子供が普段学校でどう過ごしているのか、親としてはとても気になりますよね。それを先生の口から聞くことができる一大イベントが、「家庭訪問」です。
今回は学校が家庭訪問を行う目的や、先生が来訪してきた時のマナーについて、ご説明していきたいと思います。
家庭訪問を行う目的って何?
家庭訪問は、担任の先生が生徒たちをより深く理解するためにあるといえるでしょう。生徒の暮らしている家庭へ訪問することで、家や家族の雰囲気、親がどういった人物であるかが見えてきます。また保護者と個別に話をすることも、大切な取り組みの一つです。
親が我が子に対し、どのような思いや悩みを持っているのか。また、我が子にどのように育ってほしいと願っているのか。それを知ることも、担任の先生が生徒を理解する上で、とても大切なことなのです。
家庭訪問で気を付けたい先生へのマナー
家庭訪問は1年にそう何度もある事ではないので、保護者としても気合いが入りますよね。中には、「初めての家庭訪問、どう対応すべき?」という人もいるでしょう。なのでここでは、先生に失礼のない基本的なマナーについてご説明いたします。
お茶菓子はなくても大丈夫
学校の先生は、1日に何件かのお宅を家庭訪問するパターンが多いでしょう。なので、全部の家で出されたお茶やお菓子をいただいていくというのもなかなか大変です。トイレに行きたくなることもありますしね。
とはいえ保護者側としても、なにも出さないのは申し訳ない気がしますよね。おすすめなのは、小さな湯のみやコップに注いだお茶をそっと出しておくこと。それだけで十分こちら側の礼儀は伝わります。お茶菓子までは無理に出す必要はないかと思われます。
質問はどんどんしてOK
もしあなたが他人の家にお邪魔した時に、なかなか会話が弾まなかったら気まずくありませんか?学校の先生としてもそれは同じです。生徒の事を知りたいとわざわざ来訪しているのですから、保護者としてもきちんと対応するようにしましょう。
先生と保護者がコミュニケーションを取れる数少ないイベントである家庭訪問。この機会を利用して、学校での子供の様子をいろいろ聞いておいた方が良いでしょう。
しかし制限時間があることも忘れてはいけません。だいたいの家庭訪問は、10~15分間が目安です。
玄関先の掃除は念入りに!
玄関先が汚れていたり散らかっていたりすると、それだけで来客にマイナスな先入観を持たれてしまいがちです。もしあなたが、ママ友さんなど他人の家庭に遊びに行ったとして、玄関先が全く片付けられていなかったらどう思いますか?「う~ん、なんだか家の中も汚そう…」なんてイメージを持ってしまいませんか?
それは学校の先生といえ同じです。先生とて人間ですから、玄関先の様子があまりに汚いのを見てしまうと、いろんな先入観を抱くのが普通です。保護者のズボラな面を見てしまうことで、「子育ても適当にやってそう」というマイナスイメージにも繋がりかねません。先生とはいえ、来客には変わりないのですから。失礼に当たらないように、掃除はきちんとやっておいた方が良いでしょう。
特に玄関先は来訪して最初に通る場所。ここをどれだけ綺麗にできているかで、その家庭の第一印象が変わってきます。家の中であれば、そこまで念入りに掃除をしなくてもかまいません。ぱっと見てそこそこ綺麗にしてあるレベルであれば大丈夫です。
まとめ
家庭訪問は、我が子がいつも学校でどのように過ごしているかを知ることができる大切なイベント。また、先生とのコミュニケーションを通して、子供への理解を深めることにも繋がっていきます。
素敵な家庭訪問になるように、掃除などの事前準備や、先生へのマナーをしっかりと学んでから挑んでくださいね!