2歳児は魔の二歳児とも呼ばれ、夜の寝かしつけがスムーズにいかないことも多くママは毎日が大変です。2歳児の寝かしつけは寝ない原因を知り、その原因に合わせた対策をとることが大切です。
そこで今回は、2歳児が夜寝ない原因や対策についてご紹介していきます。2歳児の寝かしつけに悩んでいるママは、ぜひ参考にしてくださいね。
2歳児の平均睡眠時間は?
日本の2歳児の平均睡眠時間は10、5時間程度と言われており、このうちの3割以上は22時以降に寝ていると言われています。
アメリカの研究結果によると1~3歳までの幼児の理想的な睡眠時間は13時間程度と言われています。日本の2歳児の睡眠時間は、この数字よりもかなり低いのが分かりますね。
睡眠不足は成長ホルモンの分泌の妨げにつながるため、お子さんの成長のためにもなるべく理想の睡眠時間を確保したいものです。
2歳の子供が夜なかなか寝ない原因
1,起床時間が遅い
朝は2歳のお子さんが自然に目を覚ますまで寝かせているという方も多いのではないでしょうか?自然に目が覚めるのが朝早い時間であれば問題はありません。
しかし、8時や9時と起きるのが遅くなるとその後の予定も全てズレていき、結果夜寝る時間も遅くなります。
2,寝る前に興奮してしまう
寝る直前まで部屋の中を走り回るなど興奮するような動きは、大人であってもすぐに寝ることはできません。特に上にお子さんがいたり、2歳のお子さんが寝る直前にパパが帰宅し激しい遊びをしていませんか?
寝る直前のテレビやゲームも興奮して、夜なかなか寝ない原因の1つですよ。
3,日中の動きが足りない
2歳ともなると特に男の子は体力がついてきます。日中の動きが物足りない場合は、エネルギーがありあまってしまうため夜なかなか寝ないということになってしまいます。
4,お昼寝の時間が長い
2歳くらいになるとお昼寝の時間にも個人差がでてきます。長時間のお昼寝や夕方のお昼寝は夜寝ない原因につながるので注意しましょう。
5,お風呂やご飯の時間が遅い
夕ご飯を食べたあとは消化する時間が3時間は必要と言われています。食べてすぐはお腹がいっぱいで苦しいため、夕ご飯の時間を見直すことが必要です。
お風呂の時間も同様で、夏場はとくにお風呂から出たばかりは暑くてすぐに寝るのは大人でも難しいものです。お風呂から出たあと、少し時間をあけて寝るようにしましょう。
2歳児を寝かせるための工夫
1,毎日決まった時間に起こす
前の日の夜寝たのが遅くても、朝はなるべく6~7時と決まった時間に起こしましょう。お子さんの体内時計を整えるためにも、朝は太陽の光を浴びるのがポイントです。
毎朝決まった時間に起きることでその後の予定が自然と決まっていきます。ある程度時間が決まることで、2歳のお子さんだけでなくママも予定が立てやすくなりますよ。
2,お昼寝は2時間までに
2歳になったらお昼寝をしなくなっても問題ありません。まだお子さんがお昼寝をするようだったら、お昼寝は最大でも2時間までにしましょう。
お子さんが寝ている間にママも一息つきたいものですが、あまりに長時間お昼寝をさせていると夜寝なくなりママがイライラする原因にもなります。お昼を食べたあとくらいの時間を目安にお昼寝できるようにしていきましょうね。
3,寝る前は静かに過ごすように心がける
寝る前はできるだけテレビを消し、絵本やパズルといった遊びでできるだけ静かに過ごしましょう。寝る直前にパパが帰ってきてしまうという場合は、パパと相談し帰宅時間をずらしてもらったりお子さんと静かに接してもらうと良いでしょう。
2歳児におすすめの寝かしつけの方法
絵本など入眠儀式を決める
絵本を2冊読んだら寝る、といったような入眠儀式を決めましょう。布団の中でその日あった出来事をお子さんとお話するのもおすすめです。
始めは上手にいかないかもしれませんが、続けることで入眠儀式となりスムーズに寝てくれるようになりますよ。
音楽を利用
寝るときに音楽をかけるのもおすすめです。音楽はゆったりとしたオルゴールやピアノのものにし、音楽に合わせて2歳のお子さんの背中をトントンしてあげると安心して寝付きが良くなるでしょう。
寝かしつけにおすすめのCDも多く販売されているため、ママとお子さんのお気に入りを見つけてくださいね。
隣でママが寝たふりをする
2歳のお子さんはママの姿をよく見ています。なかなか寝てくれないと困ったときはお子さんの隣で寝たふりをしてみるのも良いでしょう。ママの姿を見て案外、スムーズに寝てくれるかもしれませんよ。
人の寝息には自然と眠くなる効果があるとも言われています。試しに挑戦してみましょう。
2歳のお子さんがなかなか寝てくれない原因は複数あります。これらを改善するためには生活リズムの見直しが必要です。
また、体力が付いてくる時期でもあるため、天気が良い日はお子さんと公園や児童館にできるだけ出かけるように心がけるのもポイントですよ。