赤ちゃんに歯固めを与えるメリットと選び方のポイント

赤ちゃんが成長していく上で気になるポイントの1つは歯ではないでしょうか。初めて生えてきた歯を見るのは、親としてとても嬉しいものです。

ただ、中には歯が生えてくる時期のムズムズ感が気になってしまう赤ちゃんも。そうした時に使ってあげたいのが「歯固め」です。

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そもそも「歯固め」って何?

歯固めには2つの意味があります。

1つは、赤ちゃんの百日祝いで行うお食い初めで行う歯固めの儀式。丈夫で健康な歯が生えることを願うお祝いの儀式です。

もう1つが今回ご紹介する、赤ちゃん用おもちゃの歯固めです。乳歯が生える時期の赤ちゃんに与える噛むおもちゃで、歯が生えてくるときの不快感やストレスを緩和する効果が期待できます。

赤ちゃんに歯固めを与えるメリットと選び方のポイント

歯固めを与えるメリット

歯固めを与える主なメリット3つをご紹介します。

1.歯ぐずりの緩和

歯が生えるというのは赤ちゃんにとって未知の感覚です。歯が生える時期に夜泣きをしたり色んな物を口に入れて噛んでしまうのは、歯が生えるむず痒い感覚による不快感が原因である場合も。「歯ぐずり」と呼ばれるこうしたことは、歯固めを噛むと緩和する傾向が見られます。

赤ちゃんの手に持ちやすい形で作られているため、噛む以外にも握って遊ぶことで歯ぐずりの緩和に繋がることもあります。

2.噛むトレーニング

赤ちゃんに歯が生えてくる時期は「吸う」だけでなく「噛む」行動を覚え始める大事な時期です。歯茎だけでなく歯を使って離乳食を食べるようになる時期に歯固めを与えることで、上手に噛む、顎を発達させて噛む力をつけるといった効果も期待できます。また、きちんと噛むのは脳が発達する役に立つとも言われています。

3.歯の成長を促す

歯固めを噛むことで歯茎が刺激されるので、歯の成長が促されます。噛むために作られているため普通のおもちゃよりも噛みやすく、しっかりと歯が固定されるので歯並びにも良いとされています。

たまに歯固めの代用品として、おしゃぶりを使う方もいるようです。けれど、おしゃぶりは吸うために作られているもので、噛むためのものではありません。噛ませるために与えるのなら、噛みやすく作られた専用の物を用意してあげましょう。

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歯固めを使うのはいつからいつまで?

明確な時期はありませんが、歯の生え始める6ヶ月頃あたりが目安とされています。ですが、早ければ3ヶ月頃から歯が生える赤ちゃんもいるので、様子を見ながら使う時期を検討してみてください。

使い終わる時期も同様で、決まった時期というものはありません。歯ぐずりのピークは前歯が2本揃うあたりだとされていますが、歯ぐずりはその段階で治まることも、乳歯が生え揃うまで続くこともあります。歯固めをおもちゃとして好むこともあるので、無理に使うのを止める必要はないと言えるでしょう。

赤ちゃんに歯固めを与えるメリットと選び方のポイント

歯固めの選び方のポイント

歯固めは様々なメーカーから販売されていて、デザインや素材も多岐にわたるので、どれを選べばいいのか悩んでしまうことも。赤ちゃんにも好みがあるので、以下のポイントを押さえた上で色々なものを試してみてください。

手入れしやすい物

ずっと口の中に入れる物なので、手入れがしやすい物を選びましょう。噛みごたえを重視した凸凹とした物も多いのですが、洗いやすさで考えると平坦な物に劣ります。毎日しっかりと洗って手入れができる物を選ぶようにしましょう。水洗いの他に、煮沸消毒や電子レンジ消毒に対応した物もあります。

素材の安全性

素材も安全性の高いものを選ぶことも大切です。口に入れる物なので、使用素材をチェックしておきましょう。塩化ビニールよりも、天然ゴムや木製など天然素材の方が安心です。塗装は無塗装、もしくは植物性塗料が使われている物を選びましょう。

赤ちゃんに歯固めを与えるメリットと選び方のポイント

上手に使って歯ぐずりの解消を

歯ぐずりをしてしまうということは、赤ちゃんにとって不快感があるということです。ぐずってしまうと、親にとってもストレスとして積み重なってしまうことも珍しくありません。歯固めを使って、上手に歯ぐずりの時期と向き合ってみてください。