赤ちゃん誕生の喜びもつかの間、ママは毎日授乳や寝かしつけなどたくさんの仕事に追われます。その中でもママが一番辛いのが赤ちゃんの寝ぐずり。いつまでも寝てくれないと、「ママだって疲れてるのよ!」と思わず悲鳴を上げてしまうかもしれません。新生児によく見られる寝ぐずりの原因やその対処法をご紹介します。
新生児の寝ぐずりの原因は何?
新生児の寝ぐずりはどうしておきるのでしょうか。はっきりとした理由は解明されていないものの、考えられる要因がいくつかあります。チェックしてみてくださいね。
お腹がすいていたり体に不調がある場合
赤ちゃんはおっぱいやミルクを飲むのが仕事です。お腹がすいていると当然寝つきが悪くなりぐずって泣きます。その他にもおむつが濡れていたり、体がかゆい、痛い、熱い、寒いなど体に異常を感じている時にも寝ぐずりがおきやすくなります。
自我が芽生えはじめている
新生児はまだしゃべることはできませんが、泣いたりぐずったりすることで自分を知ってほしいという自己主張をしています。赤ちゃんが成長している証と言えるでしょう。
パパやママに甘えている
言葉でこうしてほしいと伝えることができない赤ちゃんは、パパやママに甘えたくてもどうすることもできません。寝るときにぐずぐずすることでパパやママにそばにいてほしい、と自分の思いを伝えているのかもしれません。
新生児の寝ぐずりはいつからいつまで?
寝ぐずりは生後1ヶ月後すぐにおきる赤ちゃんもいれば、生後6ヶ月頃からみられる場合もあります。終わる時期についても個人差があり、1ヶ月ほどですぐにおさまることもあれば、1年以上続くこともあります。大体は2歳までには終わるので、他の赤ちゃんと比べてあまり神経質にならないようにすることが大切です。
寝ぐずりする時の対処法&予防法
赤ちゃんがいつまでも寝ぐずりしているとママが疲れきってしまいますよね。そんな時の対処法や予防法をチェックしてみましょう。ぜひ試してみてください。
添い寝してスキンシップをする
寝ぐずりをストップするのに一番おすすめなのが添い寝。大好きなママがそばにいてくれるだけで安心してすやすやと眠ってくれます。ママとのスキンシップは赤ちゃんにとって一番の癒しです。可愛い赤ちゃんと触れ合うことでママもぐっすり休養が取れることでしょう。
胎内と同じ環境を作ってみる
新生児の赤ちゃんはお腹にいた時の心地よさを再現してあげると安心して寝てくれるかもしれません。お腹の中にいるような感じでおくるみやタオルに包んで、心音に近い音が流れるCDを流してみてください。気持ちよさそうに眠る赤ちゃんの顔が見られるかもしれません。
赤ちゃんのお気に入りグッズをそばにおく
赤ちゃんが好きなぬいぐるみやおしゃぶり、タオルなど何でも良いのでそばにおいてあげてください。それだけで安心して寝てくれます。赤ちゃんにとって心地よい環境作りはとても大切です。
昼間は外遊びをさせる
日中の明るいうちは外に連れ出してしっかり目覚めた状態を作ってあげましょう。外にいるだけで赤ちゃんはとても疲れるので、家に帰った途端すぐに眠ってくれます。
生活リズムをつける
お昼寝の時間は午後5時までにします。寝ているのをおこすのはかわいそう…と思いがちですが、そのまま寝かせてしまうと食事の時間や夜のおやすみ時間がどんどんずれてしまいます。お昼寝は午後5時ぐらいまでには終えると決めて、生活のリズムをつけてやるのはママの役目です。寝る前に絵本を読んだり、おやすみ前の手遊び、体操をするなど、寝るための約束事を作るのも、赤ちゃんが寝ることを意識しやすくなるのでおすすめです。
ママの精神状態はいつも穏やかに
赤ちゃんは何も言いませんが、ママが怒っていたりイライラしているとすぐに敏感に察知します。ママが優しく穏やかな心で過ごすことで、赤ちゃんの気持ちも落ち着きます。
ママは我慢しすぎず誰かに相談することが大事
新米ママにとって赤ちゃんのお世話は本当に大変です。自分のことは二の次で赤ちゃんを何とか健やかに育てようと一生懸命になります。そうした中、寝ぐずりや夜泣きなどが続くと疲れと睡眠不足から、ママの体と心は悲鳴をあげてしまいます。そんな時は頑張り過ぎずに家族や親、誰も相談することができなければ地域の支援センターなどに相談するのも良いでしょう。1人で悩み続けることはママにとっても赤ちゃんにとっても良いことはありません。人の助けを借りる選択肢も覚えておいてください。
大人でも寝つきが悪いことがありますが、赤ちゃんは大人以上に繊細で敏感なのでほんの少しのことで、ぐずぐずと泣いたり寝なくなったりします。そんな時はご紹介した対処法や予防法を実践してみてください。赤ちゃんに腹を立てたり、自分を責めたりするのは絶対にNG!1人で解決しない場合は誰かに相談することも考えて、心穏やかに赤ちゃんのお世話を楽しましょう。