赤ちゃんがお腹の中で暴れてる?胎動が激しい時の対処法3つ

お腹の中でポコポコと感じる胎動は、赤ちゃんとの繋がりを感じて嬉しいものですよね。しかし、お腹の中の赤ちゃんが大きくなるにつれ、胎動が激しくなり、時には痛みを感じさせてお母さんを困らせることもあります。

あまりに胎動が激しいと「こんなに激しくて大丈夫なのかしら」「苦しくて暴れているのではないかしら」なんて不安に感じるかもしれません。

今日は胎動の正体と胎動が激しい時の対処法についてご紹介します。

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胎動が激しくなるのはいつ頃から?

お母さんが胎動を感じられるようになるのはおおよそ妊娠5か月から6か月くらいです。この時期の胎動は、お腹のガスがポコッとなったような胎動かどうか迷ってしまう優しいものです。

赤ちゃんの骨格が成長し、脳の機能も発達する妊娠7か月から8か月ごろになると胎動が激しくなってきます。お腹の中の羊水も多い時期なので、自由に動きまわったり、お腹の中で手足を伸ばしてみたり、回転してみたりと、時にはお母さんが痛いと感じるほどの動きをします。

そして、臨月になると、赤ちゃんは更に大きくなり、羊水も減ります。この時期になると、赤ちゃんが力強くお腹を蹴るとぽこっとお腹が飛び出したりと、お腹の外からも胎動を見られることもあります。お腹の中が狭くなり、以前よりダイナミックな動きは出来なくなりますが、体が成長し力が強くなるため、赤ちゃんの一蹴りでお母さんが思わずうずくまってしまうこともあるほどです。

 
赤ちゃんがお腹の中で暴れてる?胎動が激しい時の対処法3つ

 

胎動の動きの正体

胎動の正体は、赤ちゃんの生まれた後のための準備運動です。赤ちゃんはずっと、羊水に包まれた低重力の世界にいます。ですので、お母さんのお腹の外に出て普通の重力状態での生活になった時に困らないよう、お腹の中で様々な器官を発達させるため運動して鍛えているのです。

赤ちゃんはお母さんのお腹の中でキックやパンチ、時にはぐるっと回転するローリング運動をしながら、お腹の外に出た時のために動く練習をしています。

なかにはひっくひっくとお腹が痙攣するように感じることがあります。それは、しゃっくり様運動いい、赤ちゃんもお腹の中でしゃっくりをしているときに感じます。長い時は数十分続く場合もあるのですが、自然に治まりますので心配はいりません。

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胎動が激しい時の対処法

胎動は赤ちゃんが元気に育っている証拠とはわかっていても、あまりに激しい胎動の場合にはお母さんも困ってしまいますよね。そのような場合には、次のような対処法を試してみてください。

お腹を優しくゆする

赤ちゃんがお腹の中で足をのばしてグリグリ〜、手をのばしてグリグリ〜とされるのは地味に痛いですよね。そんなときは、お腹を優しくゆすって赤ちゃんの場所を移動してあげましょう。赤ちゃんの手や足が膀胱にぶつかって痛いときなど、少し赤ちゃんの体勢を移動させてあげられれば痛みが和らぎます。

ただし、あまり激しくゆするとお腹が張ってしまうこともありますので、優しく優しくですよ。

抱き枕やシムス位を試してみる

起きている間はそれほど気にならなくても、寝ているときの激しい胎動はお母さんを寝不足にしてしまいます。そんなときには、抱き枕やシムス位で楽な姿勢をとるのもお勧めです。

シムス位とはアメリカの婦人科医Dr.James Marion Simsによって考案された体位です。このシムス位は妊婦さんにとってリラックスできる楽な姿勢といわれています。

左右どちらでも横になり易い方を下にして横向きに寝ます。そして上になった方の足を前方に出して膝を曲げる姿勢をとります。膝を曲げる足の下にクッションを敷いたり、抱き枕を使用しても構いません。自分に合った楽な方法を見つけてみてくださいね。

赤ちゃんに話しかける

お腹の中にいるときから、赤ちゃんはお母さんの声を聞いています。胎動が激しい時は、優しい声で話しかけてあげましょう。

例えば「もう夜よ。ねんねよ」とか「ママが痛いから優しくしてね」とかお腹の中で赤ちゃんも「そうか、そうか」と思ってくれるかもしれません。

赤ちゃんがお腹の中で暴れてる?胎動が激しい時の対処法3つ

 

胎動を利用して赤ちゃんとコミュニケーションも?

時には痛いくらい激しい胎動を感じさせる元気いっぱいな赤ちゃんと、お腹の中にいるうちからコミュニケーションをとる方法があるのでご紹介しますね。

まずは赤ちゃんがキックしてきたときに、「キック」とはっきり言いながら蹴られた場所をポンッと叩いてあげましょう。また、赤ちゃんが他の場所をキックしたら同様のことを繰り返してあげます。話しかけたり、褒めたりしながら行うと効果的です。

慣れてきたら、次に、お母さんが「キック」と声に出してお腹をポンッと叩いてみてください。このとき、お母さんの叩いた場所をキック出来たら褒めてあげましょう。何だか、お腹の中にいるときから赤ちゃんと会話ができるようで楽しいですよね。

これも上手に出来るようになったら上級編です。「キック、キック」と2回言ったらお腹を2回ポンポンと叩いて、2回キックを促してみましょう。「キック」にしてみたり「キック、キック」にしてみたり、赤ちゃんと楽しいゲームが出来ますよ。

このキックゲームの良いところは、お母さんだけでなく、お父さんも出来ることです。普段お腹の中の赤ちゃんに話しかけるのは気恥ずかしいというお父さんもゲーム感覚なら話しかけやすいかもしれません。

ただし、このキックゲームはどの赤ちゃんも出来るという訳ではありません。なかなかうまくいかないからと落ち込まず、赤ちゃんとの会話を楽しむ気持ちで行ってくださいね。