お母さんの身体にも、
そして当然お腹の中の赤ちゃんにも
影響が出てしまう怖い妊娠中毒症。
正しい知識を持って予防、
改善に取り組みましょう。
妊娠中毒症とは
妊娠中毒症は、現在は
「妊娠高血圧症候群」と呼ばれています。
妊娠中期以降に発症するのが特徴です。
ただし、妊娠32週より前に
発症すると重症化する危険性も
あるので怖いですね。
自覚症状として、感じることと言えば
むくみ程度なので気付かない方も多いんですよ。
ただ、むくみは直ぐに引いてくる
お母さんもおられるので、
現在は妊娠中毒症の定義からは
外されています。
妊娠中毒症の症状としては
こんな結果がでるのです。
●高血圧
判断基準は、
最低血圧が90mmHg以上
最高血圧が140mmHg以上
とされています。
●尿たんぱく
30mg/dl以上だと陽性と判断されます。
初めての出産のお母さんの方が
2度目、3度目の方よりかかるリスクが
多いとされています。
妊娠中毒症の影響
続いて妊娠中毒症にかかると
お母さん・赤ちゃんにどのような影響が
出るのかを見ておきましょう。
【お母さん】
●けいれん症状、意識喪失、視覚障害
●HELLP症候群による腎臓・肝臓の機能障害
【赤ちゃん】
●胎児発育不全
●低出生体重児
●赤ちゃんが胎盤から剥がれてしまう
●赤ちゃんの脂肪
とっても怖いですよね。
妊娠中毒症の予防・改善
では、妊娠中毒症を予防する為には
どうすればいいのでしょうか?
●食べ過ぎによる体重増加を避ける
●塩分量を1日10g以下に抑える
●ストレス回避
●ハードワークをしない
つまりは、バランスの良い食生活と
休息・安静とリフレッシュが大事なのです。
続いて改善させるための方法を
具体的に見て行きましょう。
●良質なたんぱく質を取る
尿に出るたんぱく質を補うために必要です。
大豆や乳製品、ささみ、赤身魚などから
良質のたんぱく質を補うように
心がけましょう。
●適度な運動
お腹が大きくなるとなかなか動くのも
大変なものです。
しかし、必要以上に体重増加を
避けるためには、無理ない程度で
散歩など運動も取り入れましょう。
母子ともに健康に新しい命を授かれるように
妊娠中毒症を未然に予防して行きたいですね。