反抗されまくりでクタクタ。「中間反抗期」はいつまで続く?

反抗期と聞くと、2歳から3歳の頃に始まるものと、思春期となる中学生の頃のものを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。この反抗期に加えて、小学2年から3年頃にも、反抗期があります。中間反抗期とは一体どんなものなのでしょうか。その特徴や対応の仕方について、詳しくご紹介します。

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中間反抗期とは?

2歳頃に始まる第一反抗期と、思春期の頃に始まる反抗期の、ちょうど中間にある反抗期のことを、中間反抗期といいます。

第一反抗期は、乳離れの一つで、第二反抗期は精神的な乳離れです。中間反抗期は第一反抗期に近く、親に甘える態度を見せながら、口答えをするといったことが多くなるのが特徴です。中間反抗期は、個人差もありますが、小学生の2,3年生頃に始まり、中学生になる前に終わることがほとんどです。

反抗されまくりでクタクタ。「中間反抗期」はいつまで続く?

中間反抗期の時期と特徴

中間反抗期が始まるのは、個人差があり、小学校に入ってすぐ始まる場合と小学生低・中学年である2年から3年、もしくは高学年の6年頃に始まる場合とがあります。中間反抗期の特徴としては、以下のようなことが見られます。

すぐ口答えをする

注意をするとすぐに言い返してきたり、親の言葉に突っかかったりします。

イライラして話をしない

注意をすると「今するところだったのに!」といって怒り出したり、反抗的な態度をとります。

親が手出しをしようとすると怒る

今まで親が手伝っていたことでも、急に自分でするといって怒り出したり、親が手を出すことを拒絶するようになります。

外面がいい

家では反抗的な言葉を返したりするにもかかわらず、外ではそういったことをいわないことがほとんどです。

口答えはするが甘えてくる

思春期の反抗期とは違い、怒ったり不機嫌にはなるものの、親の顔色をうかがったり甘えたりしてくることもあります。

小学校に入り、環境が変わることで、子供は親よりも周りの子供達の影響を受けるようになっていきます。そのため子供の自主性が目覚めることから、中間反抗期が起きるのです。

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中間反抗期が起きる原因

中間反抗期は親からの自立や、子供の自主性によるものから起こりますが、さらに普段の生活スタイルなどからも影響を受け、起きることもあります。

スマホやゲームによるつながり

子供同士の交流に、ゲームやスマホという手段を使う子供達が増えてきています。しかし親からすると、目に悪い、長時間そればかりしている、といった子供の状態にはつい口出しをしてしまいがちです。そのため、子供が反抗的になってしまうことがあります。

中学受験

小学生になると、宿題や塾など、勉強の負担が大きくなります。それに加え、中学受験を控えていると、子供も親も神経質になってしまい、親の言葉に反抗してしまうことにつながります。

親とのコミュニケーション不足によるもの

親が共働きで、子供と会話することが少ない、また兄弟が多く、ゆっくりかまってあげられないといったことでも、中間反抗期が起こりやすくなります。

小学生になり、親とは別に友達との結びつきが強くなる小学2,3年生では、友達の影響から反抗することが増えていきます。さらに中学年になると、自立心も強くなることから親が自分を子供扱いすることに対し、反抗してしまうのです。

高学年になると、勉強やスポーツで周りに比較されることも多くなり、劣等感に悩まされることが増えていきます。口では親に反抗していても、親なら許してくれる、甘やかしてくれる、と甘えたい気持ちも同時に持っているのが中間反抗期といえます。

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中間反抗期の子供へのNGな対応

中間反抗期の子供の態度や言動に、親も振り回されてしまいがちですが、NGな対応をするとさらに反抗がエスカレートしてしまいますので、注意が必要です。

子供の話を無視する

自分がいうことに反論ばかりされたら、腹が立って「もういい」となってしまいがちです。しかしそんな態度をとり続けると、子供が話しかけたいタイミングを逃してしまいかねません。反抗しながらも、甘えたい子供の気持ちを受け止めるようにしましょう。

自分が間違っていると思ったら謝る

中間反抗期の子供は、友達などの会話から「うちの親は間違っているのかも?」と疑問を抱いたり、間違いを指摘したりすることがあります。その指摘が正しいなら、子供相手でもきちんと謝ることが必要です。

子供を否定しない

子供に対して「子供だから」といったり、他人と比較したり、付き合っている友達を否定するような言動はやめましょう。ただし子供が間違ったことをしたり、ルールに反したことをした場合には、きちんと叱ることも必要です。

またお父さんとお母さんとで、中間反抗期の子供に対する対応について話し合うことも必要です。両親のどちらからも叱られるだけだと、子供の逃げ場がなくなってしまいます。叱るだけでなく、フォローする役割分担も必要です。

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中間反抗期の男女別対処法

中間反抗期は、男女で違う特徴があり、それぞれに合わせた対処が必要となります。

男の子の場合

男の子の場合、物にあたったり、母親に対して口答えをしたりといったことが多く見られます。父親に対しては従順なことが多いので、父子で話をする機会を設けるといいでしょう。

女の子の場合

父親を毛嫌いして避けるようになります。また女の子の場合は口答えなどをすることよりも、1人になりたがったり、話しかけられても無視をしたりといった態度に出ることが多くなります。女の子の場合、母親から話しかけたり、ノートや手紙などでコミュニケーションすることも効果があります。

子供の成長の一つでもある中間反抗期ですが、子供の言葉に耳を傾け、受け止めてあげることが何よりも必要です。