ついに迎えた妊娠9ヶ月目!胎児の様子や胎動はどう変化する?

妊娠9か月というと、あと少しで赤ちゃんに会える!と、期待と不安が入り混じる時期ですね。お腹も大きくなり、お腹が邪魔して靴下が履きづらくなるなど日常生活にも支障が出てきたりします。

マイナートラブルの悩みも増えるため、お母さん自身に関しても、お腹の中の赤ちゃんに関しても、気になることが増える時期ともいえます。

今日は胎児の様子や胎動を中心に妊娠9か月目の変化についてお話していきます。

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妊娠9ヶ月目の胎児の大きさ

妊娠9か月目に入ると、お腹の中の赤ちゃんは髪の毛も生え、新生児に姿が近くなります。身長は45センチくらい、体重も1800グラム~2300グラムくらいまで成長します。

見た目的には新生児と変わらなくなるのですが、まだ体が細く、しっかり脂肪がついた状態ではないので、あと少しお母さんのお腹の中で育ってほしいところです。

ついに迎えた妊娠9ヶ月目!胎児の様子や胎動はどう変化する?

 

胎動はどう変化する?

9か月になるとお腹の中の赤ちゃんの体もしっかりしてきて、目を覚ましている時が多くなるため、動きが活発になります。しかし、子宮の中いっぱいに大きく成長し、余分なスペースが少なくなるため、胎動を感じにくくなるときもあります。

胎動が少ないなと感じた時、多くの場合は心配のないことが多いのですが、胎動の減少がお腹の中の赤ちゃんからのSOSの場合もあります。気になった場合には「10回胎動カウント法」という方法をためしてみてください。

10回胎動カウント法」というのは、胎動を10回感じるまでの時間をはかりお腹の赤ちゃんが元気かどうか確認する方法です。はかり方は簡単です。お母さんがリラックスした状態で、胎動をカウントしていくだけです。平均的に10~20分程度で10回カウントすることが出来ます。長くても30~40分で10回カウントできますので、1回の計測に1時間以上かかってしまった場合には、産院に相談してみましょう。

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胎動が激しくて気になる時は?

9か月になるとお腹の中の赤ちゃんの骨格もしっかりと出来上がっていますので、キックやパンチの力が強くなります。お腹の中の赤ちゃんが元気なことは喜ばしいことなのですが、あまりに激しいとお母さんも気になってしまいますよね。特に就寝中に胎動が激しいと眠れなくて困ることも、そんな時には以下の方法を試してみてください。

赤ちゃんに話しかけてみる

この頃の赤ちゃんは聴覚も発達し、お母さんの声をちゃんと聞くことが出来ます。胎動が激しくて困った時は優しく話しかけてあげましょう

「ねんねの時間ですよ」とか「ママが痛いから優しくしてね」など直接話しかければ、何?何?とお母さんの声に耳を澄ませて大人しくしてくれるかもしれません。

赤ちゃんに場所移動を促してみる

お腹の赤ちゃんの位置が、丁度足が膀胱にぶつかる位置にあると、胎動によっては痛みを感じる場合もあります。そのような場合には、お腹を優しくゆすったり、寝返りをうつなどして、赤ちゃんが少し移動するよう促してみましょう。ちょっと赤ちゃんの位置が変わるだけで、胎動の痛みが和らぐことがあります。

ただし、激しくゆすったり刺激を与えるとお腹が張ってしまうこともありますので、無理なく優しく行ってくださいね。

シムス位を試してみる

シムス位はアメリカの婦人科医Dr.James Marion Simsによって考案された体位で、妊婦さんにとって楽な体勢のようです。

左右、横になり易い方を下にし、横向きに寝てみましょう。そして、上側の足を前方に出し、膝を曲げた状態がシムス位になります。膝を曲げる足の下にクッションを敷いたり、抱き枕を使用したり、自分に合った楽な方法を見つけてみてくださいね。

ついに迎えた妊娠9ヶ月目!胎児の様子や胎動はどう変化する?

 

妊娠9か月目の注意点

赤ちゃんに会えるまでもう少しです。残りの期間、以下のことに注意して過ごしましょう。

体重の増加に気を付ける

妊娠9か月目はお腹が急激に大きくなり、体重増加に悩む妊婦さんも増える時期です。ダイエットはお腹の中の赤ちゃんに栄養が行き渡らなくなるので、もっての外ですが、急激に体重が増加すると赤ちゃんが大きくなりすぎて難産になったり、妊娠中毒症を起こしてしまうこともありますので、体重増加に注意しながら生活を送るようにしましょう。

塩分、糖分の摂りすぎに気を付ける

妊娠後期は妊娠高血圧症や妊娠糖尿病になり易い時期です。お腹が大きくなり、思うように動けないストレスを発散しようとスイーツやジャンクフードが無性に食べたくなるという方もいらっしゃいますが、塩分、糖分の摂りすぎになりますので気を付けましょう。

鉄分を摂ることを心がける

妊娠中は平常時より鉄分を多く必要としますし、出産時に貧血状態だと出血が止まりにくくなるなど母体が危険になることがあります。安心して出産に臨むためにも、鉄分を多く含んだ食品を摂るように心がけましょう。

お腹の張りに気を付ける

お腹がカチカチに張る、短時間でお腹が張るのが繰り返される場合には切迫早産の危険も考えられます。いつもとは違う張りを感じたら速やかに産院に連絡をしましょう。

入院グッズをまとめておく

まだ出産までは余裕があると思うかもしれませんが、お産の兆候は突然やってきます。その時に、慌てることがないよう、妊娠9か月目に入ったら入院グッズを1か所にまとめておきましょう。1人目は予定日を過ぎるからゆっくりでも大丈夫と考えている方もいらっしゃるのですが、一人目でも予定日より前に出産される方は沢山います。早めの準備を心掛けてくださいね。