【授乳中はお腹が減る】母乳に影響しないおやつの選び方と食べ方

母乳育児をされているママは、今まで経験したことがないほどお腹が減ります。朝、昼、夜、3食に加えて、ついついおやつに手が伸びてしまうはずです。ですが、母乳を与えている時に、おやつは食べてもいいのでしょうか？

授乳中のおやつはOKなのかどうか、母乳に影響がないおやつの選び方や、おやつの食べ方などをご紹介いたします。ママが口にするものは、全て母乳を通して赤ちゃんも口にします。授乳中のおやつについて、知っておきましょう。

授乳中のおやつはOK？

授乳中に必要は1日のエネルギーは、約2300kcalです。妊娠前は、おそらく多くの方が1日1500kcal程度を目安にしていたはずです。それが、2000kcalを超えるとなると、授乳がいかにエネルギーを使うのかということがわかります。

産後の入院中の食事は、こういった授乳のことを考えて作られているので、しっかりとしたものがでてきましたよね。おやつや夜食がでる産院もあります。このことからもわかるように、授乳中のおやつは基本的にはOKなのです。

ただ問題なのは、おやつや間食として何を食べるかなのです。脂質や糖分が多い物ばかり食べていると、当然、乳腺が詰まりやすくなり、乳腺炎を引き起こす可能性が高くなります。

授乳中のおやつはOKですが、何を食べるかというところがポイントだということを覚えておきましょう。

母乳に影響しないおやつの選び方

授乳をしている期間のおやつは、あくまでも食事で不足する栄養素を補給する為のものです。当たり前ですが、高カロリーなケーキなどはNGです。授乳中のおやつを選ぶ時は、脂質や塩分が少なく低カロリーで、消化に良いものを選んでください。

授乳中に食べても良くて、オススメなおやつをいくつかご紹介いたします。

おむすび

おむすびのメインはご飯です。授乳中は、和食中心の献立が良いとされているので、ご飯も当然オススメの食材です。しかも、おむすびにすれば、中に入れる具で不足する栄養素を補給することも可能です。

手軽で簡単ですし、小さく作れば一口で食べられます。ただし、消化が悪いので、夜食には向いていません。日中のおやつにしましょう。

フルーツ

フルーツは食物繊維やビタミン類が豊富に含まれています。また、エネルギーにもなってくれるので、おやつにはオススメになります。ただし、食べ過ぎには注意しましょう。

さつまいも

女性はさつまいもが好きな人が多いですよね。蒸しておけば、いつでも手軽におやつ感覚で食べることができます。食物繊維が豊富ですし、満腹感も得やすい食材なので、おやつにピッタリですね。

寒天

「授乳中のスイーツは和菓子がいい」ということを聞いたことがある方もいるはずです。洋菓子と比べるとまだ和菓子の方がいいということです。ただ、和菓子の中でも、比較的カロリーが低くて美味しく食べられるのが、寒天です。

寒天ゼリーなら、簡単に作ることが可能ですし、黒蜜などをかけて食べると美味しいです。

赤ちゃん向けおやつ

赤ちゃん向けおやつなら、赤ちゃんの口に入ってもいいものだけを使って作られています。当然カロリーも抑えてあり、塩分や糖分も抑えてくれています。ママも安心して食べられますね。

温野菜

毎日の食事でついつい不足しがちな野菜を、おやつ代わりにしてしまうというのもおすすめです。

逆に、母乳に良くないおやつとしては、

・ケーキ（洋菓子全般）
・チョコレート
・アイスクリーム
・お餅
・スナック菓子
・和菓子

などがあげられます。和菓子に関しては、先にも紹介させていただいた、寒天やところてんのような低カロリーのものなら大丈夫です。

授乳中のおやつの食べ方

おやつといえば15時ですが、授乳中のおやつの食べ方はちょっと違います。授乳中のおやつは、あくまでも足りない栄養を補給するという位置づけになります。

まず、その日に食べるおやつを決めておいて、朝食と昼食の間に1回目、昼食と夕食の間に2回目というふうに、2回に分けて食べます。一番いいのは、午前中の朝食と昼食の間に1回で食べるのがいいのです。でも、最初からそれでは物足りなくて、結局おやつを食べ過ぎてカロリーオーバーとなってしまいます。

そうならない為にも、一つのおやつを2回に分けて食べる食べ方から始めることをおすすめします。育児と家事の両立に慣れて、生活のペースが整ってきたら、1日午前中に1回にしていきましょう。

NGなのは、夕食のあとに食べる夜食です。夜におやつを食べると、いくら授乳中でも消費できないという場合もありますので注意してください。