子供を怒りすぎる悪循環を断ち切って、後悔を減らす方法

「また今日も子供に怒りすぎてしまった…」と、怒った後に密かに後悔しているお母さんも多いはずです。一度ダメだと言った事をまた繰り返したり、約束を守らなかったり、幼稚園のバスの時間ギリギリで毎朝イライラしてしまったりと、日々忙しく過ごすお母さんには、ふとした事でもストレスになってしまいますね。

気がつけば最近子供に怒りすぎてしまっていると感じるお母さんたちへ、今回はその悪循環を断ち切るための解決方法をご紹介します。

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なぜ子供に怒りすぎてしまうのか

そもそも怒りとは、自分が正しいと思っていた事や、信じていた事が裏切られた時に込み上げてくる感情だと言います。毎日忙しい子育て生活を送る中で、ご自身の理想と現実のギャップに悩まされてはいませんか?

子供は常に予想不可能です。大人の世界のルールを把握していないのはもちろんのこと、大人の要求に対しても理解しきれない時もあるでしょう。そして一度ダメだと言ったことでも、また繰り返したりすることもあるために、日常の疲れやストレスが手助けして「大きな怒り」となってしまうのです。

子供を怒りすぎる悪循環を断ち切って、後悔を減らす方法

怒られすぎた子どもは

ここで1つ、怒られすぎて育ってしまった子供について説明したいと思います。日常生活の中で、必要以上に怒られながら育った子供は自己判断や、感情のコントロールが難しくなると言われています。常に怒られ続けることで、自己を否定されていると思い込んでしまう事が原因と言えます。このような子供は、常に大人の顔色を伺いながら生活するようになります。これはまさしく目に見えない「支配関係」にあたるとされているのです。

あなたの子供は、たくさん愛情を受けながらこの世界にやってきました。この機会にしっかりと「愛情」と「怒り」の区別をつけられるようにしたいですね。次の章で、この悪循環を断ち切る方法をご紹介します。是非とも今日からでも、育児の中で取り入れてみて下さいね。

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子供を怒りすぎる悪循環を断ち切る方法

今までの悪循環をすっぱり断ち切り、新しいスタートを切るために大切なのは3つのポイントをご紹介します。まずはしっかりご自身と向き合ってみてくださいね。

怒るラインを設定する

まずは、しっかりと怒るためのボーダーラインを引くことからスタートしましょう。今まではご自身の気分の浮き沈みによって、怒りやすくなっていたりしていたかもしれません。このような感情に任せた「怒り」は終わりにする必要があるでしょう。社会のルールや家庭内のルールを教えていく上でアウトなラインを設定し、そのラインを子供が超えてしまった時にだけ怒るようにしましょう。

怒りの原因を解明する

今までは一言で「怒り」だと思っていたこの感情ですが、この怒りの原因に目を向けてみましょう。もしもこの原因が、ご自身の子供から来るもので無いのであれば、子供に対して八つ当たりをしてしまっていたという事になります。これからは怒りをご自身で感じた時には、一旦深呼吸したり、言葉を発する前に数秒置いてみましょう。行動の前にワンクッション置くことで、気持ちに少し余裕ができるでしょう。そしてこの怒りの原因はなんだったのか?と自分に問いかけてみると良いでしょう。

自分の怒りのポイントを知る

怒りを感じるポイントは、人によって全く違うものと言えるでしょう。普段から綺麗好きの人であれば、子供が部屋を汚してしまう事で怒りを覚えるでしょうし、社会性を特に気にする人は、幼稚園のバスや待ち合わせ時間に子供が原因で遅れてしまう事に強い怒りを感じるでしょう。

怒りの原因はなんであれ、自身がどのようなポイントで怒りやすくなっているかをしっかりと理解する作業も、この悪循環を断ち切るために必要不可欠でしょう。

子供を怒りすぎる悪循環を断ち切って、後悔を減らす方法

怒るべき時に怒れる親になるためには?

親も人間です。子供と同じように感情があるのです。もちろん完璧な人間などおらず、それぞれが日々の中で悩みながら子育てをしています。子供が生まれると、子育ての理想と現実にぶち当たる事でしょう。部屋はどんなに片付けてもすぐにオモチャだらけになりますし、頑張って作った食事を子供が全く食べてくれなかったり、上手く行かないことばかりかもしれません。このようなことは日常生活の中でよくあると思いますが、これは「怒りの対象」になるべきものではなく、「しつけの対象」になるべき行動です。思った通りスムーズに進まずイライラしてしまう気持ちはわかりますが、そのイライラしてしまう気持ちの根本は、自分自身に余裕がなくなってしまっているために起こっているのだと理解しましょう。

例えば門限などの約束や、学校がらみのルールを破ってしまった時には、しっかりとダメだと怒った上で、教えてあげる必要がありますね。本当に必要な時には「善悪の判断」をしっかりとした上で、子供に愛を持って怒りましょう

子供は将来成長した時に、自分の育った自宅がどれだけ綺麗に整理整頓されていたかは気にしません。記憶するのは、どれだけお母さんが優しく一緒に遊んでくれたか、自分と向かい合って愛情を注いでくれたかでしょう。育児に完璧を求めすぎず、自分の家族に似合ったルール作りを柔軟に行っていくことが大切でしょう。いつでも心に余裕があって、ニコニコ笑っていられるお母さんで居られるように、是非とも今日から実践してみてくださいね。