける6つのこと

赤ちゃんの料金や座席は?

赤ちゃんの料金ってどのくらいかかるの?

国内線の場合は、2歳までなら大人の膝に乗せて乗車が可能です。その際は大人だけ運賃がかかり、子供運賃は無料です。ただし、大人1人に乳幼児1人です。もし、大人1人で2人の子供を連れて行く場合は、1人は膝に乗せ、1人は座席を子供用にとって座るようになるので、大人運賃プラス子供運賃になります。大人2人に2歳までの子供2人の場合は、大人2人の膝にそれぞれ乗せれば、大人運賃のみで子供運賃は無料です。

国際線の場合は、2歳未満でも大人運賃の約1割が子供運賃として必要になります。(膝上に乗せても運賃は必要です)もし大人1人で2人の子供を連れて行く場合には、1人は膝に乗せ、1人は座席を子供用にとって座るようになるので、大人運賃と子供運賃として大人の約1割分と約75%分の3人分がかかります。2歳からは大人運賃の約75%が子供運賃としてかかります。各航空会社によって異なることもあるので、事前に確かめておきましょう。

座席はどうしたらいいの?

座席に関しては、国内線なら大人の膝に2歳までの乳幼児1人を乗せることが出来ます。航空会社にもよりますが、優先的に席を用意して下さったり、赤ちゃん用の座席があるところも。

どの辺りに席を確保したらいいのかというと、前方部や後方部が良いでしょう。人通りも少なく、比較的ゆったり座ることが出来るからです。オムツ替えなどで席を外すことが多いなら通路側の方が良いでしょう。

2歳未満で座席を1つ確保する場合は、チャイルドシートが必要になります。貸し出しがある場合と、自前で準備しなければならないこともあるので、確認して下さい。ANAでは(国内・国際線共)、体重10kgまでのお子様までの使用で、バシネット(ベビーベッド)の無料貸し出しをしています。JALでは、国内線はバシネットの貸し出しはしておらず、国際線では体重10.5kgまでかつ2歳未満のお子様に限り無料で貸し出ししています。

JALの国内線なら赤ちゃんも同伴できる「クラスJ」という別途料金がかかりますが、優先シートがあります。ANAでは、全機種のファーストクラス、一部機種のボーイング787のビジネスクラスでは2歳未満の座席指定は出来ないこともあり、席が決まっていることもあるので注意しましょう。

予約をする際には、電話で確認し、座席を相談して予約するのをお勧めします。ネットでは特にバシネットの予約は出来ません。

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持ち物

飛行機に乗る際に必要な物を挙げていきますので、手荷物を準備をする時などにチェックしてみて下さい。

・オムツセット

オムツ(2時間程度のフライトなら2〜3枚)、お尻拭き、オムツ替えマット、ビニール袋をひとまとめにします。搭乗直前にオムツは替えておくと良いでしょう。

・抱っこヒモ

ずっと手で抱っこしたままでは疲れてしまいます。抱っこヒモを使って膝の上に赤ちゃんを乗せておくのにも役立ちます。

・お食事セット

ミルクの赤ちゃんは機内でお湯がもらえるので、哺乳瓶と粉ミルクを。母乳の赤ちゃんは授乳ケープを。離乳食が始まっている赤ちゃんは、レトルトなどの離乳食食品、おやつなどを持参しましょう。麦茶、ジュース、白湯などの飲み物も持参しておくと良いでしょう。

・着替え

2〜3時間程度のフライトなら1セット位、長時間になる場合はそれ以上持っていきます。

・おもちゃ

泣いてグズったり、退屈しのぎにお気に入りのおもちゃを持っていきましょう。

・タオルなどの拭くもの

赤ちゃんは急にミルクを吐いたり、何かをこぼしたりすることが多いので、とっさの時にも役に立ちます。ウェットティッシュやティッシュペーパーも必需品ですよね。

初旅前に知っておいて!赤ちゃんと飛行機に乗る時に気をつける6つのこと

こんなサービスも

航空会社によって違いますが、粉ミルク・お湯・オムツの準備があるところもあります。他には、空港内の移動でベビーカーのレンタル、赤ちゃん用毛布のレンタルなども。国際線などの長時間のフライトでは、離乳食やアレルギー対応食もあります。これは事前に要予約になります。

搭乗前に利用できるベビールームなどもあります。調乳器もあったり、お子さんを遊ばせるスペースもあります。

初旅前に知っておいて!赤ちゃんと飛行機に乗る時に気をつける6つのこと

飛行機に乗る時に気をつけること

赤ちゃんと共に飛行機に乗る場合は、次のことに気を付けましょう。

事前にしっかり確認

ネットで予約したから確認しなかったでは遅いです。電話で確認しながら予約しましょう。大人の人数、子供の月齢や人数を伝えます。それによって席を優先してくれたり、配慮してくれることもあります。

持ち物準備はしっかりと

いざ飛行機に乗ってから、あれがなかったこれがなかったと慌ててしまわないように、忘れ物がないようしっかりシュミレーションをして当日に備えましょう。

空港には早めに到着するように

赤ちゃんと一緒の移動となると、途中どんなことが起きるか分かりません。グズって泣き止まない、うんちが出た、吐いちゃったなど様々なことがあります。バタバタしてしまうより、時間に余裕を持って到着しておくようにしましょう。早めについて、フライトの時間までしっかり遊ばせて疲れさせ、フライトの時間中赤ちゃんが寝てしまえばある程度快適に過ごせます。

また、赤ちゃんがグズって授乳しなければならなかったり、オムツ替えの時間も考えておきましょう。

赤ちゃんが寝そうな時間帯に飛行機に乗る

生後3か月位まではほぼずっとネンネの状態が多いので、寝ている間に到着したという感じが多いです。それ以降の月齢の赤ちゃんは起きている時間が少し長くなるので、寝そうな時間帯に飛行機に乗るのがお勧めです。フライト前にたくさん遊ばせたり、食べたり飲んだりさせ、後は寝るだけの状態にさせてしまいます。

水分摂取

機内は思いのほか乾燥していて、湿度が20%前後という時も。喉も乾燥しやすくなるので、母乳の赤ちゃんはママも水分補給を忘れずにしましょう。赤ちゃん用の飲み物(ジュース、お茶など)もお忘れなく。

赤ちゃんの耳抜き

機内では気圧の影響で耳が詰まった感覚になります。赤ちゃんも耳が不快になったりします。その時の対策としては、何かを飲ますことです。

初旅前に知っておいて!赤ちゃんと飛行機に乗る時に気をつける6つのこと

飛行機に乗る時にやっておいた方がいいこと

ワクチンの接種

打てるワクチンは打っておきましょう。特に海外にいく場合には気にしておいてください。生後6か月位まではママからもらった免疫がまだありますが、やはり人混みの中の移動は病気などが心配になります。

感染予防

赤ちゃんはマスクをすることが出来ません。同乗者はマスクをして、本人だけでなく赤ちゃんにも感染しないように気を付けましょう。また、除菌シートも忘れずに。

赤ちゃんが寝てくれればしめたもの。寝てくれないと周りの方達に気兼ねしてしまいますよね。周囲の方には、ご迷惑をおかけするかもしれませんと一言言っておくと良いでしょう。事前の確認や持ち物準備もぬかりなく、快適に過ごせるようにしましょう!