早くから子供を英語に触れさせるメリットと年齢別取り入れ方

小学3年生からの英語の必修化が、2020年度に完全実施されることが決まり、早くから英語に慣れさせた方がいいのではないか、と考える保護者の方が増えてきています。一方で早くから英語を習わせて、日本語は大丈夫なのか、他のことに影響が出ないかということも心配です。そこで今回は、子供を英語に触れさせるメリットと共に、年齢別の取り入れ方を詳しくご紹介します。

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子供に英語を身に付けさせたいと思う親はどれくらいいる?

グローバルな人間になって欲しい、と願い、また人生の選択肢を広げるために、早くから英語の取得を目指して英語を学ぶ場に子供を入れる親が増えています。
実際に子育てをしている保護者の方は、早期の英語教育についてどういった考えを持っているのでしょうか。

こちらのサイトでおこなわれたアンケート調査(https://kufura.jp/family/education/8960)
によると、子供の早期英語教育が必要だと考える人と、必要だと思わない人は約半々で、少し必要だと考える人の方が上回りましたが、過半数までは及びませんでした。

最近では保育園や幼稚園で英語の授業を取り入れるところも増えており、小学生からの英語の必修化に向けた対策を取るためにも、早くから英語とふれ合う機会を増やす環境作りは進んでいるのが実情です。

早期の英語教育は必要ないと考える人の意見を見てみると、日本語をしっかり学ぶことの大切さを優先したい、また早期英語教育をしても中学や高校では全く英語をしゃべれなくなったという体験談から、そのような考え方を持つ人も多くいます。

では実際早期英語教育は、してもしなくても変わらないのでしょうか。英語を早く学ぶことのメリットについて詳しくご紹介します。

早くから子供を英語に触れさせるメリットと年齢別取り入れ方

早くから子供を英語に触れさせるメリット

なぜ英語を早くから学ぶことが必要なのか、子供が英語に触れることで起きるメリットには以下のようなものがあります。

英語の聞き取りができるようになる

英語を取得するために必要なのは、英語を聞く力と、書く力です。英語を書く力は、大人になってからでも十分に習得可能なのですが、英語を聞き分ける力は、6ヶ月の赤ちゃんから能力があるとされています。ただし5歳を過ぎると、細かな発音の違いの聞き分けは難しくなります。

元々日本語と英語は、使用する周波数帯に違いがあります。周波数帯とは音の幅のことで、言語によって異なるものです。日本語は低音域が多く、英語は高音域が多く使用されています。英語と周波数帯が近い言語で育っていれば、英語の取得は比較的容易です。

生まれた時にはすべての周波数の音を認識する細胞が存在していますが、徐々に周りの環境で話されている言葉のみ残るようになります。死滅した細胞は生き返ることはなく、他の周波数帯に反応するためには、聞き取りを繰り返し、新たな神経ネットワークを作り出すしか方法はありません。そのため、日本人が大人になって新たに英語を取得するには時間がかかるとされているのです。

子供の英語習得は大人よりも早い

英語習得に理論や理屈が先に出てしまう大人と違い、子供は英語を柔軟に取り入れます。家庭ではインプットすることは可能なのですが、必要となるアウトプットができないので、英語が上達しにくくなります。英語を「まねる」ことから始めることができるので、英語を学ぶ環境に置くことで、子供の英語の力はアップします。

広い世界を受け入れることができる

日本では外国の方とふれ合うことが少ないため、外国人に対して恐れを抱いたり、偏見を持ってしまうことも少なくありません。英語では日本語での敬語にあたる言語がないため、感情表現が豊かで、ストレートな意見を交わすことが増えます。

成長すると周りの影響を受けやすくなりますが、子供の時に日本語で話す時に得られるもの、外国語で話すことで得られるもの、両方を身に付けることができます。

ただしインターナショナルスクールなど、英語だけの環境で育った結果、日本の学校に入った時に日本の慣習に慣れず、常識がないといった扱いをされることもあります。無理矢理バイリンガルにしようとした結果、自分が何人なのかが分からず、精神的に不安定になることもあり得ますので、注意しながら取り入れていくことが必要です。

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年齢別の英語の取り入れ方

子供の頃から英語を取り入れていくために、年齢別におすすめの方法をご紹介します。

0歳から1歳

言語の習得は生まれてから始まります。まだ小さいこの時期には、日本語の習得も必要なので、英語はCDを流したり、DVDや英語の動画などを1時間から2時間程度の短時間流し、BGMとするのがおすすめです。

2歳から3歳

歩き始め、体も成長してくる時期なので、英語を聞くだけでなく、歌いながら踊るといったことを取り入れてみましょう。この時期にも英語は勉強するものではなく、「楽しいもの」というイメージを持ってもらうことが大切です。

4歳から6歳

保育園や幼稚園に通う時期になると、日本語も豊富になってきます。この時期には英語に興味を持ってもらうことが、英語を学ぶきっかけになります。日本語を英語に言い換えたらどんな言葉になるか、日本語と英語を両方使う機会を増やしてみましょう。

興味を持つようになったら、英語教室を利用して、ネイティブの先生との会話を楽しんだりする方法も考えてみましょう。英語の理解力に合わせたオンライン英会話などを利用する方法もあります。

早くから子供を英語に触れさせるメリットと年齢別取り入れ方

大人になっても英語を話せるようになるためには?

子供の時は英語も日本語もどちらも話せていたのに、年齢が上がるにつれて、話せなくなってしまった、という経験を持つ保護者の方も多いはず。これは早期教育の意味がなかった訳ではなく、英語を使う機会が減ってしまったことが大きな原因です。

完璧な英語を話して欲しい、と親が思っても、子供が英語は楽しくない、面白くない、と感じてしまったらどんどん話さなくなってしまい、遠ざかってしまいます。子供の頃から日常生活に英語を取り入れ、インターナショナルスクールのイベントなどで、外国の方とふれ合う機会を積極的に取り入れていきましょう。

英語を話して、コミュニケーションが取れた、という楽しさや喜びが、もっと英語を勉強したいという意欲につながります。無理矢理にではなく、子供の好奇心を伸ばす工夫をしていくようにしましょう。