女性のための不妊症チェックリストと対策

 

赤ちゃんを望んでいるのに、なかなか妊娠できないと
苦しんでいる女性はたくさんいます。

世界全体では赤ちゃんを望んでいるのに
妊娠できず不妊に悩んでいるカップルは約10%を占めています。

10組に1組が不妊症と言われています。

日本では晩婚化が原因でこれから
不妊に悩むカップルはさらに増えると予想されています。

なかなか妊娠しない場合でも、単にタイミングが合わなくて
妊娠できていないケースもありますので
不妊症と決めつけるのは早いです。

不妊症にはきちんとした定義があります。

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不妊症とは

不妊症とは、赤ちゃんを望んでいるにも関わらず、
性生活を2年以上続けても妊娠しないことを言います。

最近の晩婚化の影響で、1年以上性生活を続けても
妊娠しない場合を不妊症と呼ばれます。

一般的なカップルでは、
赤ちゃんを望んで定期的な性生活を送ると
2年以内に約95%の女性が妊娠しています。

ですから2年性交渉を続けてきても妊娠しなければ不妊症とされます。

不妊症は病気ではありませんから、
検査を行っても分かることは少なく、
原因を特定するということは非常に難しいのが現状です。

望んでいるのに妊娠しない、
これは女性にとっては非常に辛く、
周りからのプレッシャーなどもかかるため
妊娠できない原因や理由を知りたくなってしまいます。

ですが、不妊症は病気ではないため
本当の原因を特定できない場合がほとんどなんです。

もちろん原因を特定できる場合もあります。

女性のための不妊症チェックリストと対策

 

不妊症になりやすい人

では、どういった人が不妊症になりやすいのでしょうか。

女性側と男性側とをそれぞれ見てみましょう。

まず女性側では、月経異常、性感染症、
骨盤腹膜炎、子宮内膜症、子宮筋腫などの場合、
不妊症になりやすい傾向があります。

次に男性側では、小児期のヘルニア手術や
停留睾丸の手術を受けていたり、
おたふく風邪にかかったあとの高熱、
睾丸炎、糖尿病の持病がある場合、
不妊症になりやすくなります。

糖尿病は、病状が進むと精子を作る力が
低下してしまいますから不妊症になりやすいんです。

男性の場合で、これらに当てはまる場合は
産婦人科などで精液検査を受けましょう。

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不妊症チェックリスト

もしかして不妊症かも?と思っても、不妊症だと認めたくない、
すぐに病院に行くのは不安だという女性も多いですよね。

まずは不妊症チェックリストでチェックをしてみましょう。

女性不妊チェックリスト

□月経異常がある
□月経痛がひどい
□クラミジア感染症に感染した経験がある
□性交痛がある
□子宮や卵巣の病気の既往歴がある
□不正出血がある
□BMIが17以下もしくは26以上

男性不妊チェックリスト

□睾丸や陰嚢に痛み・違和感がある
□射精できない
□射精時の精液の量が少ない
□睾丸が小さい
□糖尿病である
□小児期にヘルニア・停留睾丸の手術を受けた
□ストレスが多い

チェックリストをチェックしてみて
当てはまる項目が1つでもあるようなら
不妊症の可能性があります。

女性のための不妊症チェックリストと対策

 

不妊治療をするには

不妊治療をするためには、不妊治療に力を入れている病院で
治療を受けることが大切です。

不妊治療は、保険適用できるものから
保険適用できず自費負担になるものまで
さまざまな治療方法がありますよ。

基本検査を受けたあとに、
考えられる原因に合わせた治療が行われます。

排卵日と受精をサポートする方法として
タイミング法、排卵誘発法、人工授精、体外受精などがあります。

治療はステップアップ方式で行われ、
タイミング法でうまくいかない場合に
排卵誘発法という順序で治療が行われます。

この治療方法は不妊症の明確な原因が
わからない方向けの治療方法です。

例えば子宮内膜症や排卵障害など
はっきりとした不妊の原因が分かっている場合には、
それぞれの病気に合わせた治療をします。

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不妊治療にかかる期間や費用

不妊治療を始めるうえで気になるのが
どのくらいの治療期間がかかるのか、
ということではないでしょうか。

不妊治療にかかる期間はそれぞれ治療方法によっても違ってきます。

例えばタイミング法では、
排卵日に合わせて性交渉を行って妊娠を確認していくため、
半年から1年程度が治療期間となります。

タイミング法でうまく妊娠する方もいれば
1年たっても妊娠せずに次の治療へ進む方もいます。

不妊治療を始めてすぐ妊娠する方もいれば
何年続けても妊娠しない方もいます。

ですから不妊治療を始める際には医師からの説明もありますが、
長期間治療が必要になる場合もあることを
念頭においておきましょう。

費用に関しても治療方法により、保険適用と適用外があり、
タイミング法や排卵誘発法は保険適用となりますから負担は少なく、
1回数千円程度となります。

人工授精や体外受精は、保険適用外の治療になりますから、
費用はグッと高額になります。

人工授精は1回あたり1万円~3万円ほどかかります。

体外受精はさらに高額になり、10万円~100万円ほどかかります。

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できる限り早めの検査を

なかなか妊娠しないと思ったら
できるだけ早く治療を始めることが大切です。

最近では晩婚化の影響もあり、
女性の初産の妊娠出産年齢が高くなってきています。

なかなか妊娠しないまま2年ほど経って、
不妊治療を始めようと思っても
年齢的に不妊治療が難しい場合も当然出てきてしまいます。

不妊治療を始める年齢が若ければその分、
妊娠が成功する可能性もグッと高くなります。

ですからできるだけ早めの
不妊治療専門医の検査・治療を行いましょう。