帰宅時には気がつきにくい玄関の汚れ。家の掃除をしていると、妙に気になってきませんか？玄関の多くはタイルでできています。時間が経つとタイルの溝にほこりなどが入り込み、黒ずんだり汚れたりして見栄えが悪くなってしまいますね。
今回は玄関の床タイルの汚れを掃除する方法を紹介します。
玄関タイルの汚れの正体
ほこりや砂
玄関タイルの汚れで一番多いのが、「ほこりや砂」です。玄関付近のほこりが玄関に集まってきたり、帰宅時に靴や衣服にくっついて玄関に落ちるからです。ほこりや砂は比較的落としやすい汚れですが、長い間放っておくと取れにくくなります。
泥
玄関タイルの落としにくい汚れは「泥」によるものです。雨の日など靴の裏についた泥が玄関タイルに付着すると、泥の中の金属が玄関タイルに張り付きます。これが空気に触れて酸化すると、落としにくい頑固な汚れになります。
玄関タイル自体が黒ずんで見えたり、汚れが付いているように見えたら泥が原因の可能性が高いです。
排気ガス
玄関が大通りに面している家は、外気ガスで玄関が汚れやすいです。車通りの多い通りだと常時排気ガスにさらされており、ガスの成分が降り積もって黒ずみ始めます。
手垢
小さな子供のいる家庭では、靴を履く際や帰宅した時に玄関タイルに手をついてしまうことがあります。1日ではさほど汚れませんが、毎日の手垢が積み重なると中々落ちづらい汚れになります。
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床タイルの頑固汚れを掃除する方法
メラミンスポンジ
デッキブラシでこすっても、拭き掃除をしても落ちない汚れがついた場合は、メラミンスポンジを使いましょう。このスポンジは研磨作用があるもので、ホームセンターやドラッグストア等で販売されています。
メラミンズポンジを手のひらサイズに切り、少量の水を含ませて玄関タイルを磨きます。タイルの溝を重点的にこすり、汚れが薄くなるまで繰り返します。汚れが浮いてきたら水を流して完了です。
スポンジの他には水しか使わないので、お子さんと一緒に掃除しても安心です。
重曹ペースト
頑固な汚れには重曹ペースト状も使えます。重曹に少しずつ水を加え、ドロドロとしたペースト状になるまで混ぜます。できあがった重曹ペーストを玄関タイルの汚れが気になる場所に塗り、30分程度時間を置きます。
重曹ペーストがある部分を玄関用の硬めのスポンジでこすり、軽く水で流します。重曹も人体に影響のない材料なので安心です。
重曹はタイルではなくコンクリートの玄関でも汚れ落としに使えます。
玄関専用の洗剤
玄関タイルの本格的なお掃除には、床掃除専用の洗剤が効果的です。タイル専用の洗剤もあります。漂白作用があり、泥やほこりによる黒ずみを落とせます。漂白剤なのでゴム手袋をはめてマスクの着用が必要です。
スポンジや普通の洗剤では落とせない頑固な汚れに使用します。床掃除専用の洗剤やタイル用洗剤は、タイルの素材によっては使用できない場合があります。洗剤の裏面をよく読んでから使用しましょう。
本格的なお掃除なら高圧洗浄機
玄関タイルの掃除には、掃除業者や庭掃除にも使われる高圧洗浄機を使用する方法もあります。テレビや雑誌などで有名人が紹介しているのを見たことがあるかもしれません。ケルヒャーなどプロが使うメーカー製品を購入することも可能です。
高圧洗浄機なら玄関タイルの隅から流すだけで大部分の汚れが落ちます。頑固な汚れも一撃です。ただし、水が勢いよく流れるのと音が大きいので、賃貸マンションや隣の家と密着している家では難しいでしょう。
毎日の掃除も忘れずに！
玄関タイルに頑固な汚れが残らないよう、毎日の掃除で予防することも大切です。床タイルはもちろん、靴箱やドアなどもこまめに掃除しておきましょう。
1.掃き掃除
毎日の掃除は、基本的に掃き掃除です。玄関に溜まったほこりや砂を掃いて取り除きます。髪の毛が多い場合は、トイレットペーパーの芯などを利用して掃除機用のノズルを作ります。ノズルを掃除機にはめて髪などを吸い込みましょう。
2.拭き掃除
玄関タイルの汚れが気になったら、要らなくなった綿の服を雑巾にして拭き掃除します。拭きやすいサイズに服を切り、濡らした後で固く絞り汚れた部分を拭きます。日常的な汚れなら、これだけでも大体取れます。
3.雨の日はブラシで
雨の日は靴や風で玄関に泥が付きます。泥を放置すると頑固な汚れになるので、雨の日は念入りに掃除しましょう。デッキブラシで泥汚れをこすって水で流します。中々泥が取れない時には、タイル用洗剤やマイペットなどの住居用洗剤を使用します。
4.濡れた玄関には新聞紙
台風や大雨で玄関がびちゃびちゃに濡れることがあります。そのまま放置して乾かすと、乾いた後で泥汚れやゴミなどが溜まり掃除が大変です。玄関が濡れているうちに新聞紙を広げて敷き詰めましょう。新聞紙を濡らしてちぎると更に効果的です。
新聞紙が湿気を吸い取り、水に浮いた汚れも吸着してくれます。水分を吸い取った後は、ほうきで掃き掃除をして、ゴミや汚れがあればブラシで掃除します。
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