お気に入りのスニーカーが汚れてしまった時、自宅で手洗いすることもあると思いますが、スニーカーの素材に応じて使用する洗剤や洗い方のコツがあります。
自分で洗い失敗してしまうのを防ぐために、スニーカーを洗う時のポイントとコツを解説しましょう。
スニーカーの洗濯に必要なもの
スニーカーを洗う時に、最低限準備しておきたいものです。
1.靴用洗剤(中性液体洗剤)
2.靴洗い用ブラシとスポンジ
3.使い古した歯ブラシ
4.バケツ
以上の4点は、どんな素材のスニーカーを洗う場合でも必要なものです。この他に、皮素材、合皮素材、ビニール素材で使用するものが違います。
靴用クリームは、一般的に革靴しか使用しないものですが、皮製のスニーカーをキレイにする場合には、スニーカーでも使用することがあります。
洗濯機を使って洗う場合
スニーカーを手洗いする前に、家にある洗濯機で洗ってみるのも一つの方法です。子供の頃に、学校で履いていた靴を洗った経験がある人ならわかると思いますが、靴をキレイに手洗いするのは、かなり時間もかかります。
定期的に手洗いで徹底的にキレイにする時も必要ですが、少しの汚れなどがは洗濯機を使って洗うのも便利です。
縦型の洗濯機なら、洗濯槽に靴洗濯用のフックを取り付けて、脱水まで全部洗濯機にお任せできる便利グッズもあります。
靴洗い用のネットもありますが、形が崩れたり、脱水が上手くできないこともあるので、靴洗濯用フックの方が使いやすいのではないでしょうか。
コインランドリーで洗う場合
自宅に洗濯機があってもコインランドリーを使用する人が増えています。コインランドリーはとても使い勝手が良いのです。
コインランドリーには、靴専用の洗濯機と乾燥機があるので、便利なんですよ。
コインランドリーを使う機会があるなら、一度試してみるのもいいですよ。自宅の洗濯機で靴を洗うのに抵抗がある人にはおすすめです。
洗剤の選び方
スニーカーを洗う時には、衣類用の洗濯洗剤と同じものでは、泥汚れやヒドイ皮脂や汗の汚れを落としきれないことも考えられます。
ヒドイ汚れがある場合は、部分的に直接汚れにつけて洗うタイプの靴用洗剤を使いましょう。
Amazonやホームセンターでも売っています。作業服を扱っているコーナーに行くと、頑固な油汚れも落とせるパワフルな洗剤があるので、普通の洗剤では太刀打ちできない汚れには、使ってみても良いのではないでしょうか。
固形の洗濯石鹸も、スニーカーを洗う時に便利です。部分的な汚れにも、全体の汚れにも、固形の洗濯石鹸ならどちらにも使えます。
最近はあまり使われない洗濯石鹸ですが、今でも根強いファンがいます。布製のキャンパススニーカーを洗う時には最適です。
スニーカーを手洗い洗濯する手順
洗濯機を使わずに、手洗いでスニーカーを洗う時の手順です。
紐を外す
スニーカーを洗う時に、紐を通したまま洗ってしまう人がいますが、紐はきちんと外しましょう。
紐を通したままだと、紐の裏に汚れが残ったりします。少し面倒でも紐は外しましょう。
予洗いをする
スニーカーの汚れがヒドイ場合は予洗いをします。まずはバケツに人肌程度のぬるま湯をためて、そこに中性液体洗剤を溶かします。
そして、ひどく汚れがある部分に、直接洗剤をつけて軽くこすり、それをぬるま湯に漬けます。
布製のスニーカーなら、少し長い時間浸しても問題ありませんが、皮製や合皮、凝ったデザインのスニーカーは長時間の漬け置きは、靴を傷める恐れがあるので、10分〜20分程度にします。
外してある紐も、漬け置きの時に一緒に入れておきます。
ブラシで洗う
スニーカーの中にブラシを入れて丁寧に洗います。外側もブラシでゴシゴシと擦りたいところですが、まずはスポンジを使って洗います。
合皮の部分は、ブラシで擦ると傷ついてひび割れの原因になるので、外側はスポンジだけで洗うのが理想です。外した紐は、軽くスポンジで洗うか、揉み洗いをします。
ブラシと歯ブラシで仕上げる
靴底やかかと、つま先の部分など、汚れがひどくなりやすいところは、ブラシを使って洗います。細かい所は歯ブラシを使うと、汚れの部分だけピンポイントで洗えるので、歯ブラシの使い古しは捨てないで活用しましょう。
すすぎはしっかりと
汚れを落とした後は、しっかりと流水ですすぎます。洗剤の成分が残らないように、バケツですすぐ場合は、何度か入れ替えてすすぎましょう。
洗剤の成分が残っていると、スニーカーの素材を傷める原因になりますし、素足で履くスニーカーだった場合、皮膚を荒れさせる原因になるので、洗剤が残らにようにしっかりすすぎましょう。
洗剤が残っていると、布製のスニーカーは黄ばみの原因になりますので、ちょっとしつこいくらいすすいでください。紐もしっかりすすぎます。
陰干しが基本
最後の仕上げに靴を乾かしますが、直接日光が当たらないように、陰干しをするのが基本です。
靴は内側までしっかり乾かしたいからと言って、直射日光に長時間当ててしまうと、合皮がひび割れたり、ゴムが劣化しやすいので、陰干しするようにしましょう。
傾けて靴が変形しないように、平置きをするか、靴を干す専用のハンガーを使うことをおすすめします。
できるだけ早く乾かしたいのなら、すすぎ終わった後に、乾いたタオルで内側の水分をある程度吸い取ってから、新聞紙やキッチンペーパーを1時間くらい詰めておくと渇きが早くなります。
靴の宅配クリーニング
もし頑固な汚れでなかなか落ちないという場合は、靴の宅配クリーニング「リネット」を利用してみましょう。
リネットは店舗持ち込みのクリーニングと違い、家でダンボールに詰めて送るだけでOK!クリーニングされた靴が帰ってきます。
店舗型だと出したり取りに行ったりするのが面倒ですよね。宅配クリーニングではこの手間がないので、最近とても人気です。