長く大事に使うために!知っておきたい「革靴」の磨き方 6手順

「オシャレは足元から」といわれるように、革靴は良いものを購入した方が良いといわれていますが、良い革靴はお値段も高いので、頻繁な買い替えは避け、長く大切に使っていきたいですね。革靴を長く使うためにはやはり日ごろのお手入れが大切です。最近では靴を磨いている方は少なくなってきているようですが、きちんと磨くことでいつでもベストの状態で外出することができます。

そこで今回は革靴を長く大切に使うため、知っておくと得をする靴の磨き方の手順や革靴を長持ちさせる方法をご紹介いたします。

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革靴の寿命

革靴の寿命をご存知でしょうか。物にはすべて寿命がありますが、消耗品であるはずの革靴ですが、きちんとお手入れを行えば10年以上履き続けることができます

もちろん寿命は革靴の製法により違いがあります。

靴底の張り替えができない「セメント製法」の革靴は寿命が短く1~3年ほどです。しかし「マッケイ製法」なら1回ほど張り替えができるので3~6年程度、「グッドイヤーウェルテッド製法」なら1~3回ほど張り替えができ、3~9年ほどの寿命です。

これらは週に2回程度履いた場合の寿命です。複数の靴をローテーションで履いた場合、履く頻度が下がればこれよりもさらに寿命が延びますから、一生ものになる場合も多いようです。

愛着を持って長く履くならグッドイヤーウェルテッド製法の革靴を選びましょう。

長く大事に使うために!知っておきたい「革靴」の磨き方 6手順

 

靴磨きに必要なものは?

普段革靴をあまり履かない方やお手入れをしたことがないという方にとっては靴磨きに何が必要かよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

靴磨きに必要なものは、

・ブラシ(大小それぞれ1つずつ)
・クロス
・靴の色に合わせた靴クリーム
・ステインリムーバー

この5つが靴磨きに最低限必要なものになります。

これらは靴屋や雑貨屋で手軽に購入することができます。ネット通販などでもセットとして販売されていることも多いですし、お値段も手ごろでトータルで2,000円程度で購入することができます。

こちらの基本的なセットに必要なものがあれば都度追加していくと良いでしょう。ブラシに関しては大きな汚れをさっと落とせる大きなものと、靴のデザインの部分など細かな部分の汚れを落とせる小さなものの2種類は必要です。

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革靴の磨き方

それではこれらの靴磨きアイテムを使用して靴を実際に磨いていく手順をご紹介しましょう。

1.汚れ・ホコリ落とし

靴磨きでまず最初に行うのが、大小2種類のブラシを使った汚れとホコリ落としです。ブラシをかけるのに力は必要ありませんから、力を入れずに丁寧に革靴についた土や砂、ほこりを落としていきます。縫い目の部分やデザインの切り替えの部分などは丁寧にブラシをかけましょう。

2.クロスで拭く

汚れをブラシで落とすことができたら、クロスにステインリムーバーを付けて靴の表面の汚れを拭きます。クロスは靴磨き専用のものでも良いですし、古くなったTシャツなどを適当な大きさに切ったものでも大丈夫です。足元が悪かった日には特に念入りに拭き取りましょう。

ステインリムーバーを使うと汚れだけでなく、前回使ったクリームも落とすことができます。

3.靴クリームを塗る

革靴の色に合った靴クリームを塗ります。適当な色がなければ「ニュートラル」を購入しましょう。靴クリームには黒や茶など色がついていますが、ニュートラルは透明の靴クリームですから、どんな色の靴にも使うことができます。

靴クリーが持つ役割は、靴にツヤを出したり、栄養、潤いを補うことです。また日中についてしまった小さな傷ならクリームを塗ることでほとんど目立たなくなります。

靴クリームを塗るときは、ホコリ落とし用とは別のブラシを使ったり、いらない布などで革靴全体に薄く塗りこむのがポイントです。靴クリームを塗ったら、乾くまで少し時間を置きましょう。

5.ブラッシングする

靴クリームをつけ、乾いてきたらブラシを使ってブラッシングしましょう。ブラッシングすることで、余分な靴クリームを落とすことができますし、革靴のマッサージをすることができます。

6.最終仕上げ!靴を磨く

ブラッシングで革靴をマッサージしたら、クロスで靴を磨いて仕上げましょう。靴を履くたびにしっかりと靴クリームで磨いておけば、ツヤが保たれます。

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その他長く大事に使うために気を付けたいこと

革靴を履いた日には靴磨きをしっかりとすることで、つやのある状態を長く保つことができます。靴磨き以外で長く大切に革靴を使うために気を付けたいことは、「同じ靴を続けて履かない」「靴ベラを使う」「シューキーパーを使う」ということです。

同じ革靴を毎日履くとそれだけダメージが加わりますし、ニオイも気になります。革靴以外にも言えることですが、靴は1日履いたら2日間は休ませてあげることが大切です。最低でも3足あるとうまくローテーションさせることができます。

そして次が靴ベラをきちんと使うということです。最近では靴べらを使わずに指を使って履いたり、つま先をトントンして履く方もいるようですが、それでは靴の吐き口やつま先を傷めてしまいますし、社会人のマナーとしても気になります。

そして最後にシューキーパーですが、革靴をしまうときに、シューキーパーを革靴にセットしてしまうことで革靴の型崩れを予防してくれます。また木製なので湿気も吸い取ってくれニオイ予防にもなります。

大切な革靴を大切に履くために、この3つを実行しましょう。