赤ちゃんにおすすめの子守唄5曲

赤ちゃんをあやしたり、寝る時に歌って聞かせたりするために子守歌は歌われます。子供の頃よく歌ってもらって、記憶に残っているというお母さんも多いと思います。民謡として長く歌い継がれてきたものもあれば、新しく作られたものなど、子守歌には様々なバリエーションがあります。

今回は赤ちゃんを寝かしつけるために、おすすめの子守歌を詳しくご紹介します。

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「子守唄」とは?

子守歌とは、赤ちゃんをあやす時や寝かしつける時などに歌われるもので、世界中に様々な子守歌があります。共通しているのは、赤ちゃんを落ち着かせるために静かで、穏やかな曲調であるということ、また長年歌い継がれていたものが多く、誰もが耳にしたことがあるメロディーが多いということです。新しい子守歌も多く作られており、赤ちゃんの寝かしつけの方法については、様々なものがあるにも関わらず、子守歌は今も変わらず歌い続けられているのです。

ただ子守歌については、詳しい歌詞が分からないといったことや、子守歌以外の自分の好きな歌を歌っても効果があるのかなど、疑問に思う部分も多いのではないでしょうか。赤ちゃんに子守歌を歌ってあげることには、多くのメリットがあるのです。

赤ちゃんにおすすめの子守唄5曲

子守唄を聴かせるメリット

子守歌を赤ちゃんに歌ってあげることで、赤ちゃんやお母さんに以下のようなメリットがあることが分かっています。

赤ちゃんの気持ちをなだめて落ち着かせる

赤ちゃんが興奮して泣き出す時には、感情が高まる男性ホルモンのテストステロンの分泌が活発になっています。子守歌はこのホルモンの分泌を抑えるため、赤ちゃんのリラックスにつながります。リラックスするとスムーズに眠りにつけるようになります。

赤ちゃんの健康につながる

子守歌を歌うことで、赤ちゃんの苦痛をやわらげ、心拍数を下げるという研究結果が出ています。子守歌には赤ちゃんを安心させる効果もあるといえます。

言葉の発達につながる

赤ちゃんの時点では、子守歌を歌っても、そのリズムなどを理解できる程度で、言葉までは分かりません。ただ子守歌を歌うことで、脳が活性化されるという研究結果が出ています。赤ちゃんは日々新しいことを覚え、脳に定着させようとしていますので、子守歌を歌うことはその脳の働きを促進させる効果があるといえます。

同じ歌を歌うことで眠気を誘う

子守歌が赤ちゃんにとって日常の音になると、子守歌が聞こえてきただけでリラックスし、眠気に誘われるようになります。これは慣れによって脳が刺激を受けなくなることによります。

お母さんの声に安心する

赤ちゃんはお母さんの声を聞くと安心できます。子守歌を歌っている時には、自分だけを見てくれているという安心感に包まれるので、赤ちゃんが落ち着くのです。

さらに子守歌を歌うことは、歌っているお母さんにもリラックス効果を招きます。声を出すことはストレス発散になるため、歌っている間に落ち着き、イライラが取り除かれるため赤ちゃんも同じように落ち着くようになるのです。

そのため、子守歌を歌わなければならないという決まりはなく、歌詞が分からないのならお母さんの好きな歌を歌っても問題はありません。ただポップスなどリズムのある歌だと、かえって赤ちゃんが興奮して目を覚ましてしまうことになるので、子守歌のようにゆっくりしたリズムで歌うようにするといいでしょう。

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赤ちゃんにおすすめの子守唄

お母さんが自分のお母さんから教えてもらった子守歌は、長く歌い継がれたものが多く、聞いたことがある歌だからこそ、自分の赤ちゃんにも聞かせてあげたいもの。ただ歌詞がよく思い出せない、またサビは覚えているけどどんな曲だったか分からないといったことも多いのではないでしょうか。

そこで赤ちゃんにおすすめの、子守歌の定番曲を5つご紹介します。YouTubeも合わせて紹介していますので、ぜひ練習にも役立てて見てください。

1.七つの子

日本の童謡で有名な曲の一つで、野口雨情の作詞、本居長世の作曲による歌です。学校や町で下校時刻になると流れていたという思い出がある人もいるのではないでしょうか。

2.ねんねんころりよ

江戸時代から歌い継がれてきた子守歌で、日本の子守歌の中でも有名な一曲です。歌詞は赤ちゃんをお守りしている、その家に奉公に来ている女中の心情を歌ったもので、歌詞自体は悲しいものなのですが穏やかなリズムと曲調で赤ちゃんの寝かしつけにぴったりとされています。

3.ゆりかごのうた

北原白秋が作詞し、草川信が作曲した有名な子守歌です。大正時代に発表された曲ですが、多くの歌い手の方がレコードやCDで歌い、今も歌い継がれています。

4.シューベルトの子守歌

シューベルトが自分の亡き母への思いを込めて作曲したとされる子守歌で、もとの歌はマティアス・クラディウスによるものです。日本では様々な人によって訳されています。

5.ふるさと

尋常小学校の唱歌として大正時代に採用され、今も多くの人に歌い継がれている日本の唱歌です。子供の頃はリズムに、大人になって歌詞を知ってまた歌いたくなったという人が多い曲です。

これらの歌は、歌詞もそれほど難しくないので、繰り返し歌っていればだんだんと覚えることができます。

CDやYoutubeでもOK

最近では音楽も様々な形で聴くことができますので、わざわざ歌わなくてもCDを聞かせた方が、赤ちゃんにとってもいいはず、と考えてしまうかもしれません。またあまり歌うことが得意ではなくて、赤ちゃんに歌ってあげることに気が進まないこともあるかもしれません。

子守歌は上手や下手よりも、お母さんが歌うことに大きな意味があります。自信がなければCDを小さくかけて、それに合わせて歌ってもかまいません。赤ちゃんにとっては、お母さんがそこにいて、自分に向かって歌ってくれている、それだけで十分に愛情を感じてくれていますので、自信を持って歌ってあげましょう。