小さな子供には霊感があると聞いたことはないでしょうか。またお化けが見えると騒いだり、子供はお化けやオカルトな話が大好きです。だからといってそれを悪ふざけや気のせいで片付けていないでしょうか。親の気を引こうとして、また友達に対して見栄を張っていることもあるかもしれませんが、本当に霊の仕業であった場合は、熱を出したりもしますので子供の体への影響が心配です。もし自分の子供に霊感があるかも?と思った時の適切な対処方法について、詳しくご紹介します。
「霊感」とは?
霊感というと、幽霊などが見えることを連想してしまいがちですが、霊を見るのは「霊視」といい、霊媒師などの職業についている人がおこなうものです。霊感とは目に見えない感覚のことで、感受性にも近いものです。
そのため、霊感はその強さ弱さに違いがありますが、誰もが持っているものといえます。幽霊が見えるから霊感が強いというわけではなく、「この人とは気が合うかも」といった感覚や、「この仕事は引き受けない方がいいかも」といった予感も、霊感によるものです。
実際に幽霊が見える、また霊と交信ができるといった人は、代々霊媒師や神職であるなど、神様や仏様とふれ合う機会が多く、遺伝やそういった性質が強い家系であることがほとんどです。
ただし霊感が強いと、肩こりや頭痛に悩まされる、静電気が強いといった日常に支障が出るような悩みを抱える人が少なくありません。特に霊感が強いとされる子供の場合、夜泣きがひどい、熱を出すといった症状が出ることもあります。
子供の霊感が強いのはなぜか
子供が大人よりも霊感が強いのは、子供が純粋で世の中の仕組みをまだ十分に理解していないことが大きな理由です。不意にひらめいたり、感じたり、子供はまだ考えるよりも先に自分の五感で感じるために、あらゆる刺激を敏感に感じ取ることができるのだともいえます。
純粋で素直だからこそ、感じたことをそのまま口にしたり、予想もしないような行動に出たりするため、それが霊感の影響によるものなのか、子供ゆえの行動なのか判断がつきにくいといえます。
成長するにつれ、子供は色々なことを感覚ではなく頭で考えるようになります。また周りの人の言葉などから、「霊はいない」と理解し、自分でもそう考え始めていくので、霊感はだんだんと弱まっていきます。こういった霊感は幼稚園や小学校に入る頃には、弱まっていくと考えられています。
しかし子供はお化けの話が大好きですから、友達同士で見栄を張って「幽霊が見える」といってしまったり、親の気を引こうとしていう場合もあります。ただしそれが嘘か本当かは、実際には子供自身にも分かっていないことがあります。本当に見えている場合、親や周りの対応によっては子供に様々な影響を与えてしまうため、注意が必要です。
霊感のある子供への親の対応
霊感が子供に与える影響として、以下のようなことがあげられます。
急に他のことをする
不意に駆け出したり、別の道に行きたがったりします。話している時に唐突に別の話を始めることなどもあります。
思いがけないことを口にする
大人の話に割り込んでアドバイスをしたり、全く知らない人になついたり、逆に激しく拒否反応を示したりすることもあります。
何かと会話をしている
仏壇で独り言をいっていたり、見えない何かと会話をすることがあります。また動物や物の気持ちを親に伝えてくることもあります。
こういった行動は、事故などにもつながる可能性もありますので、親としては心配になってしまうかもしれません。こういった場合の対処法をご紹介します。
子供の霊感に対する対処
・子供の話を受け止める
・お祓いを受ける
・運動をする
様々な形でメッセージを伝えてくる霊には、良いものもあれば、悪いものもあります。特に子供には子供の霊がつくこともあり、なかなか離れずにいるせいで子供が熱を出したりうなされる、金縛りに遭うといったことも少なくありません。
子供は自分に起きていることを上手く大人に説明ができませんので、何があったのかを聞き出すのではなく、子供が言ってきたことを信用し、受け止めてあげることが必要です。またそういった霊感に対し、子供が怖がったり怯えたりしていないのなら問題ありませんし、いい結果が出れば、一緒に喜んであげましょう。
霊なんていない、と思ってしまうのは大人であれば仕方のないことですが、体の不調などが続く場合は、運動をさせて体を丈夫にすると共に、霊媒師などのプロに見てもらう、また神社などでお祓いをしてもらうのも一つの方法です。
子供に対する間違った対応に注意
子供の行動や言動について、「霊感が強いせいかも」と思いながら「そんな馬鹿なことがあるわけない」と思ってしまうこともあるかもしれません。目に見えない物だからこそ、大人の側からは信じられませんが、子供にとっては真面目な気持ちであり、特に親に否定されることは後々影響を与えかねません。
不意に走り出して車にひかれそうになった、人とぶつかりそうになったという時には、そのことについて叱るだけにしましょう。それが霊感によってもたらされたことであっても、そのことを否定してはいけません。「車とぶつかって怪我をしたらお母さん悲しいから」と親の立場からの気持ちを素直に伝えるようにしましょう。
子供の言葉が不十分であっても、親に肯定されることで子供は安心します。それが霊感のせいであっても、そうでなくても、受け入れられることで、その霊感を強めて良い方向に使うことができるようになります。
また不安な時にはプロの手を借りましょう。ママ友達や幼稚園の先生に相談をした場合、好意であっても話が広がるとかえって霊を引き寄せることになります。成長すれば自分で説明もできるようになりますので、焦らず見守るようにしましょう。