赤ちゃんが早く成長してほしいという願いからついついミルクを飲ませ過ぎてしまっているママもいるのではないでしょうか。
吐いた時にどのように対処すれば良いのか悩んでしまう方もいるかと思いますが、吐いた時はどのように対処すれば良いのでしょうか。
赤ちゃんの吐き戻しの原因
赤ちゃんはミルクの時間が頻回にありますが、1日のなかで数回ミルクを吐いてしまう赤ちゃんもいますよね。せっかく飲んだミルクを吐き出してしまうと栄養面や健康面で心配になってしまうものです。
ミルクを良く吐き出してしまう原因は胃の作りにあります。赤ちゃんの胃は大人の胃と違って、縦に長く胃の入り口の締まりも良くありません。
また飲み方にも慣れていないので空気を一緒に飲んでしまったり、たくさん飲み過ぎてしまうなど量を調節することができないため吐いてしまうのです。
吐き戻しの予防法
ミルクを吐いてしまうのは、胃の形や慣れ、量をコントロールできないということが主な原因ですが、どのようなことに注意すれば良いのか紹介します。
予防法1.ゲップをさせる
ミルクを飲んだらゲップをさせるということはママもご存知ですよね。ミルクを飲む時は空気もたくさん飲んでしまい、胃の中に空気が溜まってミルクを吐きもどしてしまいます。
ゲップをさせる時は、赤ちゃんを縦抱きにして優しく背中をトントンと叩いたり、さすったりします。強く叩いてしまうと逆効果になるので、優しくさすることが基本ですね。
予防法2.飲んだらしばらくは起こしておく
飲んだらすぐに寝かせてしまっているママはいませんか?ゲップをさせずにすぐに寝かせて吐きもどした時に、吐いたミルクを誤飲してしまうことがあります。
予防法3.授乳時間を調整する
小さな赤ちゃんは量をコントロールする神経なども未発達状態です。そのため量が分からず飲み過ぎてしまうことがあります。
母乳はどれくらい飲んでいるのか分かりにくいことがありますが、1回の飲んでいる時間をみながら飲ませるようにすると良いでしょう。
そのほか、授乳間隔を3時間くらいにするとミルクをスムーズに消化でき吐き戻しが少なくなりますよ。
予防法4.飲ませる角度
ミルクを飲ませる時に乳首と赤ちゃんの口に隙間ができてしまうと空気をたくさん飲みこんで吐いてしまいます。
哺乳瓶で飲ませているなら赤ちゃんの口と哺乳瓶の角度が90度に保たれているのが理想です。
予防法5.授乳の途中でゲップをさせる
良く吐く赤ちゃんは、ミルクを飲んでいる最中にもたくさんの空気を吸い込んでいる可能性が考えられます。
通常、ゲップは飲み終わってからと言われていますが、吐き戻しが多い場合は途中でストップしてゲップをさせてあげるのも良いでしょう。母乳なら右側が終わったらゲップをさせて、次に左側で飲ませるようにするのも良いですね。
吐き戻した時はどうする?
赤ちゃんが吐いてしまうと、慌ててしまうママもいるかもしれませんが、ここで紹介する方法で対処するようにしてくださいね。
対処方1.赤ちゃんを清潔にしてあげる
吐いたミルクが洋服などに付いた時は着替えさせてあげましょう。ベットに敷いているシーツまでもが濡れてしまっている場合は交換しましょう。
首や顔についたミルクをそのままにしておくとかぶれや痒みなど皮膚がただれる原因になります。
赤ちゃんの肌は敏感なので汚れたり、ミルクで濡れた場合は濡れたガーゼなどなどできちんと拭いてあげてくださいね。
対処方2.頭を起こして寝かせる
吐いた時はすぐに寝かせるのではなく、しばらく様子を観察してからベットに横に寝かせてあげましょう。
頭を少し起こした状態で体を少し斜めにさせると良いですね。また顔を横に向けておくと吐いた時の誤飲予防にもなります。
対処方3.ゲップをさせる
ゲップをさせても空気が残っていることがあるので、赤ちゃんを抱いてゲップをさせてあげると良いですね。
まとめ
赤ちゃんは体のつくりなどがまだまだ未発達なのでミルクを吐きやすいと言えます。せっかく飲んだミルクを吐き出されてしまうと成長できるか心配になりますが、吐いたあとも機嫌が良いなら問題ないと言えるでしょう。
吐いた後も機嫌が悪い時は小児科の先生に相談してみてくださいね。