産後は心身ともに疲れてしまいますよね。休みたいけれど、育児に時間をとられがちです。赤ちゃんの夜泣きに悩まされて自分の時間を失っていませんか?気づけばまともに眠っていない、食事がおろそかになっている。イライラして、鏡を見たら乾燥して吹き出物ができた自分の顔が映っている。産後のママでも綺麗なままいたいですよね。今回は産後に起こる肌荒れについて、対処法と併せてご紹介いたします。
産後の肌荒れの原因と症状
1、ホルモンバランスの変化
女性は生理前や生理中でもホルモンバランスが変わってしまいます。その中でも妊娠中は特に女性ホルモンが多く分泌されますが、産後はそのホルモンが急激に少なくなっていきます。そのために、ホルモンバランスがうまくとれなくなってしまいます。
妊娠中に分泌されるのが、「エストロゲン」、「プロゲステロン」というホルモンで、体の機能を正常に活動させるために大切なものです。この二つのバランスが乱れると、肌や髪に艶を持たせることができなくなり、カサついたり粉が吹くようになります。
2、便秘
便秘になる大きな原因の一つとしては、水分不足が挙げられます。水分不足により、排便がスムーズに行われなかったり、腸の中がカサカサになって便が出づらくなります。
便秘の状態は腸内環境が悪いので、肌荒れが起こります。肌のケアをするときは外側だけではなく内側からのケアが必要と言われるように、腸内環境はお肌と密接にかかわってきます。なので、便秘を長続きさせればさせるほど、腸内は汚くなってしまうので、便秘を長続きさせると肌がカサついたり、ニキビができます。
3、睡眠不足
睡眠と肌は密接に関係しています。しかし、わかっていても子供が生まれると眠たくても起きないといけないですよね。夜泣きをしたらあやさないといけない。夜寝ようとしたら子供に起こされて、そのまま朝まで眠れないなんてこともありますよね。お昼に子供が寝ている間にようやく少し眠れるくらい、それでは肌を綺麗に保てません。
肌は寝ている間にターンオーバーを繰り返すことによって、古い肌を新しい肌に生まれ変わらせることができます。なので、睡眠を十分にとれないと肌荒れを引き起こしてしまいます。生まれ変わらない肌を残したままにしていると、皮脂が溜まりやすくなりニキビや吹き出物の原因になります。
産後の肌荒れの対処法
1、自分にあったスキンケアをする
ホルモンバランスの変化により、産後は以前まで使っていたスキンケア商品が肌に合わなくなることがあります。前までは乾燥もなくしっかり潤っていたのに、肌質が変わり効果が感じられなくなるのです。産後は特に肌がデリケートになっているので、反対に以前までのスキンケアでは肌が負けてしまう可能性もあります。
育児の時間に追われて時間がないかもしれませんが、スキンケアだけはせめて時間をとるようにしましょう。スキンケアの少しの時間を惜しむことで、肌荒れが悪化するとストレスになって余計に肌荒れが酷くなってしまいます。スキンケアの時間だけは一日頑張った自分へのご褒美と思って、しっかりと行うようにしましょう。敏感肌に優しい、授乳の心配もない天然無添加ならさらに安心して使えます。
2、ストレス解消をする
産後の疲れた状態では育児への不安も大きいですよね?毎日の育児への疲れ、ストレスが溜まると吹き出物の原因になります。「育児はすべて自分がやらなければいけない」、「母親が子供を放ってやりたいことをしている場合じゃない」と思うのではなく、数時間だけでもいいので旦那さんにも育児を分担してもらいましょう。ストレス解消には短時間でもいいので、自分の好きなことを思いっきりやったり、ゆったりとする時間を作るのが一番いいです。
マッサージに行って心身ともに疲れた体を癒す。育児で辛いことや不安を信頼できる人に話す。好きな漫画を読んだり、テレビを見る時間を作る。ぶらりと散歩をする。など、自分のための時間を作ってくださいね。
3、食事から整える
ホルモンバランスが乱れると栄養バランスが崩れやすくなります。肌荒れを整えるためには内側から、腸内から整えるためにも食事から改善するのも一つの方法です。特に肌荒れにはビタミンをとるのが最適です。炒めてしまうと野菜のビタミンは飛んでしまうので、スープや温野菜で食べるといいですよ。
また、肌を構成するのはたんぱく質なので、肉や魚は積極的にとるようにしましょう。脂っこいものはふきでものの原因になってしまうので、和食などヘルシーにカロリーの低い食事にするのが最適です。
産後の肌荒れは予防も大事!
1、肌荒れを引き起こす前にバランスのいい食事をする
普段から食事で腸内環境を整えておくと、肌荒れを引き起こしにくくなります。そもそも肌荒れを引き起こしてしまうのは、育児にかかりっきりになり、自分の食事がおろそかになってしまうために起こります。産後はすぐにバランスのいい食事をとるように心がけることで肌荒れを予防することができます。
野菜はなるべくたくさんとるようにして、できるだけビタミンがとれるように生野菜、スープなどで食べるのがいいです。食物繊維をとっておくことで、腸内環境も整えやすいのでなるべく和食をメインに献立を考えましょう。
2、質の高い睡眠をとる
睡眠不足が続くと肌荒れを引き起こしてしまいます。そこで、質の高い睡眠をとることを日常にすると、短い睡眠時間でも肌のターンオーバーをしっかり行うことができます。睡眠は量よりも質が大切なのです。質の高い睡眠は睡眠環境である灯りや香り、枕の高さ、お布団の質でも大きく変わります。
3、便秘予防をする
産後、特に授乳をする期間は赤ちゃんに栄養をもっていかれてしまいます。その中でも授乳により水分が失われていきます。ただでさえ人間は一日最低でも1.5リットル~2リットルの水が必要になります。それに加えて授乳をする度に水分が失われていくので、通常よりも水分補給が必要になります。2リットル以上は飲む必要がありますね。更に水を飲むことで、腸が刺激されるので排便を促す効果もあります。ただ、腸を刺激するからといって冷たい水を多量に飲むと逆効果になります。できる限り常温の水を適度に飲むようにしましょう。
肌荒れおすすめアイテム
産後肌荒れには無添加の基礎化粧品を選ぶ、どうしても食事で栄養を補いきれない場合はサプリメントを飲むのもいいですよ。選ぶときは無添加で天然素材なものを選ぶようにしましょう。
肌荒れの原因がわかれば、自分にあった対処法もできますね。一生懸命に育児をすることも大事ですが、ふっと気を休めるあなたのための時間も持つことを心がけましょう。