「パパに父親の自覚が足りない」、「パパが子育てに参加してくれるのか不安」このように悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
パパに父親であることを自覚してもらうためにはいくつかのコツが必要です。むやみに、「父親の自覚を持って」「パパらしく振舞って」と言うのではなく、父親の自覚を芽生えさせる手助けをしてあげましょう。
今回は父親の自覚を芽生えさせる方法を紹介しています。旦那さんに父親の自覚がないと悩む前に試してみてください。
父親の自覚が持てない理由は?
ママはいつの間にか赤ちゃんの母親であると自覚していることも多いですよね。ところが、パパはそうではありません。
そもそも、パパはなぜ自覚を持ちにくいのでしょうか。原因を確認してみましょう。
妊娠しない
ママは妊娠しておなかが大きくなったり、胎動を感じたりするとお母さんになったと感じる人が多いです。ところが、パパは体に変化が起こらないため、自分がお父さんになるという自覚が芽生えにくいです。
実際、赤ちゃんを見たり、赤ちゃんに触れたりしたときにはじめてパパになったと思う人もおり、妊娠中にパパらしく振舞ってくれないケースもあります。
子育てをシミュレーションできていない
女性は幼いころからままごとや兄弟のお世話でママになることをシミュレーションしています。このため、自分がママになった時に母親の自覚が芽生えやすいと考えられています。
ところが、男性はパパになるシミュレーションをしていないことも多いです。このため、父親の自覚が芽生えにくく、どのように振舞えば良いのか迷ってしまうこともあります。
子供との接し方がわからない
子供との接し方がわからないこともパパに父親の自覚が芽生えにくい原因です。女性の場合は友人が出産したら赤ちゃんに会いに行って抱っこをしたり、知り合いの子供の面倒を見たりする機会が多いです。
その一方で男性の場合、自分がパパになるまでは赤ちゃんと触れ合ったことがないという人もいます。
そのようなケースでは赤ちゃんとの接し方がわからず、父親であることを自覚できないこともあります。
疎外感を覚えている
一般的にパパはママと比べて赤ちゃんと過ごす時間が少ないです。このため、赤ちゃんとママの関係が強くなりやすく、パパは家族の中で疎外感を覚える可能性があります。
また、妊娠中に赤ちゃんと結びがあり、母乳を飲ませられるママと比べて、パパは生命的に赤ちゃんとのつながりが薄いです。
そのため、疎外感を感じて家庭での存在意義を見つけ出せずに仕事などに没頭し、子育てに費やす時間が減ることもあります。
子育てをママの役割だと考えている
子育てをママの役割だと考えている男性は父親の自覚が芽生えにくいです。日本では、数十年前まで子育てをするのは母親の仕事であると考えられていたため、子育てに関心が低い男性もいます。
特にパパ自身がお父さんに面倒を見てもらった経験がない場合、父親としての自覚が芽生えるのが遅く、子育てに参加してくれないことも多いです。
父親の自覚を芽生えさせる方法
それでは、パパに父親であることを自覚してもらうためには何をすれば良いのでしょうか。ここでは、赤ちゃんが生まれた後にできる方法を3つご紹介いたします。
子供と接する
父親であることを自覚してもらうためには子供とコミュニケーションをとってもらうことが大切です。
赤ちゃんと過ごす時間が増えれば自然と父親であることを感じられて、子育てにも積極的に参加してもらえるでしょう。
なお、コミュニケーションが必要であるからと急に一日お世話をしてもらうというのはハードルが高いです。はじめはママが抱っこしている赤ちゃんに触れてもらうことから始めても良いですね。
慣れてきたら、おむつを交換してもらったり、ミルクや離乳食をあげてもらったりすると父親の自覚も強くなります。
赤ちゃんが成長したら、高い高いなどパパにしかできない遊びをしてもらうと子供と父親の関係性も深まります。
ほめる
子育てに参加してくれたらほめることも大切です。「パパは寝かしつけるのが上手だね」、「パパに遊んでもらえたら嬉しそうだね」とほめるようにすればパパのやる気が出てきます。
さらに、家族から必要とされていると感じられて父親であることを自覚するでしょう。
子供について話す
子供と触れ合う時間を確保するのが難しい場合は子供の様子を話すことも効果的です。「今日はこんなことがあったよ」、「パパのことを探していたよ」などと細かく話すようにすれば、父親の自覚が生まれると考えられています。
子供の写真をたくさん撮影しておいて、時間があるときに夫婦で見るのも良いでしょう。
妊娠中からできることもある!
出産後、旦那さんに父親の自覚が足りないと悩みたくない人は、妊娠中からいくつかの方法を試しておきましょう。
妊娠中に父親としての自覚を芽生えさせる方法は次の通りです。
妊婦検診へ行く
子供ができても体に変化が現れない男性は父親の自覚を持ちにくいです。その一方で、妊婦検診では話を聞いたり、エコーを見たりして赤ちゃんの様子を知ることができます。
赤ちゃんが生きていると実感できれば、徐々に父親であることを実感できるでしょう。
おなかを触ってもらう
おなかを触ってもらうのもパパの自覚を芽生えさせる方法の一つです。胎動を確認できるとママのおなかに赤ちゃんがいることがわかり、父親の自覚ややる気が出てきます。
さらに、頻繁におなかを触ってもらうことでパパの疎外感も予防でき、家族の絆も深められます。
ベビー用品を買う
赤ちゃんと暮らすことを想像できずに父親の自覚が芽生えていない場合、ベビー用品を一緒に買いに行くのもおすすめです。
赤ちゃんとの生活に使うものを選ぶと自然と子育てをシミュレーションできて父親であることを自覚できます。
ほかのパパについて話す
他のパパの様子を話してみるのも効果的です。子育ては女性の仕事であると考えている場合、育児に参加しているほかの男性の様子を伝えることで考え方が変わる可能性があります。
この方法では他のパパと比較して旦那さんを責め、やる気や自信を無くさないように注意してくださいね。
父親教室に参加
父親教室に参加すると、先生から話を聞いたり、パパになる人たちと触れ合ったりすることで父親になることを実感します。
時間がなく、父親教室に参加できない場合は、さりげなく子育てに関する本や雑誌を置いておくのもおすすめです。
父親としての自覚を芽生えさせるサポートを
ママと比べてパパは親としての自覚が芽生えにくいです。子育てで忙しいときに悩まないように時間があるときから父親としての自覚を芽生えさせるサポートをしてあげましょう。
子育てに参加してくれたら感謝の気持ちも伝えてくださいね。パパのやる気がわいて、夫婦関係も良好になりますよ。