実は秋と冬が危険な「アタマジラミ」の3つの原因と駆除法

子供に多いアタマジラミ。お子さんがいらっしゃる方なら、幼稚園や小学校からアタマジラミに対するお知らせなどが必ずありますからご存知の方も多いと思います。アタマジラミは頭皮から血を吸い髪の毛に卵を産みつけ、その数をどんどん増やしていきます。また人にもうつりやすいので注意が必要です。アタマジラミは夏に多いイメージを持っている方も多いと思いますが、実は秋冬こそ注意が必要です。そこで今回は、アタマジラミの原因とその駆除方法をご紹介していきます。

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アタマジラミの原因と感染経路

幼稚園や小学校など、集団生活で注意を促されることのひとつにアタマジラミがあります。プール開きの前になるとアタマジラミのお知らせプリントが配られますね。

アタマジラミとは寄生虫の一種のシラミが頭に寄生して血を吸い、かゆみを感じさせたりすることで、不潔・不衛生とは関係なく誰でも感染しうるものになります。感染経路は、人からの接触感染です。

アタマジラミの感染原因は主に3つです。

1.頭をくっつける

幼稚園や小学生の子供はお友達との距離も近く、頭をくっつけることが多いですね。お昼寝がある幼稚園や保育園では頭をくっつけて眠っている姿もしばしば見られます。

頭をくっつけるとアタマジラミの成虫が移動して感染することになります。

2.髪がしっかり洗えていない

お子さんの自立のため、幼稚園や小学校にあがったのを機にお子さん自身に髪を洗わせているという方も多いと思います。

でも、慣れない手つきで髪を洗うと、きちんと洗えていない箇所がどうしてもありますから、アタマジラミを洗い流すことができずに数を増やすことになるのです。

3.シャンプー後の自然乾燥

ドライヤーの熱はアタマジラミを駆除する効果もあります。髪を洗った後、ドライヤーをせずに自然乾燥させているとアタマジラミが増える原因になります。

感染経路は直接頭をくっつける以外にも、帽子の貸し借りやプール、銭湯などがあります。

アタマジラミは子供だけが感染するものではありません。感染しているお子さんと一緒に寝ている大人も感染しますから気を付けましょう。

実は秋と冬が危険な「アタマジラミ」の3つの原因と駆除法

アタマジラミの症状

アタマジラミは褐色で体長3~4mmのシラミで、月に約100、1日3~4個の卵を産むといわれており、髪の毛に産み付けます。

アタマジラミに感染したときの主な症状はかゆみです。

アタマジラミは頭皮から血を吸う際に唾液分泌物を注入するのですが、それによってアレルギー反応としてかゆみがあらわれます。

二次的症状としては、かゆみから頭を掻き毟り、そこへばい菌が入ってしまうことで「とびひ」になることがあります。とびひにならないためにも、掻き毟らないうちにアタマジラミの駆除を行いましょう。

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一般的な駆除法

アタマジラミの感染を確認したら、一般的には薬を使って駆除します。アタマジラミの卵はフケと似ているのですが、フケは触るとポロポロ落ちるのに対し、卵はしっかりと髪の毛にくっついているので、力を入れてしごかないと取れなくなっています。

使用する薬は薬局などで手に入る「スミスリン」です。シャンプータイプ・パウダータイプの2つが販売されており、スミスリンに含まれている「ピレスロイド系フェノトリン」という殺虫成分がアタマジラミを駆除してくれます。

スミスリンはアタマジラミの成虫や幼虫に対しては効果があるのですが、卵に対しては効果がありません。そのため卵が孵化し幼虫になってから使用しなければすべてを駆除できませんから、最低でも2週間使い続ける必要があります。

実は秋と冬が危険な「アタマジラミ」の3つの原因と駆除法

薬を使わない駆除法

一般的にはスミスリンを使って駆除しますが、使用されている「ピレスロイド系フェノトリン」は殺虫剤にも使用されている成分ですので、体への悪影響も心配です。それに最近ではスミスリンが効かないアタマジラミも確認されていますから、スミスリンでは駆除できないこともあります。

その点からも薬を使わない駆除方法はおすすめです。

それが、アタマジラミ専用のクシを使った駆除方法です。専用の目の細かいクシで髪をとかすだけで髪の毛についたアタマジラミの卵や幼虫、成虫を取り除けるというものです。

クシを使用する際には、お湯をはった洗面器を用意し、フローリングやお風呂場など簡単に掃除機をかけられる場所で駆除を行いましょう。カーペットなどの上で行うと、そこに卵が落ちたときに再度感染する可能性が高くなるからです。

一度クシを通したら洗面器でクシをすすいで、卵や幼虫、成虫を落としましょう。髪の毛全体をクシでとかしたら、必ず最後は掃除機をかけて床や着ている洋服までしっかり吸い取りましょう。

実は秋と冬が危険な「アタマジラミ」の3つの原因と駆除法

学校への報告は必要?

お子さんがアタマジラミに感染していたら学校に報告するべきかどうか迷いますね。原因は不潔にしていたからではないというものの、お友達に知られていじめに繋がったら・・・と不安になる方も多いと思います。

ですが、もしアタマジラミに感染していたときには学校への報告は必須となります。

学校保健安全法によると、アタマジラミは学校で予防するべき感染症に該当しています。出席停止の必要はないものの学校によっては出席できない場合もあるようです。

他のお子さんへの感染拡大を防ぐためにも報告は必要ですが、幼稚園や学校側からは、アタマジラミに関するお知らせが配られる程度で、感染者の名前が出されることはありません。

アタマジラミの感染を防ぐためにも、帽子の貸し借りやタオルの使いまわしは避けるようにしましょう。