赤ちゃんの成長はあっというまです。ちょっと前まで寝返りができて喜んでいたお母さんも気がつけば離乳食を食べるようになる我が子の成長に片時も目が離せませんよね。
今回は赤ちゃんのお座りのタイミングとポイントをご紹介します。赤ちゃんにとって自然な形でおすわりができるようにサポートしてあげてください。
赤ちゃんのおすわりはいつから?
通常赤ちゃんの首がすわり、その後寝返りを始め、お座りをするという流れになっています。
赤ちゃんのおすわりは基本的に背中周りや腕の筋肉が発達し始める生後6ヶ月から7ヶ月くらいからスタートすると言われています。その頃はまだまだおすわりできても不安定でお母さんのサポートが必要になるでしょう。その後8ヶ月目くらいから自分で体を安定させてしっかりと座るようになっていきます。
しかし中には生後3ヶ月の首がすわるくらいの時期から自らおすわりの練習を始める赤ちゃんがいるのも事実です。しかし、筋肉の量などがまだ追いついていないので自力では座ることができません。
そんな時にはお母さんやお父さんが常に見守りながら、赤ちゃんにおすわりの真似事をさせてあげて赤ちゃんを満足させてあげましょう。
おすわりりを早く始める赤ちゃんは好奇心が強い
先に説明した通り赤ちゃんによっては、首のすわる早い時期からおすわりにトライしたがる子もいます。この違いは好奇心にあります。
早くおすわりに挑戦する赤ちゃんは縦抱っこが好きな傾向にあります。縦抱っこされることで見える景色が変わります。またお母さんやお父さんと同じ目線になれることも大きな要因とされています。そんな縦抱っこが好きな赤ちゃんは好奇心が強く、首がすわると同時におすわりを自然にしようとするのです。
それに比べてなかなか自発的に始めたがらない赤ちゃんがいることも事実です。その理由としては、おすわりに対する好奇心が低いということが挙げられます。またポイントとして、そのような赤ちゃんは縦抱っこが苦手な傾向にあるようです。まずは縦抱っこに慣れてもらうことが赤ちゃんにとってのおすわりへのスタートラインになるでしょう。
練習のポイント
あくまでおすわりは赤ちゃんが自発的に行うもので、おすわりを教えてしまっていいのかと悩むお母さんもいることでしょう。しかしおすわりを教えること自体に問題はありませんのでご安心ください。
赤ちゃんの発育は本当に個人差があるものです。おすわりの時期が遅れたからといって他の子と比べる必要はもちろんありません。おすわりを練習する時にはあくまでも赤ちゃんのペースを大切に無理をさせないようにしましょう。
赤ちゃんをサポートしてあげる
おすわりの練習をする時には後ろから赤ちゃんをサポートするように両脇を抱えてあげましょう。そして赤ちゃんのお尻が床につくようにして座らせてあげましょう。
最初のうちは赤ちゃんの体が安定せず前に倒れてしまったりぐらぐらすることでしょう。しっかりとサポートしてあげてください。
お母さんの支えを受けながらお尻が床についた状態で、次は赤ちゃんの手を前に出し床で体を支えるような体勢にしてあげてください。
赤ちゃんが嫌がったりしないようであればこのままおすわりの状態で一緒に遊んでみるのもいいでしょう。
すこし慣れてきたら、お母さんが支えてあげている手をほんの少しだけ離してみたり、また支えてみたりしながら赤ちゃん自身でバランスが取れるような状態の練習をします。
おすわりの練習で気を付けること
赤ちゃんのおすわりの練習を始めてお母さんもウキウキするかと思います。しかし油断は禁物です。練習の際の注意点もしっかりと確認しながら安全に行うようにしましょう。
必ず練習は首が座ってから
基本中の基本ですが、赤ちゃんの首がすわってからおすわりの練習を初めてください。首がまだすわっていない赤ちゃんはどんな衝撃にも反応してしまいますので絶対に守るようにしましょう。
赤ちゃんの安全第一
赤ちゃんが自力でおすわりできない背景には、体に必要な筋肉をはじめ、神経などが出来上がっていないからと言われています。おすわりの練習をしている時に予想不可能な方向に倒れてしまうこともあるでしょう。
そんな時のために安全対策は万全にしてください。赤ちゃんの周りに危険物がないか確認しましょう。そして赤ちゃんの周りにクッションを敷き詰め、何かあっても衝撃をカバーできるようにしたり、机の角などには保護カバーを使用しましょう。
長時間おすわりさせない
赤ちゃんのおすわりの練習をする際には決して長時間にならないように心がけてください。他の子と比べておすわりの時期が遅くなっているからという理由でお母さんが頑張っても赤ちゃんは疲れてしまうだけです。
あくまでも赤ちゃんのペースで無理の無いように、最初は短時間からスタートするようにしてください。赤ちゃんがおすわりを楽しみながら練習できることに意味があるのです。
おすわりは赤ちゃんの発達を見極めながら
どうしても一般的におすわりを始める時期を過ぎてもその気配がないと、焦りを感じてしまうお母さんの気持ちもわかりますが、赤ちゃんのペースを最優先してあげられるように心に余裕を持つことが大切です。
赤ちゃんの成長は個人差がありますが、どんな赤ちゃんもしっかりとそれぞれのスピードで成長していきますので安心してください。
お母さんやお父さんはあくまでも赤ちゃんの成長をサポートしてあげる存在になるべきで、他の赤ちゃんと比べることで心配になる必要は全くありません。1日1日成長していく赤ちゃんの様子をしっかりと捉えながら楽しくおすわりのサポートをしてあげてください。