「自分の子供なのにかわいくない」、「子供に愛情を持てない」と悩んでいませんか。
子供を愛せない原因や子供のためにできる対処法をご紹介いたします。
子供を愛せない原因とは?
「産まれたときはかわいかったのに、最近子どもを愛せない」と悩んでいるお母さんは少なくありません。
長い子育てで子供を愛せない期間があっても自分を責めすぎず、原因を確認してみましょう。子供を愛せない原因がわかれば、対策法が見えてくるかもしれません。
子供を愛せない原因として考えられるのは以下の5つです。
自分自身を愛せない
自分のことを愛せていないお母さんは子供に愛情をかけられないことがあります。
これは子育てにも自信を持てないためです。
子育てに自信がなければ、「こんな自分に育てられている子供はかわいくない」、「自分が育てた子供は他の子供よりも劣っている」などと感じて子供がかわいく思えないことがあります。
また、自分に自信が持てていなければ、自分に似た子供に愛情を注げない可能性も考えられます。性格や外見などコンプレックスを持っている箇所が自分に似ていると子供のことを愛せないかもしれません。
自分自身を愛せていない場合、特に同性の子供を愛せないと悩むことが多いです。
同性の子供は自分と重ねやすいため、愛せない自分に似た子供をかわいがれなくなるのです。
関係の悪い夫や両親に似ている
夫や両親、義理両親との仲が悪い場合、関係が悪い人と似ている子供を愛せなくなることがあります。
「あんな夫に似た子供はかわいくない」と思い込んでしまうと、子供の悪いところばかりに目が行き、愛情を注げなくなってしまうのです。
出産や育児の疲れ
出産や育児が大変な時は心身ともに疲れてしまいます。
特に、子どもが毎日夜泣きをする場合などは睡眠時間を取れず、「子育てなんてやめてゆっくりと寝たい」と思うことも少なくありません。
周りからのサポートが少なく、助けを求められないときは疲労が重なり、子供を愛せなくなっていくこともあるでしょう。
育児でやりたいことを諦めた
育児のために自分の目標や仕事を諦めた人は「子育てさえなければ自分は好きなことをできたのに」と思ってしまうかもしれません。
子育てに悩んだときにこのように思ってしまうと、子供を愛せなくなっていきます。
兄弟を比べてしまう
兄弟のどちらかを愛せないという人もいます。
上の子供と違って下の子供は手がかかると思ったり、反対に上の子の方が手間がかかると思ったりすると一人を愛せなくなってしまうことがあるのです。
子供には個性があることがわかっていても、疲れなどで余裕がなくなってしまうと、個性を受け入れられなくなる可能性も考えられます。
子供を愛せない時の対処法
子供を愛せていないと悩んだら、いくつかの方法を試してみましょう。
試してすぐには効果が出ないこともありますが、少しずつ愛せるようになってきますよ。
自分を肯定する
自分自身を愛せないために、子供を愛せなくなっている場合は自分を肯定することから始めましょう。
「自分には良いところがない、自分のことが嫌い」という人もいるかもしれませんが、夫や周りの友達などはあなたがすきだから傍にいてくれているのです。
周りの人から愛されている自分に自信をもって子育てをしてみましょう。
夫と相談する
夫や両親、義両親と仲が悪く、関係が悪い人に似ている子供を愛せない場合は関係を回復することが大切です。
子供のためにも苦手に思っている人とよく話し合い、徐々に良い関係性を築いていきましょう。
夫や両親、義両親との関係が良くなれば、子育ての相談をできる人も増えます。子どもを愛せないという悩みを相談できれば、ストレスが軽減し、子供の良いところが見えてくるでしょう。
子供から距離を取る
子供を愛せないと悩んでいるときは思い切って子供から距離を取ってみるのも良いでしょう。数日間、子供と離れて外出をしたり、子供の世話を夫に任せたりすると子育ての疲れを取り除けます。
近くにいて当たり前だと思っていた子供と離れることによって、子供の大切さを理解できることもありますよ。
子どもと過ごす時間を増やす
兄弟のどちらかを愛せない場合、愛せていないと思う子供と二人きりで過ごす時間を増やすのも一つの手段です。
初めは戸惑ってしまうかもしれませんが、二人だけで過ごすことによってその子供の良いところが見えてくるようになるでしょう。
二人だけで過ごすと兄弟と比べる機会も減るので、子供の個性も受け入れられるようになっていきます。
カウンセリングを受ける
どうしても子供を愛せないときや自分自身を愛せないときはカウンセリングを受けるのも良いでしょう。
専門家の助けを借りて、自分の気持ちを整理すると子供のことを愛せるようになってきます。
子供を愛せない悩みこそが愛情の証
子供を愛せないと考えている人はこれからどのように子育てをすればよいのか、どうやって子供と接すると良いのかと悩みがつきません。
愛情を感じられなければ、子供の成長に悪影響だと考えるお母さんもいるでしょう。
しかしながら、「子供を愛せない」という悩みこそが愛情の証であることを忘れないでください。
子供のことを想っていなければ、「子供を愛せない」という悩みも起きません。愛せないと感じたら、悩みすぎず、ゆっくりと自分や子供と向き合うと良いでしょう。
子供を愛せないと悩みすぎないようにしよう
子供を愛せないと悩んでしまったら、原因を探り、対策をしていきましょう。
焦りすぎるとストレスとなり、さらに状況が悪化するので、少しずつ対策を取っていくことが大切です。
一人で悩みを抱え込んでしまうと、どうしてよいのかわからなくなるので、相談できる人がいないときは保健センターや子育て支援センターに相談してみるのもおすすめです。