産後の肥立ちについてご存じの方は多いかもしれないのですが、産後の肥立ちが悪くなりやすい人がいるというのはご存じでしょうか??
実は帝王切開で出産した人や初産でなく2人目以降の出産の人は産後の肥立ちが悪くなると言われているのです。その原因とは一体なぜなのでしょうか??今回は産後の肥立ちが悪くなる原因や特徴についてご紹介させていただきます。
産後の肥立ちの「良い」「悪い」とは?
まず産後の肥立ちが「良い」とされる状態は産後しっかりと体が回復していくことを意味します。
一方で産後の肥立ちが「悪い」とされる状態は産後、体調不良が続き、体調がなかなか元に戻らない状態のことをいいます。それゆえ、子育てをしながら忙しい日々を過ごす中でも意識的に体を休めることが出来れば自然と元の体に戻っていくのが一般的な産後です。
しかし、何らかの原因で出産を機に体調を崩し、体を休めても元の体調に戻らない場合があり、その場合は子育てなどにも影響が生じてしまうのです。
産後の肥立ちが悪くなりやすい人2パターン
産後の肥立ちが悪くなりやすい人の傾向としては2パターンあります。
1.帝王切開で出産した人
帝王切開で出産した人は通常の経膣分娩した人に比べて産後の肥立ちが悪くなるといわれています。原因としては、出産時にお腹を切っているためその傷が治るまで時間を要するということや、悪露が経膣分娩した人より長く続くことが原因と考えられています。
2.2人目以降の出産の人
初産で出産した人に比べて、産後新生児を育てながら上の子供の面倒も並行してみないといけないため、休める時間が一人を育てているひとよりも少なく、結果として休息することができないことが肥立ちを悪くさせる原因となるとされています。
産後の肥立ちが与える影響とは?
産後、無理をせずにしっかり休息をとれた人とそうでなかった人では将来、更年期を迎えた時に影響が生じるといわれています。
更年期障害は誰しも訪れる可能性がありますが、それがひどくなるといわれているのです。
どうしてもママは子供のために一生懸命頑張りすぎることが日頃から多くなりがちです。長い目で見たときに今だけでなく将来的にも笑顔のママでいるためには産褥期の過ごし方がとても大切なのです。
肥立ちをなるべく良くするためには
では産後の肥立ちを良くするために自分自身で出来る対策方法や対処方法は一体どのようなものがあるのでしょうか??
方法としては次のいくつかの方法があるのでご紹介させていただきます。
1.子供が寝ている時はママも一緒に寝る
子供が寝てくれるタイミングで家事をするという方も多いと思います。しかし、寝ている子供が家事をしている音で起きてしまうとせっかくのママの休息時間が無くなってしまいますよね。
また子供が寝ている間も休まずに家事をすることで体を常に動かしていることにもなるのです。産後は第一に体を休めるということを基本として生活をするように心がけ、気になることはあっても子供が寝たら、ママも寝るという習慣をつけるようにする事が体を回復させる上で不可欠です。
2.なるべく目や脳を使うことを避ける
睡眠前や、ちょっとした休憩時間などについスマートフォンやパソコンといったものを使ってしまいがちなのですが、これらも休息する上で影響を及ぼす原因となるのです。
全く使用しないことは無理だとしても、長時間の使用を避け、目や脳を酷使しないように気をつけましょう。
3.買い物や家事をなるべく家族にお願いする
体が元の状態に戻るまでの間は、無理な外出はなるべく控えて、ネットなどを活用したり、ちょっとした買い物は家族に頼るなどして家でゆっくり過ごすようにしましょう。
近所に買い物にいくことも体調が戻っていない状態ではかなりの負担になります。家事に関しては気になってしまってつい放置出来ないという方も多いと思いますが、体が回復するまでは割り切ることが大切です。
4.体を冷やさないようにしよう
産後の体に大敵なのが冷えです。産後、体を冷やすことで回復を遅らせてしまうという事もあるので注意が必要です。
ただし、産後1ヶ月までは湯船にも入ることができないため重ね着をしたり、靴下をはくなど体を冷やさない工夫が不可欠なのです。
5.ストレスを溜めないようにする
体調の回復を妨げる一番の要因といっても過言ではないのがストレスです。ストレスは日常生活を送る上で様々な場面で生じてしまうものなのですが、産後はストレスに対しても敏感になっているため、出産前と比べてイライラしやすくなっています。
よって、適度に家族や友人などに話を聞いてもらったり、悩みを打ち明けたりといった事を心がけるようにし、ストレスを溜めない生活を送るようにすることが大切です。
このように肥立ちは帝王切開で出産した人の方が悪い傾向があるのですが、悪くなる傾向になってしまう場合の人でも家族や周りのサポートをかりて、なるべく休める時間を作ることで軽減することは可能になります。
自分なりの対策方法を見いだして、是非実践してみてくださいね。
子供の前では常に笑顔のママでいたいですよね。ストレスを発散しながら子育てに励んでくださいね。