赤くて小さな虫が動き回っている様子を見たことはありませんか?様々なところで動き回っている赤くて小さな虫は「タカラダニ」といわれるダニです。
1匹だけならほとんど気になりませんが、タカラダニの群れは見ていてもゾッとするほどです。外で見かける分には良いのですが、ときには室内に入り込んだり、布団や洗濯物についていたりするので、迷惑な虫のひとつです。そこで今回は赤い虫、タカラダニについてご紹介します。
赤いダニの正体は「タカラダニ」
タカラダニの正式名称は「カベアカタカラダニ」といいます。見た目はクモの様ですが、ダニの仲間です。
タカラダニは5月の初旬、ゴールデンウィーク前後から見かけるようになり、梅雨が終わると自然と目につかなくなるのです。タカラダニはダニの一種で体長は1〜2mm程度あり、ダニの仲間の中では比較的大きな部類に入ります。
全身が赤く、北海道から沖縄まで全国各地で見られます。
コンクリートや塀などで見かけることが多く、群れで見かける場合もあります。
タカラダニは人間に対しては特に害はありませんが、見た目の不快さから不快害虫として認識されています。害はありませんので放っておいても構いませんが、触ってつぶれたときの体液が長時間皮膚についてしまうことによって湿疹などの症状があらわれる場合もありますから、皮膚に体液がついた場合にはすぐに水で洗い流しましょう。
タカラダニは雑食で、コケを好み、コケに産卵することが多いことです。
家に発生する一般的なダニは、アレルギーの原因として有名ですが、タカラダニは同じダニの仲間でもアレルギー被害の報告が現状ではなく、人間を噛んだり刺したりすることもありません。
タカラダニを駆除する方法は?
では場所別のタカラダニの駆除方法をご紹介します。
室内に入り込んだ場合の駆除方法
タカラダニが数匹入り込んでしまった場合には、市販の殺虫剤を使って駆除しましょう。
手やスリッパなどでつぶしてしまうと、湿疹ができてしまう場合もありますし、タカラダニの体液は洋服などについてしまった場合、非常に落ちにくくシミになってしまいますから気を付けましょう。
タカラダニは特別強い虫ではありませんから、市販のものでも十分に効果を得ることができます。
タカラダニに効果的なのが、「ピレステロイド系」の殺虫剤です。それらの殺虫剤は殺虫効果にプラスして忌避効果もありますから、タカラダニが発生しそうな場所にシューっと吹きかけておくとタカラダニを寄せ付けない効果があるのです。
ピレステロイド系の殺虫剤は即効性が高く、人間には無害で環境にも優しいので安心して使用することができます。窓枠などに吹き付けておくと、外からの侵入を予防できます。
外壁やベランダにいた場合の駆除方法
家の外壁やベランダでタカラダニを見つけた場合には、ホースで水をかけて駆除する方法がおすすめです。
梅雨が終わると目につかなくなることからもわかる通り、タカラダニは水に弱いです。ホースやバケツなどで水をかけると簡単に駆除することができます。
タカラダニの発生を予防しよう!
タカラダニの発生を予防するためには、タカラダニの好む環境を取り除くことが大切です。
タカラダニはコケを好み、コケに産卵することが多いため、ベランダの隅や外壁、庭のコンクリート部分などコケが付着している部分をしっかり掃除をしてコケを取り除きましょう。
タカラダニの天敵は何?
大量発生すると害はないものの不快に感じてしまうタカラダニですが、タカラダニの天敵はいるのでしょうか?
タカラダニの天敵はクモです。家に入ってきた場合は、家の中でよくみられるハエトリグモなどがタカラダニを食べてくれます。ハエトリグモは自分の体よりも小さい虫を食べてくれるので、タカラダニだけに限らず他のダニも餌として食べてくれます。
ですがクモの餌となるからといってもそれまで放置するのも気持ちが良いものではありませんから、殺虫剤で対応した方が良さそうですね。
タカラダニが布団についてしまった場合
屋外に生息しているタカラダニは、外壁を移動したり、物干し竿などを移動することも良くあります。
でも困るのが洗濯物や干している布団にくっついたまま取り込まれて室内に入ってきてしまう場合もあります。洗濯物や布団にタカラダニがくっついているとそのままつぶしてしまいたくなりますが、タカラダニの体液は普通の洗濯では落ちにくいため避けましょう。
布団や洗濯物にくっついているタカラダニを見つけた場合には掃除機で吸い込むかダニスプレーをするのがおすすめです。
掃除機で吸い込めば体液で生地を汚してしまうこともありませんし、簡単に退治することができます。
5月から梅雨にかけては、タカラダニの発生時期になりますから、干していた布団や洗濯物にタカラダニがくっついてきてしまうことはよくあることです。
これを防ぐためにはタカラダニが発生しやすい場所に殺虫剤をまいたり、きれいに掃除してコケを取り除いておくことで防ぐことができます。室内に入ってしまう場合には、ダニ捕獲シートなどを使いましょう。
どうしても気になる場合は、この時期の布団干しは諦めて、洗濯物も部屋干しにする方が良いでしょう。タカラダニが見られるのは、年でも1〜2ヶ月程度ですから、この期間は積極的にダニ対策するのがベストな選択と言えるでしょう。
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