【生まれる気配がない】出産予定日を超過する5つの原因と対処法

今か今かと赤ちゃんの誕生が楽しみなママさんにとって、出産予定日を超えたのに赤ちゃんと会えないというのは何とも言えない気持ちになりますね。なぜ出産予定日を超過しても出てきてくれる気配がないのでしょうか。今回は出産予定日を過ぎても会えない原因や対処法をご紹介していきます。

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正産期とは

正産期とは妊娠37週0日~41週6日までのことで、この期間に多くの赤ちゃんが生まれてきます。
出産予定日は40週0日なので、その日を挟んで1ヵ月ほどが通常の出産です。

ですから、出産予定を超過しても2週間ほどは焦る必要はないのです。

【生まれる気配がない】出産予定日を超過する5つの原因と対処法

出産予定日を超過する原因

出産予定日は40週0日。
妊娠前の最後の生理の初日を妊娠0週0日、起算日として設定されます。

でも出産予定日になって予定通り生まれるかといれば、決してそうではないのです。
初産のママさんの約50%は遅れがちで、出産予定日を超過しているようです。

出産予定日の超過原因は5つ挙げられます。

予定日が正しくない

出産予定日は最後の生理日初日から280日後です。
これは毎月同じ周期で狂うことなく生理が来る人を前提とした設定です。

ですが、生理周期は人によって違うので、もともとの出産予定日が正しくなかったということがありえます。

赤ちゃんの居心地が良い

お腹の赤ちゃんがお腹の中を心地良いと感じている間は、赤ちゃんは生まれません。
お腹の中の環境は38週頃をピークにだんだんと居心地が悪くなっていきます。

赤ちゃんが、お腹の中は不自由だと感じれば自然と陣痛が起こり生まれます。
なかなか生まれてくれないということは、お腹の中の居心地が良いのでしょうね。

子宮口が硬い

出産が近づくと子宮口はだんだんと開いてきます。
妊婦健診でも毎回子宮口の開き具合をチェックされるようになりますね。

子宮口が硬く閉ざされた状態では陣痛は起こりません。
これは出産に対する不安や緊張が関係しているとされています。

運動不足

10ヵ月頃は出産への体力をつけたり安産のために、適度な運動は必要です。
運動不足だとお腹の張りが起こりづらく、陣痛も起こりにくくなります。

体力不足

赤ちゃんとママさんの両方の準備が整うことが出産では大切なことです。
でもママさんの体力がないと、体が「出産に耐えられない」と判断してしまい陣痛が起こりません。

適度な運動や規則正しい食事、良質な睡眠などで体力をしっかり付けておくことが大切です。

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出産予定日を超過するとどうなるの?

初産のママさんの約50%が出産予定日を超過しての出産とはいえ、赤ちゃんへの影響などが気になりますね。
予定通りに生まれてこないといくつかのリスクが生じます。

羊水の減少

子宮内の羊水は出産予定日を超過すると減少します。
羊水は妊娠後期で最大800mlもあるのですが、40週頃から一気に減少し、500mlほどになってしまいます。
日が経つと100mlにまで減少することもあり、赤ちゃんに悪影響を与えてしまいます。

赤ちゃんがへその緒を圧迫し、必要な酸素や栄養分が届けられなくなり、仮死状態になることもあるのです。

赤ちゃんが大きくなりすぎる

赤ちゃんはお腹の中でどんどん成長していくので、出産予定日を超過してもその成長は止まりません。
そのため4,000gを超えるほどに成長することもあります。

大きくなりすぎると出産が大変になり、出産途中で仮死状態になることもあります。

羊水が濁ってくる

赤ちゃんはお腹の中で排便することがありません。
ところが羊水が減少すると、出てしまうこともあるのです。

そうなると羊水が汚れるだけでなく、誤って飲んでしまい気道や肺が詰まって息ができなくなったり、肺に穴が開く危険性があります。

胎盤機能不全

羊水量が減少と同様に、胎盤の機能もだんだんと衰えてきます。
胎盤の機能が衰えてくると、赤ちゃんに必要な酸素や栄養素が行かなくなり、赤ちゃんに大きなストレスがかかります。

さまざまな影響を考え、日本では42週、つまり正産期を超えないように病院が医療行為を行います。
子宮収縮剤を使用し陣痛を促したり、帝王切開をしたりと病院によって方法は異なります。

【生まれる気配がない】出産予定日を超過する5つの原因と対処法

出産予定日を超過した時の対処法

出産予定日を超過したときにおすすめの対処法をご紹介したいと思います。

運動で陣痛を促す

まずは運動をして陣痛を促すのがおすすめです。
運動不足ではお腹の張りが起こりにくく陣痛につながりません。

そのためウォーキング・階段の上り下り・スクワットなどを積極的にしてみてください。

家事の中でも特におすすめなのが床の雑巾がけです。
ちょうど骨盤を開くポーズになるので、お腹が張りやすくなり陣痛も起こりません。

リラックスする

赤ちゃんがなかなか出てきてくれないと、周りからのプレッシャーなどもあり、不安も大きくなりますね。
でもストレスを感じたり緊張すると、子宮口が開かなくなります。

大切なのは不安や緊張、ストレスを遠ざけてリラックスした生活をすることです。

ゆったりとハーブティーを飲むのも良いですし、好きなアロマを焚くのも良いですね。
とにかくできるだけ落ち着けるできる環境づくりをしましょう。

今を楽しむ

待ち遠しい赤ちゃんですが、いざ生まれるとこれまでとガラッと環境が変わり、赤ちゃんのお世話に追われる日々が続きます。
自分の時間は持てないので、今のうちに自分の時間を楽しんでおくのもおすすめです。

ショッピングやDVD鑑賞などもゆっくりできなくなります。

出産予定日を超過しても出てきてくれないと、リスクなどが頭をよぎり不安でいっぱいになってしまうかもしれませんが、ゆったりとした気持ちでママさんが自分のために使える時間を有意義に使いましょう。