昔はよく洗濯の時に固形石けんが使われていました。それで頑固な汚れも落としていたなんて、すごい洗浄力ですよね。
お子様がいるご家庭では、泥汚れをいっぱいつけて帰ってきたのを見て「ゾッ」とされたことがありますよね。普通の洗濯では落ちないので手間がかかるんですよね。でも、昔の人は、固形石けんでその汚れも落としていたのですから、固形石けんの洗浄力はすごいというのが想像できます。
衣類についた泥汚れが、普通に洗濯しただけでは落ちにくいのはなぜなのかを知っておきましょう。泥汚れを落とす為に必要なことや、やっておくべきこと、落とし方などをご紹介いたします。お子様がいらっしゃるなら、是非この記事を参考にしてお洗濯をしてください。
泥汚れが落ちにくいのはなぜ?
衣類についてしまった泥汚れ。他の洗濯ものと同じように、洗濯洗剤を使って洗ってもきれいに落ちてくれません。泥汚れは水に溶けない性質をもっており、洗濯洗剤では溶けてくれません。当然、洗濯洗剤によくある「汚れを分解!」はできません。だから泥汚れは洗濯機でまわしただけでは落ちてくれないものなのです。
洗濯機で回す前に、ひと手間をかけることで、きれいに泥汚れを落とすことができます。面倒だと感じるかもしれませんが、しっかりと汚れを落とすことは、衣類と長持ちさせることにもつながります。是非、次からご紹介していく落とし方を実践してみてください。
泥汚れを落とす準備~用意するもの・やっておくこと~
泥汚れを落とす為にまずは必要な物を用意しておきます。
・洗濯用ブラシ(100均で売っています)
・固形石けん(ウタマロがイチオシです)
・バケツ又は洗濯桶
・40度のお湯
泥汚れを落としていく前にしておくことがあります。それは、衣類についている泥や砂を、取れる限り取ってしまいます。
1.泥汚れで湿っている衣類を天日干しなどをして、完全に乾燥させます。
2.泥汚れも乾いたのを確認して、泥をはたいて落としていきます。
3.ある程度落とせたら、今度は洗濯用ブラシをつかって、しっかりと泥を落としておきます。
泥がついた状態で、水に濡らして洗濯を始めると、泥汚れがどんどん繊維の奥に染み込んでいってしまい、さらに落としにくくなってしまいます。洗濯用ブラシをつかってしっかりと泥を落としておきましょう。
泥汚れの落とし方
泥汚れをきれいに落とすやり方を紹介いたします。
1.お湯に固形石けんを少し溶かしておいて、そこに泥を落とした衣類を浸ける。
2.石鹸水に浸けておいた衣類を取りだして、泥汚れ部分に固形石けんをこすりつけます。
3.「1」の部分をまずは手を使って、縦方向、横方向、斜め方向、円を描くように、というふうに、いろんな角度からもみ洗いします。
※強くこすると、衣類を傷つけてしまうので気をつけてください。
4.「2」で落ちない汚れには、洗濯ブラシを使って、優しくこすり洗いしてください。汚れが落とせたら、そのまま10分ほど放置します。
5.40度のお湯ですすいでから、洗濯機でいつものように洗濯していきます。
この落とし方はそれなりに少し時間がかかります。忙しくてあまり時間がないという方におすすめな方法があります。それは、スティックのりを使って落としていくというものです。
やり方はとっても簡単です。水でさっと泥汚れをもみ洗いして、泥汚れ部分にスティックのりを塗りつけて、洗濯機でいつも通り洗濯するだけです。のりに泥汚れがはりついて汚れを落としてくれます。
ウタマロってそんなに落ちるの?
子育て中のママさんの間で火がついた「ウタマロ」ブーム。靴下や、ユニフォームなどの泥汚れや、食べこぼしなども、このウタマロをつけてこすればきれいに落とすことができるのです。口コミで一気に人気が広がり、今では、ウタマロシリーズは大人気商品となっています。
ウタマロは、泥汚れの他に、
・黒ずみ汚れ
・食べこぼし
・インク汚れ
・皮脂汚れ
・化粧品汚れ
等の汚れもしっかりと落としてくれます。高い洗浄力だけでなく、除菌や消臭効果もあるので、主婦の間では洗濯や掃除の必須アイテムになっています。
価格帯も、固形石けんに関しては、ドラッグストアなどで、100円~150円というとてもリーズナブルな価格になっています。まだ使ったことがないなら、是非一度使ってみてくださいね。
固形石けんで泥汚れをスッキリさせましょう!
洗濯機にほうりこんで洗剤を入れてスイッチオン、これだけで全ての汚れが落とせたら助かりますよね。でも、残念ながら、それでは落とせない汚れがたくさんあり、ひと手間かけないといけません。泥汚れもその一つです。
これだけ固形石けんがブームになっていても、まだ使ったことのない方はたくさんいるようです。でも、そんな方でも、一度固形石けんを使ってみると、その効果にもう手離せなくなります!
忙しい時や疲れている時などは、このひと手間がとても面倒です。でも、洗濯後のきれいになった衣類を想像してみてください。きれいになった衣類をみて喜んでくれるお子様の顔を想像してみてください。そうすれば、きっとそのひと手間もがんばれるのではないでしょうか。