授乳中のママを不安にさせる乳房のしこりの正体と4つの解消法

産後の授乳が始まり、育児に家事に目まぐるしく時間が過ぎていきます。そんな中、授乳中にふと乳房を触ってみると、しこりがあることに気づいて、不安になるママは少なくありません。頭をよぎるのは、怖い病気ですよね。

授乳中の乳房のしこりの正体と原因についてご紹介いたします。また、しこりを解消するにはどんな方法があるのか、予防する方法も併せてご紹介いたします。すでにしこりをみつけて不安な方も、今授乳中のママも、是非参考になさってください。

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授乳中の乳房のしこりの正体と原因

授乳中に乳房にしこりを見つけると、悪い方にばかり考えてしまいがちです。このしこりの正体は、乳腺の中で詰まってしまった母乳のかたまりです。でも、赤ちゃんにしっかりおっぱいを吸ってもらっているのに、どうして詰まるのでしょう?

いい母乳は、色は透明に近く、サラサラとしています。サラサラしていれば、詰まる事もありません。ママの食べるものや、赤ちゃんが吸いきれずに残ってしまった古い母乳の蓄積などによって、次第にドロッとした母乳になっていってしまいます。

ドロドロした母乳は、当然流れも悪くなります。乳腺がつまってしまい、しこりができる要因となります。「乳腺が詰まる」と聞くと、すぐに乳腺炎になると思われがちです。確かに、このしこりは、「うつ乳」といって、乳腺炎になる前の段階になります。だからこそ、放置しておいてはいけないのです。

授乳中のママを不安にさせる乳房のしこりの正体と4つの解消法

乳房のしこりの解消法

赤ちゃんにしっかりとおっぱいを飲ませる

赤ちゃんの授乳の間隔はだいたい決まっています。ですが、母乳の場合、出ている量や、赤ちゃんが飲んだ量がわかりません。昔は、○時間おきなどと言われていましたが、今は授乳時間外でも、赤ちゃんが欲しがれば飲ませてあげるとよいとされています。

また、赤ちゃんが授乳の時間に起きなくて、1度授乳をお休みすると、詰まりを引き起こす要因となります。とにかくしっかりと飲んでもらうのが一番なのです。

授乳スタイルを変える

授乳スタイルをかえることで、授乳角度がかわり、まんべんなくおっぱいを飲んでもらえます。いつも横抱きという方は、縦抱きや、フットボール抱きなど、抱っこの仕方を変えて飲ませるようにしましょう。

マッサージ

産後入院中にほとんどの産院では、母乳指導が行われます。その時に教えてもらった方も多いかもしれませんが、乳輪付近のマッサージが効果的です。乳輪の部分をいろんな方向からつまむだけです。母乳をしぼりだすイメージで行ってください。

乳輪付近をつまんでマッサージすることで、柔らかくすることができます。おっぱいをほぐすと、母乳がよくなります。

母乳外来

おっぱいトラブルには母乳外来がおすすめです。授乳中の乳房のしこりも同じです。何をやってもしこりがなくならない場合は、母乳外来で助産師さんにマッサージをしてもらってください。驚くほど母乳が出るようになり、しこりもすぐに解消されます。

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乳房のしこりを予防する方法

乳房のしこりは予防することができるので、その方法をご紹介いたします。

食生活の改善

母乳育児をしていると、いつも以上にしっかりと食べる必要があります。ただ、甘いものを食べたくなることが多いですよね。食べても太らないという、夢のような期間です。

ですが、ママが食べたり飲んだりするものは、すべて母乳を通して赤ちゃんも食べたり飲んだりすることになります。糖分や脂肪分、塩分の過剰摂取は、乳腺の詰まりの原因ともなるので、注意してください。和食中心の献立にするのがおすすめになります。

また、授乳中は、水分もしっかり摂らないといけません。ですが、カフェインや糖分の多い飲み物は良くありません。お茶や水にしましょう。また、最近はノンカフェイン飲料も増えていますので、そういったものも上手に利用しましょう。

冷えに注意

体を温めると、母乳の出がよくなることはご存知ですよね。その逆で、冷やしてしまうと、母乳の出も悪くなります。入浴の際は、湯船につかり、身体を温める食材を積極的に摂るようにしましょう。

休む

育児が始まると、本当に休むことができなくなります。ですが、体を休めることはとても大切なことです。パパにも育児や家事を手伝ってもらい、周りの人に甘えて、しっかりと休む時間をとるようにしてください。

ハーブティー

ハーブティーはリラックス効果があります。今はいろんなものがでていて、乳腺炎を予防する効果があるものなども市販されています。こういった物を利用するのも一つの予防法になります。

授乳中のママを不安にさせる乳房のしこりの正体と4つの解消法

乳房のしこりは放置しない

怖いものには目をそむけたくなるのが、人間の心理です。でも、授乳中であっても乳房のしこりは放置してはいけません。

乳腺炎などのしこりは、痛みを伴い、しこりもさわると動き、弾力性があります。ですが、乳がんは、初期段階では痛みがなく、さわっても動きません。また、ゴツゴツしてとても固いものです。

授乳中のしこりは、できてしまっても解消する方法があります。また、しこりを作らないよう予防することもできます。今回ご紹介した方法を実践していただき、しこりができないよう、日頃から心がけるようにしてくださいね。

授乳中のおっぱいのしこりは、ほとんどが心配のないものですが、最近は、授乳中でも乳がんが見つかるケースもあります。乳がん検診を受けたことがなく、不安な方は、早めに受診することをおすすめします。