想像以上にストレスを受けている!夫婦喧嘩が子供に与える悪影響

どんなに仲の良い夫婦であっても、「夫婦喧嘩をしたことが一度もない」なんてことはありませんね。大きな夫婦喧嘩はなくても小さな夫婦喧嘩ならしたことはあるはず。中には夫婦喧嘩は日常茶飯事という方もいると思います。大人からすれば、日常生活の一部と化した夫婦喧嘩であっても、子供には想像以上のストレスになっています。子供の人格形成にも影響を及ぼすほどの強い影響力を持っているのです。そこで今回は夫婦喧嘩が子供に与える影響についてご紹介しましょう。

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夫婦喧嘩が子供に与える悪影響

生まれ育った環境も違う他人同士が同じ屋根の下で共同生活をするわけですから、意見の食い違いなどから夫婦喧嘩になることも当然あります。お互いの気に入らないところを指摘する夫婦喧嘩ではなく、より良い家庭を築こうとするための夫婦喧嘩もありますね。両親の夫婦喧嘩を見てしまった子供には、具体的にどんな悪影響があるのかご説明します。

アダルトチルドレンになりやすい

親から虐待を受けていたり家庭環境の影響により、大人になってからも心にトラウマを抱えてしまう人のことをいいます。

アダルトチルドレンは人間関係を築くのが苦手で、物の考え方も破滅的だったり、完璧主義だったりします。

夫婦喧嘩は子供にPTSDを引き起こさせる原因にもなり、PTSDによる引き起こされる症状としては、頭痛、不眠、腹痛、嘔吐、パニック、ヒステリー、登校拒否、引きこもり、接触障害などがあります。

モラハラをする大人になる

モラハラとはモラルハラスメントのことです。モラルハラスメントとは精神的な嫌がらせや暴力のこと。

夫婦にとっては単なる喧嘩だったとしても、子供にとってはモラハラになってしまうのです。モラハラを受けて育った子供は、自身も子供に対してモラハラを行う可能性が高く、その子供もまたその子供へモラハラを行うといったように負の連鎖が続いてしまいます。

自己肯定感が失われる

子供は夫婦喧嘩を目にすると、その原因が「自分自身にある」と両親ではなく自分を責めてしまいます。原因がまったく別のことであったとしても、自分を責めてしまうのです。

大好きな両親の喧嘩の原因である自分自身はいなくなった方が良いのだ、という考え方をするようになり、自己肯定感が失われてしまうのです。

自己肯定感が低いと自分の意見が言えなかったり、人と接するときに委縮してしまったり、ひどいケースでは自殺してしまうこともあります。

体の成長が阻害される

夫婦喧嘩によって精神状態が不安定になると良質な睡眠をとれなくなり、体の成長にも影響を及ぼしてしまいます。睡眠中には成長ホルモンという物質が分泌されます。しかし十分な睡眠がとれないと、ホルモンの分泌にも影響を及ぼし、正常な成長を妨げてしまうことになるのです。

このように、子供の前での夫婦喧嘩は「百害あって一利なし」といえるでしょう。

想像以上にストレスを受けている!夫婦喧嘩が子供に与える悪影響

良い夫婦喧嘩もある

夫婦喧嘩は子供には悪影響しかないとご説明しましたが、まったく喧嘩をせずに生活するというのもなかなか難しいものです。そこで子供に良い影響を与える夫婦喧嘩の仕方をご紹介しましょう。

それは夫婦喧嘩の内容です。

夫婦喧嘩の内容はいろいろありますが、子育てに関する夫婦喧嘩であれば子供の前でもOKな夫婦喧嘩といえます。むしろ子供の前でした方が良いともいえるでしょう。

両親それぞれが子供のためを思い、それぞれの意見の相違による喧嘩なので、子供のためを思ってのものです。家族をよりよくしていくための前向きな夫婦喧嘩であれば子供に見られても良いのです。

子供の前で夫婦喧嘩は絶対NGと、子供が見ていないところで夫婦喧嘩をしたとしても、家の空気が変になってしまいますね。それを子供は敏感に察知しますから、辛い雰囲気の中で気を使って生活させる方が精神的に悪影響を与えてしまいます。

逆に子供の前でやってはいけない夫婦喧嘩の内容は、子育てに関係のない浮気姑、ギャンブルなどに関するものです。

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注意が必要な子供の対応

夫婦喧嘩を見た子供の多くは、悲しい顔や困った顔をしたり、泣き出してしまうのが普通の反応です。ところが中には無表情でなんの反応を示さずにただ黙って夫婦喧嘩を見ているという子供もいるのです。

この状態は夫婦喧嘩が日常化している家庭でよく見られるものなのですが、なんの反応も示さないのは何も感じていないからではなく、「平気なふりをして感情を出さないように我慢している」のです。

こういった状態は非常に悪く、将来的にトラウマになってしまう可能性が非常に高い状態といえます。

想像以上にストレスを受けている!夫婦喧嘩が子供に与える悪影響

夫婦喧嘩を見られてしまったら…

できるだけ子供に見せたくない夫婦喧嘩ではありますが、夫婦喧嘩は思わぬ場面で突発的に起こってしまうものですから、見られてしまうこともあります
万が一、夫婦喧嘩を見られてしまったときには、きちんとフォローすることが大切です。

精神的に少し落ち着いたら、夫婦喧嘩を見てしまったことで不安になっている子供をしっかりと抱きしめて、愛情のある言葉をかけてあげることが大切です。自分を責めている子供に「あなたが悪いわけではない」と忘れずに付け加えておきましょうね。

子供へのフォローが終わったら、少し夫婦で冷静になって早々に仲直りをしましょう。

喧嘩の後仲直りするところを子供に見せることも子供の人間関係を構築する上で必要なことです。