赤ちゃんに蒙古斑ができる理由と年齢別対処法

生まれてきた赤ちゃんに見られる青あざは蒙古斑と呼ばれていますが、お尻のほかに手、足などにできることもありますよね。

赤ちゃんの蒙古斑が気になっているママはこちらの記事を参考にして頂ければ幸いです。

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「蒙古斑」とは?

生まれてきた赤ちゃんのお尻には、蒙古斑が見られますが日本人など東洋人に特徴的なもので、皮膚の深さと色素細胞が関係しているのです。

蒙古斑は東洋人にしか見られないうっすらとした青い色のアザを言いますよね。できる場所はお尻が多いですが、背中や足、腕などできる場所は赤ちゃんによって異なり、広がっている範囲なども赤ちゃんによって違うのです。

大きくなると消えることが多く、6歳くらいになると薄くなってほとんど見えなくなり、学童期の10歳頃になると消えて見えなくなってしまうのであまり心配はしないようにしましょう。

異所性蒙古斑

腕や足、胸などに現われるのが、異所性蒙古斑ですが、色もお尻に現われるものと比べるとやや濃い傾向にあるものもあるのですよ。

持続性蒙古斑

蒙古斑は、2歳〜5歳頃から薄くなりはじめて、10歳頃になると見えにくくなりますが、成人になっても蒙古斑が見られることを持続性蒙古斑と言います。

赤ちゃんに蒙古斑ができる理由と年齢別対処法

赤ちゃんに蒙古斑ができる理由は?

蒙古斑は東洋人の赤ちゃんに特徴的な青あざですが、なぜ日本人やアジア人に多く見られるのでしょうか?

原因は、メラノサイトと言われる色素細胞が関係しているのですが、皮膚の深い場所にメラノサイトがあると青白く見えてしまうのです。浅い場所にあればうす茶色っぽく見えます。

赤ちゃんがお腹にいる間にあったメラノサイトが消えることがないため青あざのように見れてしまうのですが、残ってしまう理由はまだ解明されていないのです。

また蒙古斑とまぎらわしいものに「あざ」がありますが、青っぽさと混じって茶色っぽく見えることがありますね。

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年齢に合わせた蒙古斑の対処法

赤ちゃんに青あざがあるとママが虐待したのではないかと疑われ不快な思いをしてしまいますよね。実際に、ヨーロッパ人が東洋人の赤ちゃんの蒙古斑をみて「虐待しているのでは?」と思ってしまった方がいるほどなのです。

日本人になじみの深い蒙古斑でも欧米人にとっては見慣れないため、親が暴力を振るっているのではないかと勘違いされてしまうこともあるのですね。

小学生くらいになれば自然に消えてなくなってしまうのですが、そのまま消えずにうっすらと残ってしまうこともあります。

残ってしまった時は、なんとかして対処したいですが、どのような対処法があるのか年齢ごとに紹介いたします。

気にしない

そのまま放置しても小学生頃になると自然に消えたり、目立たなくなることがほとんどですので、小さい頃は気にせず、そのまま放置しても問題ないでしょう。

5歳頃には50%以上の確率で消えていき、大人になるにつれていつの間にか自然に無くなってしまいますよ。

レーザー治療

蒙古斑ができている部分が気になる場合はレーザー治療で薄くすることができます。

但し、小さな子供がレーザー治療を行う時は痛がったり、全身麻酔が必要だったり、入院など子供やママにも負担が大きくなりますよね。多くの医師は子供が10歳を過ぎてから治療を行うことがほとんどです。

皮膚科などで相談する

1歳を過ぎても蒙古斑が残っていると心配になってしまうママもいるのではないでしょうか?蒙古斑は2歳頃から少しずつ薄くなるので2歳、3歳で蒙古斑が消えなくても心配し過ぎないようにしましょう。

成長するに従い薄くなってきますが、いつまでも消えない場合は「あざ」のこともあるので皮膚科の医師などに相談してくださいね。

大きさや場所なども気になるようなら相談してみましょう。

赤ちゃんに蒙古斑ができる理由と年齢別対処法

まとめ

赤ちゃんが生まれると蒙古斑を気にするママは多いですが、少しずつ薄くなって消えていくので小さい頃はあまり神経質にならないようにしてくださいね。大きくなって目立つのが気になりだしたら医師に相談して治療方針などを話し合っても良いですね。