お天気が悪かったり、ちょっと風邪気味かな?という日にお外遊びは難しいですね。そんなお外遊びができない日でも、二歳ぐらいの子供なら室内でも十分楽しめる遊びがあります。お外が大好きという子供もこれなら納得という二歳児向けの遊びをご紹介します。
二歳ってどんな時期?
二歳は「魔の二歳児」とも呼ばれています。イヤイヤ期などもあってママは一気に育児が大変になる時期です。ですが育児のやりがいを感じる時期でもあります。
自主性が育つ子供にとってもとても大切な時期です。
運動能力
・走ったりジャンプしたり活発に動き回る
・ボールを両手で投げたり転がしたり、受け止められる
・横転ができる
・音楽に合わせて動いたり走ったり止まれる
・鉄棒に短時間ぶら下がれる
・簡単な手遊びができる
・どろんこ遊びを嫌がらずにできる
・両足を揃えて飛べる
手先の動き
・一人で靴下が履ける
・一人で靴が履ける
・〇が描ける
・紙を千切れる
・ごみをごみ箱に捨てられる
・スプーンやフォークを使って自分で食べたがる
・はさみで少しだけ紙を切れる
脳の発達
・ひとつずつ数えることができる(1~3ぐらいまで)
・色の名称がわかる
・身近なものの名称に興味が出てくる
・体の名称がわかる
言葉の発達
・大人の言うことの大部分を理解できる
・伝えたいことを少しずつ言葉で伝えられるようになる
・簡単な質問に答えられる(名前など)
・挨拶ができる
・人の目を見て話したり聞ける
二歳児の発達はこのような感じですが、もちろん個人差がありますので、できないことがあっても慌てることはありません。
室内で遊ぶ時の接し方や押さえておきたいポイント
二歳児の発達を見ても、いろいろなことがだんだんとできるようになってきているのがわかると思います。また自主性も育ってきている時期ですから、何でも自分でやりたがります。
何でもやりたがりますが、実際はうまくできないことも多く、癇癪を起して泣いてしまうことも多いので、室内遊びでもほったらかしにせず、ママはしっかりサポートしてあげましょう。
まずは子供のやりたいという気持ちを最優先に、遊び方の見本だけ見せてあげたら後は見守ります。上手にできたときには褒めてあげたり、一緒に喜んであげることが大切です。
外遊びと違い室内遊びには家具やガラスなど危険なものが周りにあります。物を投げたり走り回るなど危険なことをした場合には、その都度注意をして危険がないように配慮してあげてください。
室内で体を動かすような遊びをするときには、滑って怪我をしやすくなるので裸足で遊ばせましょう。
裸足だと滑って怪我をしにくくなるだけではなく、脳を活性化させる働きもあります。
室内で楽しめる遊び
室内で楽しめる二歳児におすすすめの遊びを5つご紹介します。
お絵かき
二歳になるとクレヨンをしっかり握って、直線だけでなく〇も描けるようになります。赤や青、緑など色の名称にも興味をもち始めるので、ママと一緒に色を覚えながらたくさんお絵かきをしましょう。
お絵かきは脳の前頭葉を刺激してくれます。
積み木
この年齢の積み木遊びは、積み木を使って何かを作るというより、積んで壊すの繰り返しになりますが、その繰り返しを楽しめます。積み木に描かれた絵や塗られた色、積み木の形を見ていろいろ空想し、ごっこ遊びにもつながります。
想像力を育てるにはもってこいの遊びです。
紐通し
だんだんと手先が器用になってくるこの年齢で集中して楽しめるのが紐通しです。おもちゃ屋さんでも専用のものがありますが、ママが手作りするのもおすすめです。
段ボールや厚紙を適当な大きさに切り、真ん中に紐が余裕をもって通るくらいの穴を開けます。あとは紐を用意し、見本を見せてあげれば真似をします。紐通しをすることで、ますます手先が器用になりますし、集中力を養うのにもピッタリの遊びです。
風船遊び
いろいろな色の風船を膨らまし、投げたり抱えたり叩いたりといろいろな遊びができるので、室内でも十分な運動になります。風船のゆらゆらとした動きは子供にとってとても不思議なものですから、風船遊びで五感を育てることができます。
粘土遊び
小さい年齢では誤飲の可能性がありますが、二歳ごろになると粘度遊びが楽しめるようになります。いろいろな形を作れる粘土は五感を刺激し、手先の発達だけではなく想像力も育ちます。
粘土は油粘土や紙粘土、小麦粉粘土と種類も様々ありますから、いろいろな種類の粘土を触らせてあげましょう。
どんなものも遊び道具になる
室内で遊ぶためのおもちゃをついつい買い与えてしまいますが、二歳児なら市販のおもちゃでなくても、どんなものでも遊び道具になります。
新聞紙や広告、読んでしまった雑誌、クッションなども十分遊び道具になります。
何もなくても手遊びや歌などで楽しめますから、市販のおもちゃで遊ばせて、ママはスマホやテレビ・・・ということはやめて、スキンシップをはかりながら一緒に遊び、二歳児の成長を楽しみましょう。