赤ちゃんは様々なものに触れることで、心と体が成長していきます。お父さんやお母さんの声や手の感触、お乳の匂いなども成長の一助となりますが、赤ちゃんの好奇心を刺激してくれるのは、おもちゃです。おもちゃで遊ぶことで、赤ちゃんは考える力や想像力、五感が発達していきます。そこで今回は、赤ちゃんの成長に合わせたオススメのおもちゃをご紹介します。
0~4か月頃までの赤ちゃんにオススメなおもちゃ
生後2か月までの赤ちゃんは、首もまだすわっていない状態なので、寝たまま周りのものを見ている状態です。音には反応しますが、はっきりとは見えていません。この時期の赤ちゃんには、ベビージムやメリーなど、おもちゃがぶら下がっているものがおすすめです。ベビージムは赤ちゃんが大きくなっても、中をくぐり抜けたりして遊ぶことができます。
0か月から遊べるおもちゃとしては、ガラガラやオーボールがあります。最初は周りの人が振って音を出して、赤ちゃんの興味を引かせることがほとんどですが、2か月を過ぎると赤ちゃんの握る力が強くなってきますので、自分で触って持つようにもなります。
4か月になると目もちゃんと見えてきて首もすわるため、座ったまま遊べる、音や光の出るおもちゃや、ボタンを押す仕掛けのあるおもちゃなどに興味を持つようになります。また歯固めの時期なので、布製のぬいぐるみなど、口に入れても安全な素材のおもちゃを選ぶことも必要です。
起き上がりこぼしなど、音が出るおもちゃや、振ると音が出るガラガラなどがこの時期にはおすすめです。
5~8か月頃までの赤ちゃんにオススメなおもちゃ
5か月になると、目がちゃんと見えてものが掴めるようになること、さらに寝返りができるようになることもあり、行動範囲が広がってきます。また人見知りも始まる頃なので、いないいないばあ遊びなどを喜ぶようになります。
仕掛けのある布絵本や、音の出るおもちゃなど、触り心地が感じられるもの、様々な遊び方のできるおもちゃがこの時期にはおすすめです。天然ゴム製のキリンのソフィーは、お腹を押すと音が出て、口にしても安全なので世界中で愛されています。
6か月から7か月になると、ずりばいやハイハイが始まります。この時期の赤ちゃんにおすすめのおもちゃは、座って遊んだり、手先を使うおもちゃがおすすめです。
積み木やブロック
重ねたりすることはできませんが、並べたり投げたりから始め、長い期間遊ぶことができるのでおすすめです。
コップタワー
重ねて遊ぶおもちゃですが、水遊びやままごとの道具としても使うことができ、大きくなっても遊ぶことができます。
やみつきボックス
仕掛けが16種類あり、座ったままでも、歩けるようになってからでも押して遊ぶなど、様々な遊び方ができます。
9か月~1歳頃までの赤ちゃんにオススメのおもちゃ
9か月になるとつかまり立ちができるようになります。歌に合わせて手拍子をしたりするなど、大人と一緒に遊ぶことを楽しむようになる時期でもあります。物を掴んだり手先で細かい操作もできるようになります。
木琴など
タンバリンやカスタネット、木琴やピアノなど、触ると音ができるものに興味を示す時期でもあります。叩くことが多いので、頑丈な作りのものを選ぶといいでしょう。
10か月を過ぎると、自分一人でも遊ぶことができるようになります。自分で引っ張るおもちゃや、手押し車などがおすすめです。さらに1歳近くなると、歩くようになり、手に触れたものを触り始めるので、いたずらが増える時期でもあります。
この時期には、いたずらされて困るものから、興味をそらすためにおもちゃで遊ばせるようにしましょう。
いたずら1歳やりたい放題
触りたがるものにそっくりなアイテムが付いているおもちゃです。携帯電話など、興味を持ちだした時にこちらのおもちゃで遊ばせるといいでしょう。
おままごとセット
1歳ぐらいなら、男女共に遊ぶことのできるおもちゃです。大人のしていることに興味を持って、同じことをしたがるので、おもちゃで親子一緒に遊ぶのがおすすめです。
子供用ボールハウス
ベビーサークルとしても使えるので、小さい頃から活躍します。別売りのボールを購入してもいいですし、そのままおもちゃを入れるスペースにするなど、様々な使い方ができます。
砂場セット
1歳前後は外遊びの機会も増えてきます。砂場セットはお風呂でも使うことができますので、お風呂になれさせるためにもあると便利です。
ブロック遊び
積み木よりさらに幅広い遊び方ができるのがブロックです。子供用のものは角が丸くなっているので、安心です。最初ははめたり外したりといった単純なことしかできないかもしれませんが、一人で考えて工夫ができるようになるので、長く遊べます。
おもちゃを選ぶ時、遊ばせる時に注意したいこと
赤ちゃんの指先を鍛え、情緒や好奇心を発達させるきっかけにもなるおもちゃですが、家庭での事故原因にもなることが多いため、選び方や遊ばせ方には十分に注意が必要です。
STマークのついたものを選ぶ
日本玩具協会が定めた基準に合格したものにはSTマークがついています。誤飲しない大きさかどうか、先がとがっていないかなど、細かく基準が定められています。
対象年齢を確認する
対象年齢が高いおもちゃは、細かい部品があるため、誤飲してしまうことがあります。一緒に遊ぶ友達が年上の時など、持参するおもちゃにも注意しましょう。
遊ぶ前には大人が確認する
折れたり壊れた部品で怪我をすることもあるので、遊ぶ前には大人が確認しましょう。
きちんと片付ける
小さな部品が残っていないか、壊れていないか、確認しながら片付けるようにしましょう。
小さな子供は思ってもみない遊び方や、行動をしますので、赤ちゃんにおもちゃを与える際には、常に大人が側にいて見守ることが必要です。